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FPTソフトウェア 自動運転技術の開発を強化

PR TIMES / 2017年11月3日 13時1分

FPTグローバルオートモーティブ事業本部・オートモーティブエンジニアの開発による特別な車両が、FPTソフトウェア ホーチミンキャンパスを時速25キロメートルで安定走行しました。走行中、車両は自動的に車線に沿って左右に動くことにより車線維持を行い、道路上の対象物を検知、さらに自動ブレーキをかけたり、障害物を避けて走行したりしました。



2017年10月31日に行われた、FPTグローバルオートモーティブの発表会において、自動運転車研究開発プロジェクトの始動から1年を経て、自動運転車分野における第一歩となる成果を収めることができました。

自動車線維持、車線に沿っての左右方向への車両制御、機械学習を用いた道路上の障害物検知や道路横断、自動ブレーキや障害物回避などの技術により、FPTソフトウェアの自動運転車は0~5で表される6段階のSAEレベルの中で、自動運転レベル2を目指しています。
(レベル0:自動運転の機能が全く無い一般的な車、レベル5:完全に自動運転が実現した未来の車)
[画像1: https://prtimes.jp/i/17750/15/resize/d17750-15-298420-0.jpg ]

ソフトウェア面では、走行経路計画、ビヘイビオーラル クローニング、ライダー、ディープラーニングなど,、FPTソフトウェアが研究している、最先端技術を車両に応用/適合しました。ハードウェアに関しては、FPTグローバルオートモーティブでは得意としておりませんので、テスラ / Google / メルセデスなどが導入しているシステムと同等の、NVIDIA (Jetson TX2と1080 Ti)のハードウェア、ZEDのカメラをベースとした相応の完成度を持ったソリューションを活用しました。
機械系はロボット運転システム向けに開発され、ステアリング部分が現時点では完成しています。また、ブレーキ部分は現在はテスト中、アクセル部分に介しては最後に開発する予定です。(ブレーキシステムと同様の原理)

テストデータによりハンドル角度を測定した際には、理論的にはAIによるものと普通自動車との差は1度未満とされますが、実際の効率は天候、物理的摩耗、処理時間、PIDなどの他の客観的要素にも左右されます。そのため、実際のテスト環境下での結果では、FPTグローバルオートモーティブがテスト開発した車両と普通自動車との差は約3度未満という結果でした。
[画像2: https://prtimes.jp/i/17750/15/resize/d17750-15-780049-1.jpg ]

FPTグローバルオートモーティブのオートモーティブエキスパートであるファム・クアン・ヴィエトによれば、車両の成熟度は学習時間によるといいます。通常、車両の学習データは約100万枚の画像と100時間以上の連続走行のデータに相当します。FPTグローバルオートモーティブが開発するシステムの学習データは、GPU 1080 TiとJetson TX2という共にNVIDIAのものを使用し、NVDIA GPUとディープラーニングの専門技術により習得しています。ディープラーニングのアルゴリズムも、NVIDIAやその他の世界的な自動運転車開発企業の研究により調整されたモデルをベースにしており、完全にGPUで走行することができます。

総合的にみて、このレベルであれば、FPTグローバルオートモーティブが開発したシステムは、工場やキャンパスなどの小規模な場所を時速20~25キロで走行することが可能です。実際の運用に際しては依然として多くの試験時間を費やす必要がありますが、複雑度の低い交通状況、明確な車線といった条件の下で、高速道路を高速走行する車両の運転補助には応用ができます。今後、FPTグローバルオートモーティブは対象物認識の精度向上や高速走行時の処理速度向上などの技術を磨くことに力を入れていきます。

初期段階で得られた今回の成果は、1種類のセンサーである有力なカメラによるものです。次の段階では、ライダーセンサー技術を装備することにより、車両の自動運転レベルは著しく向上すると考えております。
[画像3: https://prtimes.jp/i/17750/15/resize/d17750-15-662582-2.jpg ]

FPTグローバルオートモーティブ事業 本部長グエン・ドック・キンは、次のように述べました。「ソフトウェアと技術ソリューション企業という立場であるFPTは、自動車を実際に製造すること、自動車メーカーや自動運転車ソフトウェアの分野の企業と競争するなどということを目指してはいません。しかし、この初期のテスト結果を通して、FPTは各社の状況を見守るだけではないということは言えます。近い将来、自動運転技術を装備した車両にFPTの開発したソフトウェアやソリューションが導入されるでしょう。」

今日の人工知能の著しい発展は、世界の多くの一流自動車企業を無人運転の分野への投資に強く導いてきました。しかし、この分野の開発の90%がソフトウェア関連であることから、そこへ参入することに関しては、従来の自動車メーカーだけではなく、ソフトウェア企業の参入も数多く進んでいます。

チャンスを掴むべく、FPTソフトウェアは、自動車技術をはじめとする、様々な最新技術の投資や研究開発に力を入れてきました。FPTソフトウェアは、この分野で日本、韓国、欧米の20社のお客様向けに150のプロジェクトを実施し、自動車技術ソリューションの研究開発分野への投資を強化し、OEMやTier1の部品メーカーを含む自動車関連の世界の一流企業と協業をしてきました。

2016年、FPTソフトウェアは自動車分野の技術ソリューション研究開発を専門に行う事業本部として、FPTグローバルオートモーティブを設立し、同事業において、2020年には売上2億ドル、社員数8,000人を目指しています。このロードマップの中で2018年には、FPTグローバルオートモーティブにおいて、コンピュータービジョン、画像処理、AI、自然言語などのカテゴリで、約1,000人のエンジニアを必要としています。

また、この自動運転技術分野における人材創出のため、FPTソフトウェアは、FPTコーポレーションが開催する自動運転車プログラミングコンテスト「クオック・ドゥア・ソー」とも連携しています。この「自動運転車プログラミング」をテーマとした2017-2018年のコンテストに参加したチームは、屋外の光を模した環境の下で点線の車線上を走行し、固定の障害物を回避して、基本的な交通標識を認識することが求められます。予選を通過した80人の学生が、組み込みプログラミング講座、ラボ講義・実習、そしてFPTソフトウェアで展開中の自動化関連のプロジェクトでのトレーニングに参加することができます。

「クオック・ドゥア・ソー」コンテストは2016年より、ベトナムの学生らの学習意欲向上を図り、彼らに自動運転技術分野の最新技術を学習してもらうことを目的とし、FPTコーポレーションが開催しています。2016-2017年のコンテストには、「無人運転車」をテーマに開催され、ベトナム全国26の大学から500人の学生が参加しました。
詳細は以下の動画をご覧ください。
https://youtube.com/watch?v=s5PWbEwhwzU
(本編ベトナム語、英語字幕翻訳)

FPTソフトウェアについて
FPTコーポレーションは、売上高18億USドル、社員数3万人を超える、ベトナム最大手IT企業です。FPTソフトウェアは、FPTコーポレーションの子会社であり、FPTジャパンはFPTソフトウェアの日本法人です。CMMIレベル5やISO 27001認証を取得し、日本、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ベトナム及びアジア太平洋諸国におけるデリバリーセンターより、アナリティックスやIoT、クラウド、モビリティ、QAテスティング、レガシーマイグレーション、アプリケーションサービス、組込みシステム、パッケージ実装及びBPOサービスをグローバルに提供致しております。FPTソフトウェアは、サービスの更なる品質向上を目指してR&Dに注力し、全世界450社以上のお客様にサービスを提供してきました。提供先の内50社以上は、フォーチュン500にランクインの製造、半導体、ヘルスケア、ユーティリティ、金融サービス、衛星テレビなど様々な分野の企業です。
詳細はこちら https://www.fpt-software.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
Nguyen Duc Kinh(グェン ドック キン)
FPTグローバルオートモーティブ事業 本部長
メール:kinhnd@fsoft.com.vn
(日本語でのお問い合わせ、問題ありません。)

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