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【北海道白糠町】今秋公開!映画『シサㇺ』の舞台裏撮影を支えた町の人々だけが知る、制作秘話を初公開!

PR TIMES / 2024年6月26日 13時40分



2024年9月13日に公開される映画『シサㇺ』は、アイヌと和人の歴史を壮大に描いた歴史スペクタクルです。この映画の多くは白糠町で撮影され、町民の皆さんがさまざまな形で関わっています。公開を前に、映画を陰から支えた白糠町の人々にお話を伺いました。町全体が一丸となって作り上げた映画『シサㇺ』の制作秘話や、現場の雰囲気、アイヌ文化にまつわる興味深いエピソードなどをたっぷりとお届けします。
▶白糠町note  https://note.com/_shiranukacho/
今観るべき映画『シサㇺ』のストーリー
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(C)映画「シサム」製作委員会

江戸時代前期。北海道の南西部に位置する松前藩は、アイヌとの交易品を主な収入源としていました。松前藩の藩⼠の息子、孝⼆郎(寛一郎)は兄、栄之助とともにアイヌとの交易で得た品を他藩に売る仕事をしていました。ある夜、使用人の善助の不審な行動に気付き、栄之助は善助に殺されてしまいます。兄の敵討ちを誓った孝⼆郎は善助を追って蝦夷地へと向かいますが、アイヌとの出会いを通じて、大切なことに気づいていきます。
白糠町の人々の反応は?熱気に包まれた試写会
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舞台挨拶の様子中尾浩之監督(左)佐々木ゆかさん(中央)、平野貴大さん(右)


完成した映画はいち早く白糠町の人々へと届けられ、2024年3月31日、白糠町社会福祉センターで行われた試写会には、町民や関係者約300名が集まりました。会場は熱気に包まれ、主演の平野貴大さんの軽快なトークで大いに盛り上がりました。

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平野さんの軽快なトークに会場がどっと沸く瞬間も。

監督の中尾浩之さんからは、「脚本を読んで、この作品は今作るべきだと確信しました。町民の皆さんのおかげで無事に完成しました。本当にありがとうございました」と感謝の意が述べられると、観客からは「壮大な歴史の物語で、今を生きる私たちにも考えさせられる素晴らしい作品」と絶賛のコメントが寄せられました。
映画制作を陰から支えた白糠町の4人の人物
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白糠町役場 保健福祉部介護福祉課長 吉田昌司さん

制作陣からは、「福祉課の全員に感謝していて、頭が上がらない。映画の恩人である」と言われるほど、映画制作に尽力した白糠町役場 保健福祉部介護福祉課。課長である吉田昌司(よしだまさし)さんにお話を伺いました。吉田:アイヌのお祭りや施設、そして生活という部分では、福祉課が担当しているので、映画のことも福祉課で対応することになりました。我々は、映画の調整役といったところでしょうか。制作陣からの要望を可能にするためにはどうしたらいいか……と、あれこれ調整しました。例えば、アイヌの伝統的なマレク漁(独特な道具を使用して鮭を獲る)のシーンのために鮭を用意したり、エキストラが足りない分を職員で調整したり、毎日幅広く対応しました。撮影期間中は、役場の職員約180名が一丸となって手伝ったといっても過言ではないと思います。地域に慣れていない人がたくさん撮影でやって来るということで、細かなお世話も福祉課で行いました。毎日のお弁当の配達はもちろん、商工会女性部、漁協女性部、農協女性部、女性ボランティアクラブの方々に頑張っていただき、現場での炊き出しも行いました。一番人気があったメニューは、ジンギスカン。現場もいい香りが漂って、とても喜んでいただけましたよ。
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セットに使うヨシは刈っても刈っても足りない。「本当に大変だった」と当時を思い出す吉田さん。

吉田:一番大変だったのが、ヨシという植物を刈ること。アイヌが住むチセ(家)のセットに使われます。「やれる人がやる」と決めて、通常業務を終えてからヨシを刈りに行きました。2022年の春から1年間かけて行った作業です。町のいたるところに生えているものだったので、「映画のためだ、みんなでやるか!」という話になりました。しかし、いざやってみたら本当に大変でした(笑)。刈っても刈っても足りない。遠くから見るといっぱい生えているように見えるけど、近くに行ったらスカスカだったりして、やってもやっても追いつかないんです。手作業でやっていたら、埒が明かない。草刈り機でやってみたら、絡まったり折れてしまったりでうまくいかない。結局、手作業に戻りました。採ったあとには長さを揃えたり表面の皮を取り除いたりと、仕分け作業も待っています。最終的には時間が足りず、残念ながら全てを揃えることはできませんでしたが、セットの半分くらいは福祉課で揃えることができたと思います。
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自らエキストラ出演もした吉田さん(右)。鉄砲を持って何度も走り、映画撮影の大変さを身をもって体感したという。

吉田:完成した映画を観て思うことは、今こそアイヌ文化を手本にしなければならない部分があるということ。人との関わり方や、食べ物も必要以上に獲らないとか。映画を観ると、地球にやさしい生活をしていたんだなということが分かると思います。そもそも、映画のテーマにアイヌを取り入れてくれたことがうれしく、アイヌの人も実際に喜んでくれている。そして町自体も盛り上がったというのが、私の一番うれしいところです。白糠町には、『アイヌ文化活動施設 ウレシパチセ』や『白糠アイヌミュージアム ポコロ』といった、アイヌを学べる施設がありますし、この映画をきっかけにぜひお越しいただいて、アイヌの歴史に触れていただければなと思っています。



鋭い感覚で意見を出し、心から映画を愛した人物
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白糠町役場 保健福祉部町民サービス課生活環境係 谷口加奈さん


プロット(ストーリーのあらすじ)の段階から映画に携わり、鋭い感覚でさまざま意見を出しながら、積極的に出演もしたというのが、白糠町役場 保健福祉部町民サービス課生活環境係の谷口加奈(たにぐちかな)さん。谷口:当時のメールを見返してみると、ファンの感想のようで(笑)、プロットの確認というよりも感想を綴ったような内容です。映画を作っていく段階のものを見せていただくということは、なかなかできない経験なのでとても感激しました。初期のプロットと脚本完成までの変遷を拝見させていただいたのですが、同じキャラクターでも、立ち位置や動きが大きく変わっていき、推敲を重ねていくことでより良いものが作られていくという過程を目の当たりにし、普段は見ることができない脚本家さんの努力の一端を知ることができました。
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自身の気持ちを確かめながら語る谷口さん。映画や町への愛が伝わって来る。


谷口:完成した映画も拝見しまして、主人公の孝⼆郎がこんな姿でこんな風に活躍しているのかと、とても感動しました。最終的に俳優さんたちの演技で肉付けされていき、こんなにも奥の深い映画に仕上がったのかと思うと、言葉では表せないほど感激しました。映画を作ると聞いたとき、“派手で壮大なエンターテインメント映画”といった華やかなイメージを受けたのですが、実際に完成した映画は、しっかり地に足のついた考えさせられる深い映画になったと感じました。
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アイヌの衣装を着て仲間と記念写真。エキストラの衣装やメイクも細部にまでこだわっていることを知り、ワンシーンにかける手間と時間にとても驚いたのだとか。


谷口:私もアイヌの女性役でエキストラ出演していまして、暗い川を松明で照らしています。このシーンでは、アイヌ独自のマレク漁というものを行うのですが、白糠町に住んでいながら自分も初めての経験でした。アイヌの方がやり方を教えてくださって、一緒に川に入って色々とお話することもでき、非常に貴重な体験になりました。監督さんなどスタッフの皆さんは、撮影のため長期間白糠町に滞在していたので、町のことを褒めていただけることも多く、町民としてもうれしかったです。実は私の実家が町内で『はまなす』というレストランを営んでいて、「あのメニューおいしかったよ」と声を掛けていただくこともありました。我が町でスケールの大きなことがなされているというのも感激でしたし、地元の歴史に沿った内容になっているというのも、町にとっての大きな財産になると思います。映画では、アイヌと和人それぞれに信じるものがあって、正しいと思うことをやった結果、争いが起きてしまいます。これは、現代にも通ずるものがあると思います。昔の話やフィクションとして観るのではなく、今の私たちの生活にも重ねて観ていただきたいし、おそらくご覧になった方々は、色々と感じていただけるのではないでしょうか。私は、この映画をきっかけに、アイヌの問題や関連のニュースにも興味を持つようになりました。この映画が、他のみなさんにとっても同様のきっかけになると信じています。


アイヌを未来に伝え続ける 映画のキーマン
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白糠アイヌ文化保存会 会長 磯部惠津子さん

この映画では、リアルなアイヌの生活を垣間見ることができます。その中でも興味深いのは、やはり「食」。当時のアイヌ料理を再現したのが、白糠アイヌ文化保存会 会長磯部惠津子(いそべえつこ)さんです。
磯部:実は、アイヌがテーマの映画を作ると聞いたとき、本当かな?と疑いました。正直、最初はピンと来なかったのですが、制作の方々が来てお話をしていくうちに、これは素晴らしいことだと思いました。私もせっかくアイヌに生まれてきたのだから、「残していかなければいけない、忘れられたら困る」と思っていたので、そういう意味で、この映画は大チャンスだと思いました。これは一生に残る記念すべき映画だと思います。なんといっても、ご先祖様が喜ぶと心から思いました。映画では、再現料理の担当をしていますが、ふきの剥き方や鮭の捌き方にはじまり、かじか汁や、鮭のオハウ(汁もの)などを作りました。かじか汁っていうのは、魚自体に味があってお出汁もよく出ます。つまり、とてもおいしい。一度食べたら忘れられなくなる味なんです。この辺では、“鍋壊し”とも言われていて「もうなくなっちゃったか」と鍋の底を突っついてしまうので、そう呼ばれているんです。魚のどこの部位を誰が食べるかというのも、意味があり決まっています。映画の中で、かじか汁が出てきたらぜひ注目してみてください。
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磯部さんと娘さん、そしてお孫さんと3世代に渡りエキストラ出演をしており、娘さんは、なんとセリフのある役だったのだとか!

磯部:料理もそうですが、映画にはアイヌの教えが散りばめてあって、それらの意味を事前に知っておくといいかもしれませんね。例えば鮭を獲ったあとに頭を叩くのですが、これにも意味があります。動物でも魚でも、獲ったら中途半端にしてはいけない。すぐに命をいただかないと苦しむでしょう? 命をいただいたからには、絶対に粗末にしないんです。それは昔からの教えです。また、鮭が獲れたあとに踊るのは、神様や命に対する奉納舞踊なんです。そのほか料理以外にも、衣装のことや小道具のこと、刺繍の模様など、細々した確認やアドバイスなどもやっていました。約2か月間、映画のことばかり毎日やっていましたよ。
試写を観終わったあと、「すごくいい映画だな」と感じました。シサㇺという言葉は、アイヌ語で「よき隣人」という意味なのですが、この映画を日本全国の人に観ていただいて、アイヌはこうだよというのを知ってほしいです。アイヌは争わない。もし何か揉め事が起きたら、エカシ(長老)同士が三日三晩かかっても話し合い、そこに裁判官的な存在の人を立て「もうよし」というまで対話します。これは、アイヌ語で“ウコイタック”といって心から話し合うという意味。アイヌは言葉で戦うんです。そして、 困ったときは皆が助け合う。優しさ……というより、当たり前のことですよね。いつどこで何をしていても恥ずかしくない生き方をしなさいと教えられて私も生きています。これがアイヌの教えです。
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未だに映画スタッフとやり取りが続いていると語る磯部さん。いかに映画と町が一丸となったのかが分かるエピソードだ。

磯部:キャストやスタッフさんは、皆さん仲良くしてくださって、撮影期間は、一緒に飲んだり食べたりして本当に楽しかったです。今は、白糠町に来てくれたキャストの方々の活躍を見るのがとてもうれしくて、まるで自分の子どもがテレビに出ているような気持ちになりますね。それがまた居酒屋などで話題になって、みんなで「昨日出たね」なんて盛り上がっています。撮影が終わっても、映画はずっと心の中で輝いています。



安全かつ円滑に。現場を守り抜いた正義の人
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白糠町議会議員 池村美博さん

映画の企画から携わり、「アイヌと和人の橋渡し的な存在」と云われる白糠町議会議員の池村美博(いけむらよしひろ)さん。映画では企画やキャスティングにも携わり、映画の全てを知る人物です。
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とてもパワフルな池村さん。発想力と行動力で映画を無事完成まで導いた。歌手CDや商品デザインなど全国から依頼のある書家でもあり映画の題字も手掛けた。

池村:「いわれなき差別の誤解をなくそう」と、ボランティアで35年くらいさまざまな活動をしています。今回、アイヌを題材にした映画ということもあり、制作側にも学んでいただくべきことが多くありました。一緒に道内を回ったりしてアイヌを正しく知っていただき、いよいよ撮影開始というところで、新型コロナウイルスが世界的に大流行し、制作がストップしてしまいました。しかし、そのため制作陣の勉強時間がすごくできた。脚本家の尾崎将也さんは、何度も書き直して大変だったと思います。そういった経緯もあって、映画の完成までに5年かかりました。だからこそ、思い入れがあります。実は、映画の題字や、エンドロールに流れるキャストの名前も私が書いています。アイヌは文字を持たないため、日本語として読めるけどアイヌ文様に見えるようにという難しい発注でしたが、自分で編み出して書きました。文字に魂を入れて書いています。
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撮影現場を守る池村さん。にこやかな表情だが、毎日必死だったそう。



池村:映画の撮影でとても大変だったのは、熊の存在です。山の中で撮影をしたので、当然熊が出没する可能性が出てくる。実は、台本の最後のページには、“熊が出たときの対処法”が書かれています。猟友会の方にお願いしようと思っていたのですが、日没になったらもう鉄砲を撃つこと自体が禁止。そのタイミングで帰っちゃうんです。夏だったとしても17時までですね。キャストやスタッフが100人現場の山の中に入ったとして、撮影の終了がだいたい20時。まず俳優さんが帰って、残り80人。21時くらいになったらようやく半分くらい帰る。ただ、大道具さんは最後まで仕事があって残っているんです。どうしても最後の10人とか5人とかが危ない。というのも、熊は人が多くいるところには出ないから。当然、最後はライトとかもなくなるわけで、周囲は真っ暗。時間にすると、21時から22時がとても危ないんです。ならばということで、私が熊の対策をしました。ライトのついたヘルメットをかぶり、手には懐中電灯。笛と大きなナタを持ち、警棒も持参。そして爆竹も用意しました。その姿を見た農家の人に、「熊退治にナタ!?金太郎じゃあるまいし!なんぼ強くても無理でしょう!」と大笑いされました。しかし、誰かがやらないといけないんです。正直、ストレスはすごかったです(笑)。結局、熊は出ずに終わったので、本当によかったです。

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現在『白糠アイヌミュージアム ポコロ』では、シサㇺ完成記念特別展を開催中。撮影で実際に使用した衣装や小道具など、映画の世界観そのままに並んでいる。

池村:日本の中で、「アイヌ」という言葉を知っている人はいても、その歴史や文化まできちんと知っている人は、1割くらいしかいないんじゃないかな。9割の人は知らない。「で、実際アイヌってどうなんですか?」という感覚なのではないでしょうか?この映画では、私やアイヌ、そして監督や脚本家がじっくりと語り合いながら、アイヌの文化も丁寧に描いています。自然を大切にすること、必要以上に獲らないこと、みんなで分け合って助け合って生きていくこと。今、SDGsへの関心が高まっていますが、アイヌがとっくの昔にやっている。とても素敵な文化ですよね。映画としては、歴史スペクタクルになりますが、同時にアイヌ文化の入門編という役割になったらいいなと思っています。この映画を通して、アイヌの文化や知恵など世界中の人に興味を持ってほしいなと願っています。今回、町全体がイオル(アイヌの伝統的生活空間)という考えの下、町中が一丸となって頑張りました。白糠の町で映画の世界を体験していただけるようなことも企画中です。映画を観終わったら、ぜひ聖地巡礼も楽しんでいただきたいと思っています。



今の時代に観るべき、壮大な歴史スペクタクル映画
『シサㇺ』 2024年9月13日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開監督:中尾浩之  脚本:尾崎将也
出演:寛一郎 / 三浦貴大 和田正人 坂東龍汰 平野貴大 サヘル・ローズ 藤本隆宏 山西惇 佐々木ゆか 古川琴音(特別出演)/ 要潤 / 富田靖子 / 緒形直人
制作プロダクション:P.I.C.S. 配給:NAKACHIKA PICTURES  
PG12 (C)映画「シサム」製作委員会HP:sisam-movie.jp
X (旧Twitter) :sisam_movie

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