戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)「日本-イスラエル共同研究」における平成28年度新規課題の決定について
PR TIMES / 2016年12月13日 19時20分
JST(理事長 濵口 道成)は、戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)「日本-イスラエル共同研究」において、イスラエル科学技術宇宙省(MOST)と共同で「レジリエントな社会のためのICT」分野に関する共同研究課題の募集および審査を行い、平成28年度新規課題として以下の3件を決定しました。
(1)「多様なカメラを活用した群衆行動の変化検出」
(研究代表者:東京大学 生産技術研究所 教授 佐藤 洋一、ヘブライ大学 計算科学工学科 教授 マイケル・ウェーマン)
本研究は、多様なカメラから得られる映像情報から人々の行動モデルの獲得ならびに行動変化の迅速な検出のための画像解析基盤を構築することで、防犯や災害対策などの社会的要請の高い課題の解決に向けて、防犯カメラやウェアラブルカメラなどの更なる利活用を図るものです。
(2)「災害や攻撃に対してデータ依存公共ユーティリティの生存性と継続的操作を効率よく実現する手法」
(研究代表者:大阪大学 情報科学研究科 教授 増澤 利光、イスラエル工科大学(テクニオン) 経営工学科 准教授 ユバル・エメク)
本研究は、大規模災害や攻撃が生じた場合でも、情報ネットワーク上のサービスを停止することなく、人手を介さずに自律的に適応・復旧する分散システムの実現・強靭化を目指すものです。
(3)「人間を系に含むマルチエージェントレジリエント最適化」
(研究代表者:九州大学 大学院システム情報科学研究院 主幹教授 横尾 真、バーイラン大学 計算機科学科 教授 サリート・クラウス)
本研究は、エージェントと呼ばれる複数の知的ソフトウェアが各個人の選好を自動的に獲得し、最適化のための目的関数が予め与えられていない状況で、環境の動的変化に対応した最適な意思決定を可能とするシステムの構築を目指すものです。
今回の共同研究課題の募集には12件の応募があり、これら応募課題について日本およびイスラエルの専門家が評価を行いました。その結果をもとにJSTとMOSTが慎重に審査・協議を行い、研究アプローチや独創性、チームの相乗効果や研究成果が与える影響などさまざまな観点から、両国が合意した3件を採択課題として決定しました。
研究実施期間は約3年間です。JSTによる資金の額は研究課題あたり、総額2340万円(上限)を予定しています。
本リリースに関してさらに詳しくは、下記ページをご覧ください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【10/4(金)開催】【トクイテン×早稲田大学 尾形哲也教授】AIロボット×農業 オンライン対談イベント
PR TIMES / 2024年9月17日 10時45分
-
津波の発生原因などを再検証して新たな防災技術の確立を 最新の防災研究の成果を収録した電子書籍を発売
OVO [オーヴォ] / 2024年9月8日 12時0分
-
追手門学院大学が2025年4月に理工学部を開設 ― 初の理系学部誕生へ
Digital PR Platform / 2024年9月4日 14時5分
-
名大など、期待の鉄系超伝導体材料「Ba122:K」の粒界特性を確認
マイナビニュース / 2024年8月28日 18時29分
-
長岡技科大など、温度による微細な構造変化を解析する一分子計測技術を開発
マイナビニュース / 2024年8月27日 18時18分
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3NYタイムズ「2番目に行くべき」効果か、盛岡市の外国人宿泊客数が前年比9・5倍
読売新聞 / 2024年9月21日 22時45分
-
4渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
-
5PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください