国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)における「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」に採択
PR TIMES / 2021年9月30日 11時0分
専門性の高い介護人財の知見・観点を「教師データ」として新たな「介護業務支援システム」を開発AIを活用したBPSD要因・予兆検知を通じて、ご入居者様のさらなるQOL向上実現へ
株式会社ベネッセスタイルケア(本社:東京都新宿区、以下「ベネッセスタイルケア」)及びベネッセスタイルケアの社内シンクタンク「ベネッセ シニア・介護研究所」は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」)の令和3年度「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」(以下「本事業」)に採択されました。
本事業は、「介護施設や在宅等の介護現場のニーズやオペレーションの全体像を適切に把握し、介護現場の生産性向上や、介護の質の向上、高齢者の自立に資する、ロボット介護機器の改良及び開発を支援」(AMED公募要領より)するもので、ベネッセスタイルケア及びベネッセ シニア・介護研究所は、「AIによるBPSD(認知症に伴う行動・心理症状)要因及び“いつもと違う”予兆検知を通じ真の生産性向上を実現する介護業務支援システムの開発」を研究開発課題として取り組んでまいります。
※令和3年度「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」の採択課題について
※AMEDサイト https://www.amed.go.jp/koubo/12/02/1202C_00002.html
ベネッセスタイルケアのテクノロジー活用の目的
ベネッセスタイルケアのテクノロジー活用の目的は、高齢者向けホームのご入居者様のQOL(生活の質)向上です。介護現場をテクノロジーで支え、「その方らしさに、深く寄りそう」よりよいサービスを提供することを目指しています。
“介護×テクノロジー”の最初の取り組みとして、ベネッセスタイルケアでは、介護現場のサービススタイルを変革する介護・看護記録プラットフォーム 「サービスナビゲーションシステム」を、2017年に自社開発しました。現在は、全国約340のホームで導入し、16,000名を超えるご入居者様へのサービスに活用しています(2021年9月時点)。このシステムは「スタッフの業務をよりクリエイティブなものへと導く(=ナビゲーションする)」もので、スタッフの“気付き”を促し、“行動”を変えるきっかけとなることを目指しています。一定期間におけるご入居者様の体重の変化や、お一人おひとりの様々な留意点など、サービスナビゲーションシステムが知らせてくれる情報を踏まえてスタッフがサービスを行うことを通して、ご入居者様のQOL向上の実現に向けて取り組んでおります。
[画像: https://prtimes.jp/i/15992/14/resize/d15992-14-6fc65685872d4e54b82f-0.jpg ]
本事業における取り組み(予定)
本事業においては、ベネッセスタイルケアの介護人財の専門性の高い知見・観点を「教師データ」としてAIを活用し、BPSD(認知症に伴う行動・心理症状)の要因と、ご入居者様の“いつもと違う”予兆を検知するシステムの開発に取り組みます。これにより、ご入居者様のご状態やご要望等をより適切なアセスメントで捉えることができ、ケアに活かしていくことで、ご入居者様のQOL向上及びスタッフの人財育成につなげていきます。介護業務の本丸とも言えるテーマに真正面から取り組むことこそが、真の生産性向上につながると考えています。
また、本事業は株式会社ベネッセホールディングス(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長COO:小林 仁、以下「ベネッセ」)の支援も得ながら推進してまいります。
ベネッセが2020 年11 月に発表した「新中期経営計画FY2021-2025」では、介護事業領域で『ベネッセ版センシングホーム開発』『専門性開発を軸とした人財育成』などのテーマを掲げております。また、ベネッセはDX 推進の取り組みをさらに加速させるため、2021 年春からグループ内DX 推進のための新たな組織体制Digital Innovation Partners(以下「DIP」)を構築しています。
具体的には、サービスナビゲーションシステムの情報やセンサー機器等で得られたデータを、ベネッセスタイルケアの高い専門性を持った人財とベネッセのDIP人財が共同で分析していくことで、ご入居者様のさらなるQOL向上につながるシステムの実現に向けて、グループ一体となって取り組んでまいります。また、社内シンクタンク「ベネッセ シニア・介護研究所」によるシステムの効果検証等も経ながら、将来的にはシステムの社会実装を目指しております。
(参考) これまでの開示情報
「サービスナビゲーションシステム」の詳細:
■ベネッセメソッドで介護現場の未来を変える サービスナビゲーションシステムの導入
https://www.benesse-hd.co.jp/ja/ir/library/ar/2019/focus/service.html
■介護現場のデジタル化がめざすケアサービスの質向上。お一人おひとりに深く寄りそうために。
https://www.benesse.co.jp/brand/category/care/20210222_1/
■ベネッセホールディングス紹介動画「サーナビ編」
https://youtu.be/rUx9kGQfAv8
ベネッセグループの DX について
https://www.benesse.co.jp/digital/
ベネッセホールディングス 新中期経営計画 FY2021-2025
https://pdf.irpocket.com/C9783/BYOH/gLgt/NOtl.pdf
※「新中期経営計画 FY2021-2025」P22:介護事業『特色のあるホームづくり ベネッセ版センシングホーム開発』『専門性開発を軸とした人財育成』
本内容に関するお問い合わせ
ベネッセ シニア・介護研究所 TEL 03-6836-1075
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