第11世代 Intel(R) Core(TM) プロセッサーを搭載した3.5インチSBC「MIO-5375」&Pico-ITX SBC「MIO-2375」を発表
PR TIMES / 2021年3月25日 13時15分
産業用コンピュータの分野において世界トップシェアのアドバンテック株式会社(Advantech Co., Ltd. 本社:台湾台北市/日本法人:東京都台東区、以下アドバンテック)は、最新の第11世代 Intel(R) Core(TM) プロセッサーを搭載した3.5インチSBC (シングルボードコンピューター) 「MIO-5375」、Pico-ITX SBC「MIO-2375」を発表しました。
これらの製品は、AI演算能力が大幅に向上しており、ドローンや無人搬送車(AGV)・自動移動ロボット(AMR)、ファクトリーオートメーション、医療デバイス、交通機関のモニタリングシステム、スマートシティなどに最適な組込みシングルボードコンピューター製品です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/73476/14/resize/d73476-14-238692-3.jpg ]
dGPUカードを追加することなく、卓越したAI推論能力を実現
最新規格である「第11世代Intel(R) Core™プロセッサ(開発コードネーム:Tiger Lake)」は、新たな製造プロセスルールである「10nm SuperFin」を使用した「WillowCove CPUマイクロアーキテクチャ」、そして、前世代と比較してCPU性能が20%、GPU性能が2倍アップしながらも、消費電力と投影熱を抑えることに成功した、「Iris Xe(R)グラフィックスアーキテクチャ」で構成されています。 また、最大96個の実行ユニット(768シェーディングユニット)によって、コスト・電力・熱出力を節約するdGPUカードを追加することなく、SoCやボードに卓越したAI推論パフォーマンスを提供することが可能です。
幅広いアプリケーションに組込みが可能な「高い互換性」
アドバンテックのSBC製品は、産業デバイス業界に特化することで、最新テクノロジーと最高の信頼性の両立を実現した「高互換性な I / O」を特長としています。
その中でも、「MIO-5375」は、無人搬送車(AGV)や自動移動ロボット(AMR)などのファクトリーオートメーション市場に特化したSBC製品です。主な特長として、広範囲な電源入力(12-24V)や、WWAN / LPWANを用いたワイヤレス拡張接続で、工場内での電源レールや他のモビリティ機器との統合を容易に行うことが可能です。また、PCI Express Gen.4により、高速PCIe SSDシステムで全体の性能を向上、さらに、USB Type-Cで高速な通信(20 Gbp)を実現しています。
また、「MIO-2375」は、Pico-ITX規格のボードにLPDDR4xメモリをオンボードされており、「コンパクト・頑丈・軽量(500g未満)」を兼ね備えたSBC製品です。どちらの製品も広範囲な動作温度(-40~85°C)に対応しており、堅牢なアプリケーションに組込むうえで最適なアプリケーションです。
Board Intelligence
「Board Intelligence」とは、アドバンテックの組込みコントローラー製品である「EIO-201 / 211」上に確立された独自の管理ソフトウェアです。アウトオブバンド管理(サーバーのOSが起動していない状態や、ローカルコンソール、ネットワークといった通常の経路が応答しない場合に、代替のリモート管理経路を提供する機能のこと)で監視や制御などの操作が可能で、また、CPUやチップセット、OSからソフトウェアが完全に独立しているため、柔軟性が高く、ペイロードも極めて低負荷なのが特長です。
こうした機能の中でも、注目すべき機能が「ブート保証機能」です。「Board Intelligence」では電源シーケンスやBIOSとの同期を制御するため、電源の不安定性、シリコンシーケンスのマージン、BIOSの不具合などを監視することができ、シャットダウンすることでシステム保護・再起動を行うことが可能です。また、WindowsやLinuxなどのOSと高い互換性を持つ統合APIやユーティリティも提供し、ソフトウェアの開発・プラットフォームの移行・アップグレードを簡単に行えます。
さらに、「Edge AI Suite」(アドバンテック独自のIntel(R) OpenVINO™標準添付ソフトウェア)を用いれば、AIがビジネスへどのようなメリットをもたらすのか実際に体験することができます。 このソフトウェアは1クリック3分でインストールが可能で、デモ用のAIプラットフォームが自動的にセットアップされます。Edge AI Suiteは、たくさんのエッジ環境デバイスをリモートで24時間監視・管理する必要がある方へ、メンテナンス作業を大幅に削減、リモートでも更新を行えるので、セキュリティの脆弱性を常に防ぐことができます。どのソフトウェアも「MIO-5375」「MIO-2375」へバンドルでインストールすることができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/73476/14/resize/d73476-14-649814-4.jpg ]
Tiger lake3.5インチシングルボードコンピュータ MIO-5375
クアッド/デュアルコア搭載第11世代Intel(R)Core™ Tiger lake プロセッサー、TDP 15W / 28W
最大64GBのデュアルチャネルDDR4-3200をオンボード
4台の同時ディスプレイ表示が可能:LVDS / eDP / HDMI / DP / USB Type-C
2x GbE、4x USB3.1、CANバス、DC-12-24V入力
拡張:M.2 Eキー / Bキー / Mキー(NVMeをサポート)、MIOe
Board Intelligence、software APIs、WISE-DeviceOn、Edge AI Suiteをサポート
[画像3: https://prtimes.jp/i/73476/14/resize/d73476-14-769998-5.jpg ]
Pico-ITXシングルボードコンピューターMIO-2375
クアッド/デュアルコア搭載第11世代Intel(R)Core™ Tiger lake プロセッサー、TDP 15W
IBECCを備えた最大32GBのLPDDR4x-4267をオンボード
eDP&DPで2台の同時ディスプレイ表示が可能、最大8K解像度
2x GbE、2x USB3.2、2x USB2.0、2x UART、I2C
M.2 Eキー / ナノSIM Bキー / PCIe Gen.4 NVMe SSD Mキー(オプション)
Board Intelligence, software APIs, WISE-DeviceOn, Edge AI Suiteをサポート
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
dynabook R9レビュー - 最新のCore Ultraプロセッサを搭載した「AI PC」の存在意義を考える
マイナビニュース / 2024年5月6日 6時0分
-
アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC
ITmedia PC USER / 2024年4月24日 17時30分
-
アドバンテック、産業向け第14世代 インテル Coreプロセッサ搭載PCの販売開始
PR TIMES / 2024年4月24日 12時15分
-
コンガテック、インテル Core i3 および Intel Atom X7000R プロセッサー(コードネームAmston Lake)搭載の新しい SMARCモジュールをリリース
PR TIMES / 2024年4月18日 11時45分
-
インテル(R) Core(TM) i3 N305プロセッサを搭載したシングルボードコンピュータを発売
PR TIMES / 2024年4月12日 14時40分
ランキング
-
1「日本国債」の紙くず化がとまらない…雪だるま式「借金地獄」から日本が抜け出せない根本原因【経済のプロが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月11日 11時15分
-
2コーヒー豆高騰の背景に…中国でブーム“悪魔のフルーツ”、ピザや火鍋にも【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月10日 21時10分
-
3朝ドラ登場の食堂モデル、岐阜の五平餅店が閉店へ…「寂しい」全国から名残惜しむファン足運ぶ
読売新聞 / 2024年5月10日 15時8分
-
4ヨーカドーの跡地が「世界最大級の無印良品」に…過疎地の商業モールを復活させた「社会的品揃え」の魅力
プレジデントオンライン / 2024年5月11日 9時15分
-
5【閉園騒動から再出発】「ラブライブ!聖地」水族館、新社長が語った苦悩「従業員は大量解雇」「マイナスからのスタートです」
NEWSポストセブン / 2024年5月10日 19時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください