ほくつうとIIJ、水稲栽培のスマート農業システムで連携を開始
PR TIMES / 2024年12月2日 12時45分
-- より多くの水田で、水管理プロセスの効率化と栽培管理の品質向上が可能に--
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119599/13/119599-13-3447f2dbfe1bc062b5c1f9c96ab611ff-600x80.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社ほくつう(代表取締役社長:早川信之、所在地:石川県金沢市)と株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、代表取締役 社長執行役員:勝栄二郎、本社:東京都千代田区)は、IIJのスマート農業システム「IIJ水管理プラットフォーム for 水田」と、ほくつうの水田水管理省力化システム「水(み)まわりくん」をシステム連携させ、両システムの販売拡大に向けて相互協力することで合意しました。今回のシステム連携により、水位・水温計測からデータ分析、給水制御までの水管理作業を自動化・効率化し、両社のシステムの強みを活かして農作業の負担軽減と栽培管理の品質向上が可能になります。
今年度両社は、千葉県白井市の圃場で水稲栽培のスマート農業の実証実験を共同で行い、実際の水田水管理プロセスにおける両社製品の動作検証を経て、今回のシステム連携に至ったものです。
- IIJ水管理プラットフォーム for 水田:https://www.iij.ad.jp/biz/iot-agri-paddy/
- 水(み)まわりくん:https://www.hokutsu.co.jp/agri/spec/index.html
IIJの「IIJ水管理プラットフォーム for 水田」は、水田の水位と水温を測定するIoTセンサーを活用して水田の水管理を効率化するシステムです。水田センサー「MITSUHA」が取得したデータをLoRaWAN(R)を使った無線通信でクラウドに送信して蓄積し、スマートフォンなどで確認できます。一方、ほくつうの水田水管理省力化システム「水(み)まわりくん」は、農業用の自動給水機で、スマートフォンなどから遠隔で給水装置を操作でき、給水時間や給水量の管理が行えます。「水(み)まわりくん」は多様な給水環境に対応しており、簡単な工事で設置することができます。
今回の両社システムの相互連携で、「水(み)まわりくん」に対応する給水装置を利用する水田では容易に両社のシステムを導入することが可能になります。また、すでに一方のシステムを利用している農家の方がもう一方のシステムを組み合わせることで、ICTによる水管理の範囲を手軽に拡張することが可能です。
今後両社は、IIJが提供している気象データや農作物の発育指数(DVI:DeVelopment Index(※1))、WAGRI(※2)などのデータを活用する機能拡張を視野に、より高品質な栽培管理が行えるよう技術開発を進めてまいります。
※1 発育指数(DVI): 稲の生育との環境要因の関係性を数値化したものです。水田の水温や日平均気温を1日あたりの稲の発育量に変換し、その値を移植日から積算します。
※2 WAGRI: 気象や農地、収量予測など農業に役立つデータやプログラムを提供する公的なクラウドサービスです。詳しくは https://wagri.naro.go.jp/ をご覧ください。
システムの連携イメージ
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/119599/13/119599-13-c730315d7a1d1883fb5bd2546601a801-567x461.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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