we+とNUNOによる京丹後の「糸」をめぐる展覧会『KYOTO ITO ITO 』堀川新文化ビルヂングにて10月5日(木)より開催
PR TIMES / 2023年9月12日 12時45分
『KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threadsー理想の糸を求めて』|会期 10月5日(木)~30日(月)| 会場 堀川新文化ビルヂング(京都市)
堀川新文化ビルヂング(京都市/運営 大垣書店)では開館2周年を記念して、同館ギャラリースペースのNEUTRALにて、we+とNUNOによる京丹後の「糸」をめぐる展覧会『KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threadsー理想の糸を求めて』を10月5日(木)より開催します。
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「理想の糸」ってなんだろう。
リサーチによる独自のアプローチをおこなうデザインスタジオwe+は、テキスタイルデザイナー須藤玲子が率いるNUNOの布づくりを手がかりに、その答えを求めて京丹後を旅しました。そこで出会ったのは、日々の営みのなかに存在する手仕事の偉大さと、これからのものづくりのヒントです。本展は須藤のクリエーションを支える重要な産地のひとつである京丹後で営まれる、養蚕・製糸・製織といった絹織物の生産の現場を訪れたwe+が、見て、触れて、感じたことを追体験していただくものです。会場でお渡しするルーペを片手に「糸」によって紡がれる豊かな世界をお楽しみください。
‖展示のみどころ‖
01 気鋭のデザインスタジオ we+ による展覧会ディレクション
本展の展覧会ディレクションを担当するのは、リサーチと実験に基づいた独自の表現活動で国際的なアワー ドの受賞も相次ぐwe+ 。近年、ものづくりにおけるトレーサビリティが重要なテーマとなるなか、私たちの暮らしに欠かせないテキスタイルが織りなす「糸」がどこから来て、どのようにつくられているかを独自の視点で明らかにします。
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(画像)養蚕から手掛ける安田織物の桑畑を訪ねるwe+
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(画像)創作工房糸あそびの織機の解説を聞くwe+
02 「糸」で紐解く京都のテキスタイルの魅力
世界でも類をみない豊かな染織文化を持つ京都。その優れた絹織物が生まれる背景には、卓越した「糸」の存在がありました。本展ではwe+が訪問した6つの染織工場の仕事を、素材、道具、 映像などを通じて紹介することで、京都のテキスタイルの魅力をつくる「糸」の秘密に迫ります。
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(画像)民谷螺鈿の螺鈿を裁断してつくられた糸 裁断は中島裁断所がおこなう
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(画像)京丹後の特徴である撚糸加工をほどこす撚糸機 田勇機業にて
03 NUNOによる新作シルクテキスタイルを初公開
日本各地の職人、染織工場と協働で布づくりを続ける須藤にとっても京都は特別な産地です。本展にあわせて須藤とNUNOのメンバーが、京丹後であらたにデザイン・開発した絹織物の新作が初公開されます。 各工場の織り機や得意とする仕事の特徴を熟知する須藤ならではの「糸」あしらいがつくりだすテキスタイルの魅力をお楽しみください。
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(画像)上野和広《天気図》2023年
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(画像)須藤玲子《花瓶》2023年
*展示のみどころ画像 撮影:村瀬健一
‖プロフィール‖
ウィープラス / we+
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リサーチと実験に立脚した手法で、新たな視点と価値をかたちにするコンテンポラリーデザインスタジオ。林登志也と安藤北斗により2013年に設立。日々の研究から生まれた自主プロジェクトを国内外で発表しており、そこから得られた知見を生かしてさまざまな企業や組織のプロジェクトを手がける。Dezeen Awards / Emerging Design Studio of the Year Public Vote(英)、EDIDA / Young Designer of the Year Nominee(伊)、日本空間デザイン賞金賞他受賞多数。作品はドイツのVitra Design Museumなどに収蔵されている。www.weplus.jp
須藤 玲子 / Reiko Sudō
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1953年茨城県石岡市生まれ。株式会社 布 代表。東京造形大学名誉教授。日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術を駆使し、新しいテキスタイルづくりをおこなう。作品は、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ロサンゼルスカウンティ美術館、ビクトリア&アルバート博物館、東京国立近代美術館など、世界の名だたるミュージアムに収蔵されている。2022年第11回円空大賞受賞。主な書籍に『日本の布(1~4)』(MUJI BOOKS 2018, 2019)、『NUNO : Visionary Japanese Textiles』(Thames & Hudson 2021) など。www.nuno.com
‖展覧会概要‖
展覧会名|KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threadsー理想の糸を求めて
会期|2023年10月5日(木)~ 10月30日(月)※会期中無休
開館時間|10:00~19:00 ※10月18日(水)は18:00まで
会場|堀川新文化ビルヂング 京都市上京区皀莢町(サイカチチョウ)
※タクシーご利用の場合は堀川中立売を目指してお越しください。
入場 無料
お問い合わせ|075-431-5537(NEUTRAL 10:00-19:00)
WEBサイト|horikawa-shinbunkabldg.jp (堀川新文化ビルヂング )
主催|NEUTRAL(運営 株式会社大垣書店)、we+、NUNO、京都府
協賛|荒川技研工業、HAKUTEN、木内酒造、HOTEL CANATA KYOTO
展覧会ディレクター|林登志也・安藤北斗(we+)
企画協力|大垣書店、文化星人
グラフィックデザイン|we+
会場構成・テキスト|we+
映像制作|村瀬健一
テキスタイルデザイン|須藤玲子、上野和広、真柴純、高重織衣(NUNO)
参加事業者|柴田織物、創作工房糸あそび、民谷螺鈿株式会社、田勇機業株式会社、宮眞株式会社、安田織物株式会社
協力|黒谷和紙協同組合、丹後織物工業組合、中島裁断所
※最新情報および詳細は堀川新文化ビルヂングのWEBサイトをご覧ください。
‖オープニングイベント‖
10月4日(水)
内覧会 --14:00~16:00 プレスおよび関係者
ギャラリートーク-- 16:00~17:30
展覧会ディレクターのwe+の林登志也と安藤北斗が、テキスタイルのデザインを手掛けた須藤玲子、製作を担当した京丹後の染織事業者との対話を交えながら、本展の成り立ちやみどころについてお話しします。
出演:we+ 林登志也・安藤北斗 /NUNO 須藤玲子/京丹後の染織事業者の方々
定員:50名(申し込み制 先着順)
参加費:無料
レセプション--18:00~20:00 一般(入退場自由)
‖トークイベント‖
10月18日(水)--19:00 ~ 20:30
「理想の糸を求めて」
we+とNUNOが本展のテーマ「糸」に注目したのは昨年の10月、この堀川新文化ビルヂングで『KYOTO nuno nuno』展を開催していた時のことです。その時展示されていた林雅之さんの写真によって、テキスタイルを構成する、まるで生きているかのような糸の存在に気付かされたのです。そこから一年、この展覧会が誕生するまでのメイキングストーリーと、これからも続くプロジェクトの展望について本展の企画メンバーが揃ってお話しします。
出演:we+ 林登志也・安藤北斗 /NUNO 須藤玲子/NEUTRAL 大垣守可
定員:50名(申し込み制 先着順)
参加費:無料
※イベントへのご参加には、いずれも申し込みが必要です。(レセプションを除く)
詳細は堀川新文化ビルヂングのウェブサイトをご確認ください。
https://horikawa-shinbunkabldg.jp/
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関連情報
NUNO展覧会情報
1983年に誕生したNUNOは今年で創設40年を迎えます。節目となる今年、以下の展覧会でもNUNOの活動をご覧いただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
□ 須藤玲子:NUNOの布づくり
会場|丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(丸亀)
会期|2023年10月8日(日)- 12月10日(日)
URL|www.mimoca.org
□展示で巡る須藤玲子の布づくり~NUNOの世界へホップ・ステップ・ジャンプ!~
会場|美郷町学友館(秋田)
会期|2023年10月28日(土)- 12月3日(日)
書籍『須藤玲子:NUNOの布づくり』10月8日(日)発刊予定
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丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催される展覧会のスタートにあわせ、書籍『須藤玲子:NUNOの布づくり』が10月8日(日)に発売されます。展覧会の内容を中心に豊富なビジュアルで須藤の40年間の布づくりに迫る本書は、須藤とNUNOの活動を包括的に紹介する第一級の資料であると同時に、NUNOのテキスタイルを貼り込んだ美しい装丁は、ビジュアルブックとしてもお楽しみ頂けます。なお本書のアートディレクションはwe+が手掛けました。
タイトル | 須藤玲子:NUNOの布づくり
出版社|大垣書店
アートディレクション|we+
言語|日本語・英語(バイリンガル)
ページ数|160ページ
サイズ|27×17cm
予価|3960円(税込)
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