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名大とグランドグリーンは持続可能な農食産業発展のため産学協同研究講座「未来作物ラボ」を開講

PR TIMES / 2024年10月10日 12時45分

~種苗から新たな価値創造を実現~

名古屋大学大学院生命農学研究科(以下、名古屋大学)とアグリバイオベンチャーであるグランドグリーン株式会社(以下、グランドグリーン)は2024年10月1日より、産学協同研究講座「通称:未来作物ラボ」を開講いたしましたのでお知らせいたします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/90699/15/resize/d90699-15-0c9f57d914ec3c060c0e-5.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/90699/15/resize/d90699-15-8a9ee2da51835b56bbf8-0.jpg ]

          産学融合オープンイノベーション拠点として新設されたTOIC前にて

■開講の背景と目的
 グランドグリーンは、2017年に名古屋大学発ベンチャーとして創業以来、作物の改良を通して世界に価値を生み出すべく事業展開を進めてまいりました。名古屋大学では、広く農学および作物・植物分野で世界をリードする多くの研究が生み出されています。また、名古屋大学とグランドグリーンとの連携により、暑さに負けない高糖度トマトの開発や、ゲノム編集などの先端技術の作物への適用技術の開発を進めてまいりました。近年、地球環境の変化は世界的な課題であり、気候変動への適応とカーボンニュートラルの実現が急務となっております。産学協同研究講座の設置により、名古屋大学の卓越した学術的知見とグランドグリーンの先端技術の融合をさらに推し進め、地球規模の環境変動に適応した未来の作物を描くことで、農食産業および人類社会の持続可能な発展の実現を目指します。


[画像3: https://prtimes.jp/i/90699/15/resize/d90699-15-f517c55a49d5cfc2e045-1.jpg ]

               連携して開発を進める暑さに負けないトマト

■講座の概要
 地球規模の気候変動に迅速に対応するため、ゲノム編集を基盤とする先端育種テクノロジーの開発に取り組みます。これにより、急速に変化する環境に適応できる革新的な作物品種の創出と実証を進めます。


■今後の展望
 本取り組みから得られた技術および知見を、グランドグリーンと共同研究を実施するパートナー企業様とも共有、活用し、その成果を社会全体に広く波及させていきます。今後も地球規模の環境変動の適応に向けたオープンイノベーションを積極的に推進し、社会に対して一層の貢献を果たしてまいります。

                       講座内容
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/90699/table/15_1_97ef5029c665b17b6bb37f0d914a3589.jpg ]





[画像4: https://prtimes.jp/i/90699/15/resize/d90699-15-b68fc835c98eb4014b72-2.jpg ]

    左より名古屋大学の中園研究科長 近藤特任講師と田中特任講師(グランドグリーン) 福島教授


■名古屋大学大学院生命農学研究科 研究科長 中園幹生のコメント
 グランドグリーン社は名古屋大学発ベンチャーとして、本学の代表するスタートアップに成長されています。そのグランドグリーン社が生命農学研究科に産学協同研究講座を設置すること、また本研究科として今回が初めての講座開設となり、併せて大変喜ばしく思っております。
今後もグランドグリーン社とは本格的な共同研究を進め、社会実装に向けて一緒に研究開発を進めることができればと考えております。


■グランドグリーン株式会社 代表取締役 丹羽優喜のコメント
 まさしく創業の地である名古屋大学にて産学協同研究講座を開講することができ、非常に嬉しく思います。当初は名古屋大学内の1つの研究室の中で、5名ほどの小さなプロジェクトとして始まった私たちは、今では50名を超えるチームに成長してきました。本講座の開設により、さらに多くの先生方との連携を進めていきたいと思っております。アグリバイオの分野は、学術研究と産業利用のギャップも大きく、社会実装までにどうしても長い時間がかかってしまいます。私たちグランドグリーンは、本講座をハブにオープンイノベーションをこれまで以上に推進することで、農業・食・植物バイオの領域で学術分野と産業界との橋渡し役となり、人類社会に新たな価値を提供してまいります。


■名古屋大学大学院生命農学研究科とは(https://www.agr.nagoya-u.ac.jp/
 生命農学研究科は、生命科学の基盤の拡充、生物機能・生物資源の高度利用、生命共生環境の創出・保全、および持続的生物生産と先端生命科学の技術開発を通して環境に調和した人類の発展を目指す総合的な学問分野として「生命農学」を位置づけ、森林・環境資源科学、植物生産、動物科学、および応用生命科学の4専攻を有し、科学教育・人材育成、研究および社会連携・社会貢献に力を注いでいます。また、リサーチ・ユニバーシティの一角として先導的な研究を実施し、我が国における幅広い農学の発展に貢献しております。


■ グランドグリーンとは(https://www.gragreen.com/
 次世代の農・食を創造する、研究開発型のアグリバイオスタートアップです。2017年4月に名古屋大学発ベンチャーとして創業し、2021年1月にJ-Startup CENTRALに選定されました。「Envision Future Plants ~未来の植物を描こう~」のスローガンのもと、迅速な種苗開発を実現し、激変する環境に対応した新たな農業・食を目指します。今年6月には約6.5億円の資金調達を実施しました。この資金調達により組織体制の強化に加え、研究開発機能を増強することで、より多くのパートナーとより多くの新品種開発を並行して実施することが可能になりました。
 グランドグリーンでは創業当初より、あらゆる作物・品種でゲノム編集技術を利用可能にすることで、植物育種産業におけるゲノム編集の標準技術化を推進しています。現在、トマトやイネを始めとした10種類以上の作物において、実用品種へのゲノム編集技術の適用に成功しています。
 昨年には、作物分野でCRISPR/Cas9の独占的実施許諾権を持つコルテバ社/ブロード研究所の両者から商用ライセンスを取得しました。本契約により、全世界におけるCRISPR-Cas9特許ポートフォリオへのアクセスが付与され、研究開発のみならず、CRISPR-Cas9を用いて開発した新たな作物の商用化まで、ワンストップでの提供が可能になりました。この後、グランドグリーンとしては初となるゲノム編集により作出されたトマトの市場への導入を計画しています。

会社概要
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/90699/table/15_2_d387f51f40801c2acf205ff77f6fbff0.jpg ]


[画像5: https://prtimes.jp/i/90699/15/resize/d90699-15-4090c9014ddae76c0af1-6.jpg ]


名古屋大学は、国立大学法人東海国立大学機構が運営する
国立大学です。
東海国立大学機構HP https://www.thers.ac.jp/ 



~問い合わせ先~
■名古屋大学             
学術研究・産学官連携推進本部     
TEL:052-788-6150          
Email:sangaku@t.mail.nagoya-u.ac.jp 

■グランドグリーン株式会社
広報担当:北條
TEL:052-753-3870
Email:info@gragreen.com

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