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大阪大学 LIPS 拠点と MEMORY LAB が大学の研究成果利活用のための取り組みを実施し、実証実験に成功

PR TIMES / 2024年12月3日 14時0分

研究情報のオープンアクセスに向けてサービス展開



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89876/14/89876-14-9ef07d69ac1f41135826a2431d3134c4-2171x1183.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


大阪大学フォトニクス生命工学研究開発拠点(Life Science Innovation by Photonics :以下、大阪大学 LIPS 拠点(プロジェクトリーダー:同大学院工学研究科 藤田克昌))と株式会社 MEMORY LAB(本社:東京都渋谷区、代表取締役:畑瀬研斗、以下、「MEMORY LAB」)は、大学における産学連携および University Research Administrator(URA)の課題解決に向けた実証実験に成功いたしました。そしてこの度、 MEMORY LAB は、大学の研究成果利活用のためのサービス「Memory AI for ACADEMIA」を提供開始したことをお知らせします。この取り組みは国が推進するオープンサイエンスの理念に基づき、研究成果の共有・公開を通じて、研究活動の加速と新たな知識の創造へ寄与するものです。
MEMORY LAB では、今後、当サービスを全国的に展開し、企業との連携を加速させることで研究成果の活用体制を強化して参ります。


取り組みの背景

- オープンサイエンスへの施策ニーズ

オープンサイエンスは、論文のオープンアクセスや研究データの共有(オープンデータ)を推進し、研究活動を加速させるとともに、さらなる知識の創造を促す取り組みです。政府のオープンサイエンス推進政策に沿って、全国の大学や研究機関では、オープンアクセス方針や研究データポリシーに基づくビジョンの策定が進められています。
- URA の役割と課題

本サービスは、大学や研究機関における研究資源の導入促進や研究活動の企画・マネジメントに従事する URA(University Research Administrator)にとって重要な役割を果たします。 URA は、研究者および事務職員と連携し、研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化を支える専門職です。しかし、膨大な学内の研究情報が整理されず、ニーズや社会課題に合うような共同研究者の選定や研究案の策定に膨大な人的・時間的なコストがかかるため、研究情報へのアクセスを阻む原因となっています。

- Memory AI for ACADEMIA とは

MEMORY LABでは、これまで開発・提供を進めてきた Memory AI をアカデミア向けに再編成しました。URA の事務員がこれまで莫大な時間をかけて整理してきた研究者の過去の研究情報・実績や、大学内の研究ポートフォリオの整理、さらに大学内の異分野を連携した共同研究案の可能性分析まで提供可能です。今後は、各大学の研究情報により多くの人がアクセス可能な状態にし、これまで眠っていたような研究情報が共同研究や大学発ベンチャーのような形で、適切に利活用されるよう、開発を進めています。
- 実証実験の目的と期待される成果

今回の実証実験は、URA が直面する課題を解決し、オープンサイエンスの推進を後押しするための具体的なステップとなります。本実証実験を通じて、研究成果の迅速な共有と活用が可能となり、研究者の活動がさらに活性化されることを目指しています。

実証実験の内容

- 論文の分析

これまでに大阪大学が発表した論文を Memory AI for ACADEMIA で分析した結果、生物・医学領域と化学・工学領域に強みがあることがわかりました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89876/14/89876-14-6f14ea0225182aa12dc2f98f1d95a4ba-499x313.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


- 共同研究マッチング

論文分析の結果を受け、医学系の研究者と工学系の研究者をランダム(注:大阪大学 LIPS 拠点により抽出)に組み合わせ、Memory AI for ACADEMIA で共同研究のテーマを創出できるか実験しました。その結果、非公開で進められている共同研究のテーマが導出され、共同研究のアイディエーションにかかる時間を大幅に短縮することに成功しました。さらに、組み合わせる研究者の人数を増やし、より多くの研究テーマの創出を行いました。今後は大阪大学に所属する全研究者に対象を増やし、新規のアイディアの自動創出、ひいては研究の促進を図ります。
- 今後の展望について

大阪大学 LIPS 拠点では、生命科学のより広範囲なニーズやフォトニクスを中心とした技術シーズに対して、この AI システムを活用することによって新たな研究課題や社会実装課題の創出を進め、社会への貢献を続けてまいります。
MEMORY LAB では、公的な研究機関、大学などに多く眠る技術シーズに関する情報に企業がアクセスしやすくすることで、研究領域におけるリソースの活性化だけでなく、企業による技術の社会実装を促進します。今後とも、より多くの大学との連携を進め、研究開発を取り巻くエコシステムを改善していきます。


大阪大学 LIPS 拠点について

大阪大学 LIPS 拠点は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の共創の場形成支援プログラムの援助を受け、『ひとりひとりが健やかに輝く、いのちに優しいフォトニクス社会』を拠点ビジョンとして掲げ、ビジョン実現のためにフォトニクスを軸とした医工連携/医工融合研究を実施し、その成果を社会実装、普及させることを目標として活動しております。共同研究、コンソーシアム活動や地域団体との連携を通した参加を受け付けております。
大阪大学 LIPS 拠点 HP URL:https://lips.parc.osaka-u.ac.jp/


株式会社 MEMORY LAB について

株式会社 MEMORY LAB は『科学の叡智を社会へ』をミッションに掲げ、世界の研究開発のハブとなることを目指す技術調査におけるリーディングカンパニーです。独自の AI アルゴリズム(自然言語処理*特許)を用い、研究開発の中核を担う調査の障壁を取り除くことで、誰もが科学技術にアクセスできる世界を創ります。現在はエンタープライズ向けに、新規事業・研究開発に特化したテクノロジーリサーチ『Memory AI』の提供に向けて開発を進めております。膨大な論文情報、特許情報、市場情報を独自のデータベースに搭載しており、通常約半年から一年以上かかる調査を最短一週間に短縮することができます。


会社概要
社名:株式会社 MEMORY LAB
所在地:東京都渋谷区神宮前 6 丁目 23 番 4 号桑野ビル 2 階代表取締役:畑瀬 研斗
設立日:2021 年 7 月
資本金:51,961,644 円(2024 年 02 月 01 日 現在)
会社 HP URL:https://www.memorylab.jp


<本件に関するお問い合わせ>
大阪大学 フォトニクス生命工学研究開発拠点事務局
TEL:06-6879-4835
E-mail: lips@parc.osaka-u.ac.jp
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89876/14/89876-14-c958d7e9787a244cef153c74b4c5d5f7-1582x586.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89876/14/89876-14-4fcbc3a1ac5f52ca27f3079fa4db948b-1455x481.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89876/14/89876-14-de8b0070e3c8493d72a6096ce2079f8f-1553x573.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89876/14/89876-14-3f90f88fb0d9a9a041378a48f353e69f-1553x573.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



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