古着の購入を補助する「エシカル手当」が開始1年で全従業員の70%以上が利用
PR TIMES / 2023年5月24日 14時45分
若い世代の「古着ブーム」が追い風に
食品ロス削減のため、一般の流通網では捨てられている「規格外野菜」の定期配送サービス「ロスヘル」を展開するエクネス株式会社(代表取締役社長:平井康之、本社:福井県鯖江市、以下当社)は社員・パートの環境保護への意識を高めるために、古着などの購入を支援する「エシカル手当」を昨年5月に導入しました。導入から1年経ち、大変好評を博していおり、全従業員の約70%が利用するまでに成長したことをお知らせします。
福利厚生「エシカル手当」とは
「エシカル」とは英語で「倫理的」という意味で、「エシカル消費」とは地球環境や、人、社会に対して配慮されたものを購入することです。昨今、SDGsが注目を集めるなかで、特に脚光を浴びています。
当社の「エシカル手当」は古着の購入費や会社が指定したエシカルなブランドの服の購入費、 服のクリーニング代や修繕費などに対して、毎月5,000円 まで支給するというものです。
この制度により「できるだけ服を長く、大事に着る」という意識を高め、服の生産にかかる環境負荷を減らそうという意識を全社的に高めることを目指しています。
多くの服が捨てられ、環境負担となっている現状
環境省の「ファッションと環境」調査によりますと、1990年と2019年を比較した場合、衣服の購入量は横ばいであるにも関わらず、供給される量は1.7倍に増えています。
現在、家庭から焼却・埋め立てられる衣服の量は年間約48万トン。平均すると1日あたり大型トラックで130台分の衣服が処分されている計算です。リユースの拡大によって、処分される衣服の量を減らすことは、まさに喫緊の課題なのです。
そんな中、フードロス削減事業を行い環境問題に向き合う当社では、持続可能なファッションへの取り組みを応援するため、「エシカル手当」を導入しました。
ファッションの環境問題について子どもにも伝えていきたいとの思いから、本人の服だけでなく、家族の服の購入費用も支給対象としています。
今、若い世代に古着ファッションが世界的人気
一時は人気を博したファストファッションですが、大量生産されたものなので、画一的な製品が多くなっています。
ですが、古着、特に1990年~2000年代の製品は上質な素材を贅沢に用いながらも、前衛的なもの、個性的なデザインのものが多くあります。「ファッションで自分の個性を表現したい」という若者たちに、熱狂的な人気となっています。特に2000年代のファッションは「Y2Kファッション」と呼ばれ、世界的なブームになっています。
さらに空前の物価高もリユース人気に追い打ちをかけています。上がり続ける「新品」の価格と比べて、古着の価格は上昇していません。若い世代にとって、古着は物価高時代の「賢い選択」でもあるのです。
こうした世界的な状況も追い風となって、若い社員が圧倒的に多いベンチャー企業の当社で「エシカル手当」が「社内の一大ブーム」となっているのです。
「エシカル手当」利用社員の例
エシカル手当を毎月、必ず利用しているという当社の社員は、元々新品の洋服を毎月2万円以上購入していたそうです。
ですが、「誰かが一度着た」古着には抵抗があり、買うのはすべて新品。ですが、このエシカル手当をきっかけに、廃棄される服の環境に与える影響について考えるようになりました。そして、これまで着ていた新品を買うのをやめ、古着を着るようになったのです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/53840/13/resize/d53840-13-b06a3d3a2a8d692a712d-0.jpg ]
古着を着て出社する当社社員
今後の展開
今後は環境に関心を持つ企業の輪を広げるために「エシカル手当」を導入する賛同企業を募集し、団体としても活動する計画です。
私たち会社一つの力は小さなものですが、さまざまな企業と連携して一人一人の行動を変えることで、地球温暖化を止めるために環境負荷が少ない社会を連携して作っていきたいと考えています。これからも当社では環境に配慮したさまざまな取り組みを進めてまいります。
当社が環境保護のために「規格外野菜」販売を始めた背景
代表・平井の祖父は農家を営んでいました。不恰好な形の野菜も多かったのですが、食べてみるとすごく美味しかった記憶があります。一方、自宅周辺の畑をみると、食べるのにまったく問題のなさそうな野菜が「形が不揃い」「少し小さい」といった理由だけで捨てられていました。
起業にあたり、何を成し遂げるべきか。そのとき子どもの頃に見た、「あの風景」を思い出したのです。「もったいない野菜」をなんとかしないといけない。これまでの流通網では廃棄されるはずの野菜を安価に販売できれば、農家の収益性も高まり、祖父のように農業を諦めなくても済みます。
こうして「規格外野菜」の定額制販売サービス「ロスヘル」が生まれたのです。この事業で2030年までに食品ロスを10万トン削減したい。その目標に向かって、当社は日々、邁進しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/53840/13/resize/d53840-13-5187c0a1c17be5bc05cf-1.jpg ]
会社概要
エクネス株式会社
所在地: 〒916-0037 福井県鯖江市上河端町36-4-3 2階
代表取締役CEO:平井康之
URL : https://www.exness.co.jp/
ロスヘルHP:https://losshelp.jp/
記事に関する問い合わせ先
電話番号:080-7085-6735(広報担当 北川桃子)
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