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うつや発達障害があるLGBTの就職を支援したい。「日本初のLGBTフレンドリーな就労移行支援事業所(障害福祉サービス)」開所に向けた、クラウドファンディングを開始。

PR TIMES / 2021年5月28日 13時45分

障害福祉サービス利用時にLGBTの90%が困難やハラスメントを経験。課題解決に向け、LGBTのキャリア支援を行うReBitが、就労移行支援事業所の設立を目指します。

認定NPO法人ReBit(東京都新宿区、代表理事:藥師実芳)は、5月28日(金)に、LGBTなど多様性にフレンドリーな就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリア」の開所に向けたクラウドファンディングを開始します。




就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリア」とは?


[画像1: https://prtimes.jp/i/47512/14/resize/d47512-14-562108-1.png ]

「ダイバーシティキャリア」は、これまで3500人以上のLGBTなどマイノリティのキャリア支援を行ってきた、認定NPO法人ReBit(以降、ReBit)が開所を目指す、障害者総合支援法に基づく就労移行支援です。
なお「就労移行」とは、一般企業での就職や仕事で独立することを目指す障害者の方の、本人に合った職場への就職・定着を目的として行われる、障害福祉サービスの1つです。

ダイバーシティキャリアでは、「ちがいをもつ誰もが、自分らしい働き方を探す」という想いを基に、利用者の皆さんの就職を全面サポートします。

◎HP:https://diversitycareer.org/


なぜ、うつや発達障害があるLGBTの「働く」を応援したいのか


[画像2: https://prtimes.jp/i/47512/14/resize/d47512-14-880253-0.png ]

2013年より、ReBitは「LGBTも自分らしく働ける社会」を目指し、キャリア支援や、企業啓発、支援者育成に励んできました。

そのなかで、LGBTでうつや発達障害ももつ「複合的マイノリティ」の人たちからも、たくさんの相談を受けてきました。



[画像3: https://prtimes.jp/i/47512/14/resize/d47512-14-161592-10.png ]


◎職場で、同期にゲイであることをアウティング(暴露)されて、周囲からネタにされるように。眠れなくなり、精神科でうつの診断を受け、退職。療養し症状が安定してきたので、就職活動をしようと考えています。でも、精神障害がある自分が、安心して働ける職場があるのかなあ。相談できる場もなく心配です。(ゲイ)

◎中学では「オカマ」といじめられて、不登校に。通信制の高校を卒業後、現在はいわゆる引きこもり状態です。就活に向けて一歩踏み出したいですが、トランスジェンダーでかつ発達障害がある私は、どこにも採用されないのではと不安です。(トランスジェンダー女性)


LGBTと精神障害は親和性が高い。しかし、約9割が就労移行利用時に困難やハラスメントを経験。



LGBTは社会の状況などからメンタルヘルスが悪化しやすく、同性愛者や両性愛者の25%、トランスジェンダーの35%がうつを経験(※1)。
LGBT×障害がある「複合的マイノリティ」となりやすい状況があります。


うつや発達障がいがある人たちも自分らしく働くために、障害福祉サービスの役割は大きいです。
しかし、「複合的マイノリティ」はマイノリティ性と障害の双方を安心して伝えられる場が少なく、困りごとの根幹を相談できなかったり、福祉サービスを安全に利用でいないことも。
実際に、LGBTの約9割は就労移行支援事業所で、セクシュアリティ(性のあり方)による困難やハラスメントを経験したといいます(※2)。

[画像4: https://prtimes.jp/i/47512/14/resize/d47512-14-867188-8.png ]

◎就労移行の職員に、「LGBTへの理解がある企業に就職したい」と伝えると、「職場でゲイだなんて言わない方がいい」と言われました。自分自身を否定されたように感じ、利用できなくなりました。(ゲイ)

◎就労移行の見学に行ったら「男女で分けれているトイレしないから」と利用を断られました。また、同じような対応をされるのではと不安で、福祉サービスにアクセスできずにいます。(トランスジェンダー女性)


だから今、日本初のLGBTフレンドリーな就労移行を立ち上げ、LGBTと障害福祉の架け橋に。


[画像5: https://prtimes.jp/i/47512/14/resize/d47512-14-551141-6.png ]

だからこそ、LGBTを含めたちがいをもつ誰もが、自分らしい働き方を探せる場を創りたい。
そんな想いから、一人ひとりの多様性(ダイバーシティ)を大事にする就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリア」の開所を目指します。
ここでは、障害をもつLGBTを含めた「複合的マイノリティ (障害だけではないさまざまなマイノリティ性をもつ人たち)の就職支援のプラットフォームになれたらと考えています。



クラウドファンディングの概要


[画像6: https://prtimes.jp/i/47512/14/resize/d47512-14-540095-2.png ]

本プロジェクトの初年度経費は4,200万円、収入と差し引き、赤字が1,450万円と想定しています。
なお、2年目以降は利用者の増加により黒字経営を見込んでいますが、初年度は設備投資や支援内容の開発投資等により大幅な赤字です。ぜひ、設備投資や運営費用として300万円を活用させていただきたく思います。

・クラウドファンディングURL:https://rebitlgbt.org/diversitycareer_campaign
・実施期間:2021年5月28日(金)~ 2021年7月28日(水)
・目標金額:3,000,000円


認定NPO法人ReBit代表理事 藥師実芳(31歳)の想い


[画像7: https://prtimes.jp/i/47512/14/resize/d47512-14-165596-3.jpg ]

私自身、トランスジェンダーで発達障害(ADHD)があります。


前職でADHD特有のミスや、トランスジェンダーであることによるハラスメントが重なり、メンタル不調になった際、「ああ、相談できる人も場もない」と感じたひとりでもあります。

これまで3500名を超えるLGBTのキャリア支援を行うなかで、「あの頃の私」とたくさん出会いました。複合的マイノリティであることで、求職時にハラスメントを受けたり、やっとの想いでつながった福祉サービスが安全に利用できなかったり、それらのことで生きること自体に絶望し、亡くなった仲間もいます。

そして、コロナ禍でその困難や困窮の状態がどんどん加速していくことを肌身で感じるなか、自分たちができることを模索し続けた結果、「LGBTと障害福祉の架け橋になれたら」と考えています。

今回のクラウドファンディングを成功させて、障害福祉分野を切り口として、LGBTと福祉の架け橋となれる事業に成長できるよう精一杯取り組みたいと考えています。ぜひ、ご支援を何卒よろしくお願いします。


認定特定非営利活動法人ReBit(りびっと)概要


[画像8: https://prtimes.jp/i/47512/14/resize/d47512-14-408683-4.jpg ]

LGBTの子ども・若者特有の困難解消と、多様性を包摂する社会風土の醸成を通じ、LGBTを含めた全ての子どもがありのままで大人になれる社会の実現を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3月認可)。
企業・行政・学校などで1300回以上、LGBTやダイバーシティに関する研修を実施。また、マイノリティ性をもつ就活生/就労者等、約3500名超のキャリア支援を行う。2016年より、ダイバーシティ&インクルージョン推進をテーマとした国内最大級のキャリアカンファレンス「RAINBOW CROSSING」を運営する。
◎公式HP:https://rebitlgbt.org/

※1:特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ、国際基督教大学ジェンダー研究センター(2015)「LGBTに関する職場環境アンケート」
※2:ReBit(2020)「LGBTや性的マイノリティの就労移行支援事業所利用に関する調査」





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