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市場価格と連動したV2Hの自動制御技術を活用したEVの充電シフト実証実験を開始 経済産業省・資源エネルギー庁「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」

PR TIMES / 2021年11月10日 20時15分

~4つのAI予測を基にEV充電を最適化、IoTテクノロジーを用いてV2H機器の自動制御を実現~



Press Release
報道関係者各位
2021年11月10日
アークエルテクノロジーズ株式会社

市場価格と連動したV2Hの自動制御技術を活用したEVの充電シフト実証実験を開始
経済産業省・資源エネルギー庁「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」
~4つのAI予測を基にEV充電を最適化、IoTテクノロジーを用いてV2H機器の自動制御を実現~

 「カーボンニュートラルデジタルパートナー」として、デジタルイノベーションで脱炭素化の実現を目指す Climate Tech(クライメートテック:気候変動テック)※1企業のアークエルテクノロジーズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:宮脇良二、以下 「当社」)は、2021年6月に採択された経済産業省・資源エネルギー庁の実証事業「令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金(ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業)※2」の実証実験を11月より開始します。
 昨年度の同実証事業で提供を開始した電力卸取引市場連動型ダイナミックプライシング適用の電力メニューに加え、今年度はダイナミックプライシングと V2H ※3を組み合わせ、充放電の最適制御をAIで自動化する技術を開発しました。この技術開発により、V2Hと電動車(EV)を接続しておくだけで、電力の市場価格が安い時間帯にEVの充電が行われるだけでなく、高い時間帯には市場からの電力購入を制限しEVから家庭等に電力が供給されるといった制御を自動で行うことが可能になります(今年度より、充放電設備導入事業※4が追加となり、V2H(充放電設備)の購入費/工事費が補助の対象となります)。

※1Climate Tech(クライメートテック:気候変動テック)とは
CO2排出量の削減または地球温暖化の影響への対処に焦点を当てた技術のこと
※2令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業に関する情報
https://sii.or.jp/dp03/
※3 V2H (Vehicle to Home)とは
EV充電器の機能に加えて、Vehicle(車)からHome(家)へ、EV(電気自動車)に充電された電力を家庭等に供給することが可能な充放電設備
※4充放電設備(V2H)導入事業
https://sii.or.jp/dp03/uploads/R3DP_PR.pdf

[画像1: https://prtimes.jp/i/58244/14/resize/d58244-14-be3c620dd3d7af1976b2-0.png ]

▲実証事業の全体像


■実証実験の概要
 今年度の実証実験では、ダイナミックプライシングとV2Hを組み合わせ、4つのAI予測を基に数理最適化の手法を用いて最適な充放電時間を計算し、計算結果を基にIoT機器による制御を通じてEVへの充電とEVに充電された電力の家庭等への供給(放電)を自動で最適化します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/58244/14/resize/d58244-14-4d82105d8c198a23fad3-1.png ]


▲実証実験で活用するテクノロジー


 今回開発した4つのAI予測を基に最適な充放電時間を計算し、充放電を制御することで、太陽光発電の有効利用を最優先しながら、電気料金が安い(=炭素フリーな)時間帯は不足分の電力を市場から購入し、EVへの充電を行い、電気料金が高い時間帯はEVに蓄電した電気を使用することで市場からの電力の購入を抑制します。
最適な充放電時間を計算するための4つのAI予測
1. JEPX実績価格と気象情報等を基にした「JEPX価格予測」
2. 太陽光パネル発電実績と気象情報等を基にした「太陽光発電予測」
3. 電気利用実績と気象情報等を基にした「消費電力量予測」
4. EV走行履歴とEV充電残量等を基にした「EV稼働予測」


[画像3: https://prtimes.jp/i/58244/14/resize/d58244-14-ab452b36afa60fda257e-2.png ]


▲最適化された充放電制御のイメージ


■アークエルテクノロジーズ株式会社 代表取締役 宮脇良二のコメント
[画像4: https://prtimes.jp/i/58244/14/resize/d58244-14-85b1065832850e9e16b9-3.png ]

カーボンニュートラルに向けて重要な考え方の1つに「セクターカップリング」があります。我が国でもこれから再生可能エネルギーの導入が加速しますが、その際必ず余剰な再生可能エネルギーの問題が顕在化します。我々が今回開発したテクノロジーはその余剰になる再生可能エネルギーをモビリティセクターとカップリングする非常に有効なソリューションと考えています。今年度の実証事業でデータを取得し、1日も早い市場投入に向け、そのテクノロジーを磨いて参ります。

プロフィール
1998年にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社し、2000年以降はエネルギー業界向けのコンサルティング業務に従事。2010年9月に電力・ガス事業部門統括に就任。2018年にアクセンチュアを退社し、2018年8月、代表取締役としてアークエルテクノロジーズ株式会社を創業。エネルギー企業の自由化戦略、デジタル化戦略領域のトップコンサルタントとして講演・寄稿、九州・アジア経営塾指導パートナー(2011年~現在)、スタンフォード大学客員研究員(2018年9月~2019年8月)、早稲田大学商学部講師(2021年)等の教育/研究活動にも従事。2021年、富山県再生可能エネルギービジョン改定検討会議 専門委員に就任。

■アークエルテクノロジーズ株式会社概要
「カーボンニュートラルデジタルパートナー」をミッションとして、「脱炭素化プラットフォームサービス事業」、「DXコンサルティング事業」等のサービスを提供しています。脱炭素化社会に向けては、化石燃料から再生可能エネルギーにシフトすることが重要である一方、再生可能エネルギーは変動が大きく余剰になることも多いという課題があります。そのため、当社はテクノロジーを活用し、クリーンエネルギーを柔軟に利用することができる社会システムの構築を進めています。また、ビーチクリーンや植樹活動を通じて、企業の営利活動と社会貢献が共存する、新しい世代の会社経営を目指します。

社名:アークエルテクノロジーズ 株式会社
代表取締役社長 :宮脇良二
設立:2018年8月1日
社員数:30名
本社所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号 Fukuoka Growth Next
東京事務所:東京都渋谷区恵比寿西1丁目2番1-702号
事業内容:
 Aakel Energy: 脱炭素化プラットフォームサービス事業
 Aakel Digital: DXコンサルティング事業
HP:https://aakel.co.jp/

[画像5: https://prtimes.jp/i/58244/14/resize/d58244-14-fa60fa68e79700addcad-4.jpg ]


【本件に関するお問い合わせ先】
アークエルテクノロジーズ株式会社 広報担当 淵田・執行
TEL:092-732-7551 MAIL: pr@aakel.co.jp

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