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ザイリンクスとBarco Silex、IBC 2012でビデオオーバー IP の開発を容易にするAll Programmable ソリューションとデザインサービスを発表

PR TIMES / 2012年9月13日 13時26分



FPGA を使ったプラットフォームの柔軟性が、放送機器OEM 企業の「未来の変化に耐える」次世代 IP ベース システムの市場投入時間を短縮


ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 9 月 6 日 (米国時間)、IBC 2012(ホール 10、スタンド #10.B25)において、ビデオオーバー IP ソリューションの開発を容易にするため協力関係を結ぶことを発表した。具体的には、ザイリンクスの All Programmable FPGA および SoCに対応したハードウェア検証済み IP、リファレンス デザイン、システム インテグレーション サービスを組み合わせた総合的なプラットフォームの形を取る。両社の新たな動きによって、放送機器の OEM 企業は製品開発を加速するとともに、既存の製品と開発中の製品に最新のビデオオーバー IP 機能を加えることができる。

ザイリンクスのブロードキャストおよびコンシューマー セグメント マーケティング担当ディレクター、ベン ラニヤン(Ben Runyan)は、「放送事業者がIP を利用したインフラに移行するプロセスは複雑です。業界の各種標準が流動的であり、そのうえ機器メーカーには新しい標準を実装し標準の変化に対応するというプレッシャーがあるからです。今後、機器メーカーは、『未来の変化に耐える(future proof)』 IP ビデオ ソリューションを開発するた
めの『ワンストップショップ』と言うべき総合的なFPGA ベースのプラットフォームを利用できることになります。機器メーカーはザイリンクスの7 シリーズ FPGA が持つ再プログラム性によって各種標準の変化に対応できるだけでなく、プログラマブルなプラットフォームによって製品の開発時間を短縮し、革新的な機能に集中することができます」と述べている。

Barco SilexのCEO、 ティエリ ワッテニエ (Thierry Wattenye) 氏は、「今回の協力関係は両社の強みを活かしたもので、明らかに放送機器OEMメーカーのメリットになるはずです。メーカーは、重要な標準、仕様、プロトコルの変化に対応できる新しい IP ベースのビデオ ソリューションについて、開発時間を短縮する必要があるからです。Barco Silex とザイリンクスは共同して、ハードウェア検証済みIP とリファレンス デザインとを組み合わせたまさに最高のプラットフォームをメーカーに提供し、さらにこれを広範なシステム インテグレーション サービスとデザイン サービスで補完していきます」と述べている。

最初のプラットフォーム製品はザイリンクスの 28nm 7 シリーズのフィールドプログラマブル ゲートアレイ (FPGA) を使ったもので、このシリーズは3つの新しいファミリからなり、低コストの普及用途からきわめて要求の厳しいハイパフォーマンス用途まで、全体としてOEM 企業のあらゆるシステム要件に対応可能である。7 シリーズのデバイスはザイリンクスのターゲット デザイン プラットフォーム (TDP) におけるプログラマブル シリコン部分となり、放送機器の OEM 企業は製品のイノベーションと差別化に集中することができる。

今回の協力において Barco Silex の第一の役割はシステム インテグレータとなることである。特に、Barco Silex がザイリンクス (SMPTE 2022、SMPTE SDI、Ethernet MAC) と Barco Silex (JPEG2000) の多彩なIP コアの統合を担当するため、パートナー企業は共有メモリシステムと複数のビデオストリームの同時処理につきものの問題を特定し解決することができる。ザイリンクスと Barco Silexが、このような課題へのソリューションをシステムレベルのリファレンス デザインに組み入れることで、顧客企業は製品の市場投入時間を大きく短縮できる。

また放送機器の OEM 企業も、Barco Silex の提供する広範なデザインサービスを利用することができる。たとえば、追加のチャンネルや機能が必要な場合、要件に合わせてデザインを調整したい場合、あるいは、製品開発プロセスをさらに加速したい場合である。

この共同プラットフォームは各種ビデオインターフェースの統合、プロセッシングおよびコンプレッション コアの統合、さらには複数のビデオオーバーIP プロトコル標準 (SMPTE2022 および IEEE 802.1 Audio Video Bridging) の統合によって製品デザインの時間短縮に役立つ。さらにこのプラットフォームはビデオオーバー IP の複数のチャンネルの統合を可能にし、それによって各ラックユニットに収容するチャンネル数を大幅に増やすことができる。 こうしてチャンネル密度を高めることでスペースを節約すれば全体のシステムコストも抑えられ、また同じ数のチャンネルを密度の高いアーキテクチャでサポートできるため、デバイス数やカード数を少なくし、消費電力も抑えられる可能性がある。

このプラットフォームは多彩な製品に適しているが、特に適しているのは次の製品である。
・ビデオオーバー IP ブリッジ
・ルータ、プロダクションスイッチャ
・エンコーダー

■Barco-Silexについて
Barco Silex は、エンジニアリングサービス、カスタムハードウェア・ソフトウェア開発、そしてIPのリーディングカンパニーである。業界の継続的な技術革新により、Barco Silexは競合優位のポジションを保っている。Barco Silexのビデオコーディング、暗号化、セキュリティ、メモリコントローラ分野でのカスタムシステム向けデザインハウス(ASIC, FPGA, DSP, ボード)としての歴史は1991年からである。 Barco Silexは、製品のライフサイクル全体を通した継続的なサポートを提供する。

Barco Silexの提供するさまざまなIPコアに関する詳細な情報は
barco-silex@barco.com にメールするか、
ウェブサイト www.barco-silex.com を参照されたい。

■ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境および IP と共に提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。

※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。


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