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ENEOSとデザミス、乳用牛及び肉用牛を対象とする GHG排出量の削減に向けた協業を開始

PR TIMES / 2024年11月26日 17時45分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38594/15/38594-15-97d013c272e5c1bb4fa8bb6e475d0519-1536x1024.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 
ENEOSホールディングス株式会社(社長:宮田 知秀、以下「ENEOS」)とデザミス株式会社(代表取締役:清家 浩二、以下「デザミス」)は、乳用牛と肉用牛の飼養により発生する温室効果ガス(以下「GHG」)排出量を削減するための協業を開始しました。この度、その第一歩となるJ-クレジット創出プロジェクト「クラウドデータを活用した乳用牛及び肉用牛の栄養バランス改善飼料の給餌プロジェクト」(以下「本プロジェクト」)がJ-クレジット認証委員会により承認されたことをお知らせいたします。協業に先立ち、2024年2月にENEOSはENEOSイノベーションパートナーズ合同会社(社長:長沼 亨)を通じ、デザミスに出資しています。


 畜産業は、世界のGHG排出量の約14%※1を占めており、排出量の削減は気候変動対策における重要なテーマとなっています。日本では、2021年に農林水産省が「みどりの食料システム戦略」を策定し、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立を目標に掲げ、環境負荷の軽減や労働生産性の向上への取り組みを推進しています。
 このような背景をふまえ、ENEOSとデザミスは、牛の排泄物管理の過程で生じるGHGである、一酸化二窒素(以下「N2O」)の排出量の削減を目的として、本プロジェクトを開始しました。本プロジェクトでは、生産者がアミノ酸バランスを整えた飼料を牛に給餌することで、牛の体内でタンパク質合成に利用されず排泄されるアミノ酸由来の窒素化合物を減少させ、排泄物管理の過程で生じるN2Oを削減します。デザミスはN2O排出削減量をJ-クレジットとして認証取得し、ENEOSは認証されたJ-クレジットをデザミスから購入します。デザミスは販売したJ-クレジットの収益を原資として、N2O排出削減量に応じて生産者への還元を行います。
N2O排出削減量の算定には、本プロジェクトの対象となる牛の頭数や飼養日数などのデータが必要です。デザミスは、生産者向けの業務効率化・牧場可視化ツールとして、牛の首や耳に取り付けたセンサーが生産者に代わって牛の行動を観察し、クラウド上に行動データを記録するU-motion(R)を提供しています。本プロジェクトでは、生産者が日々の飼養管理にU-motion(R)を活用し、デザミスがU-motion(R)からN2Oの排出削減量の算定に必要なデータを抽出することで、生産者は負担なくN2O排出削減活動の対価を得ることができます。


「クラウドデータを活用した乳用牛及び肉用牛の栄養バランス改善飼料の給餌プロジェクト」のしくみ
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38594/15/38594-15-6b89a1424ef0f704349afa8c3304a240-886x290.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




 今後は、全国の乳用牛・肉用牛を飼養する生産者を対象に本プロジェクトへの参加者を募り、取り組みの拡大を図っていきます。また、ENEOSとデザミスは、本プロジェクトを起点として、畜産IoTソリューションを活用した乳用牛と肉用牛の飼養により発生するGHG排出量の削減に貢献してまいります。


※1 出典:「Pathways towards lower emissions」(Food and Agricu)


<各社概要>
ENEOSホールディングス https://www.hd.eneos.co.jp/
“「今日のあたり前」を支え、「明日のあたり前」をリードする。”をグループ理念の実現に向けた決意に掲げ、『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』の両立に向け挑戦を続けています。脱炭素・循環型社会という「明日のあたり前」の実現のために、新しいエネルギー・素材・サービスが求められる中、非連続な事業創造を行う組織として未来事業推進部とENEOSイノベーションパートナーズを2019年に発足させ、180億円以上の出資を行い、オープンイノベーションを推進しています。

デザミス https://www.desamis.co.jp/
「農家とともに次のステージへ」をビジョンに、2016年に創業、畜産IoTシステムの開発・提供を行っております。「牛の声を聞きたい」という想いから、牛の行動モニタリングシステム「U-motion(R)」を開発し、これまでに20万台以上を販売してまいりました。現在は、U-motion(R)に加えて、畜産業界で働く方を対象としたITソリューションを複数提供しております。データの力で、牛にも人にも社会にも優しい畜産の実現に挑戦し続けてまいります。


<本件に関するお問い合わせ先>
ENEOSホールディングス株式会社 広報部 メディアリレーショングループ
TEL:03-6257-7150
E―Mail:pr@eneos.com

デザミス株式会社 経営企画本部 コミュニケーション推進室(佐々木・岡田)
TEL:03-6380-7239
E-Mail:pr-r@desamis.co.jp

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