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<持続可能な農業の実現に向けて>埼玉県深谷市が推進する「DEEP VALLEY」構想新たなステージへの挑戦

PR TIMES / 2024年8月7日 16時45分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125054/15/125054-15-b22fe2838c841d73049907c9602a4a1e-1200x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社ユニークピース(以下、当社 本社:東京都中央区/代表取締役:池本博則)は、埼玉県深谷市が推進する「DEEP VALLEY Agritech Award」の事務局として、深谷市が進める「DEEP VALLEY」構想の新たな取り組みについてお知らせします。
本構想は、過去5年間にわたり農業と食に関わる企業や技術を集積し、地域特性を活かした持続可能な産業発展を目指してきました。このたび、新たな取り組みを加速させ、さらなる農業イノベーションを実現するための具体的な計画を発表します。

特設サイト

■「DEEP VALLEY」発足の背景
 埼玉県深谷市は、利根川と小山川の沖積低地や洪積台地を活かし、多種多様な農業を展開しています。交通網の充実と首都圏に近い地理的優位性を活用し、「深谷ねぎ」やブロッコリーなどの特産品を生産・供給しており、国内8位の野菜生産量を誇ります。しかし、農業従事者の高齢化や後継者不足により、遊休農地や耕作放棄地が増加している現状があります。こういった地域の農業課題を解決するために、アグリテックを活用し、地場の産業と新しいテクノロジーをかけあわせることで、課題解決や生産性の向上を目指しています。
 そこで深谷市は、農業と食に関わる企業や技術を集積し、農業のイノベーションを推進するため、「アグリテック集積都市DEEP VALLEY」構想を2019年3月に策定しました。本構想は、地域特性を活かし、持続可能な産業発展を図るもので、農業版シリコンバレーを目指しています。

■「DEEP VALLEY」過去5年間の取り組みと実績
【「DEEP VALLEY Agritech Award」】
 「DEEP VALLEY Agritech Award」は、農業課題や「食品加工・製造」「流通・輸送」「販売・消費」に関連する課題を解決する技術・アイデアを募集し、表彰する取り組みです。本コンテストは、農業と食に関わる技術革新を促進し、農業の発展を目指しています。総額1,000万円の出資金が用意され、最優秀賞を受賞した技術は製品化・事業化のための出資金交渉権を獲得します。これは単なる賞金ではなく、株式取得のための出資であり、市と企業との継続的な関係性を構築することを目的としています。

 アワードはこれまでに5回開催され、延べ114社/者からの応募を受けました。2022年までの開催では主に生産現場に関する提案が中心で、2019年の第1回ではプロダクト部門とコンセプト部門、第2回から第4回までは現場導入部門と未来創造部門が設けられました。2023年からは「農と食」のフードバリューチェーン全体のビジネスモデル・アイデアを募集領域に拡大し、農業生産部門とフードバリューチェーン部門が設定されるなど、これまでは部門形式での募集となっていましたが、今年は、新たに「農業×◯◯=未来」といった広義のテーマでの募集を行っています。
 過去5回の開催において4社への出資を実行しており、最優秀賞を受賞した企業2社を含め、深谷市ではこれまでに合計4社のスマート農業関連の国のプロジェクトが実施されています。

<深谷市内で実証実験やサービス展開を行っている企業例>
・株式会社レグミン
「Agritech Award 2020 現場導入部門 最優秀賞」受賞。自律走行型農薬散布ロボットの開発・作業受託サービスをはじめ、出荷工程・雑草対策など、幅広い農業課題の解決に向け事業展開を行っています。

・株式会社Root
「Agritech Award 2021 現場導入部門 最優秀賞・オーディエンス賞」受賞。スマートグラス用AR農作業補助アプリの開発・提供を行っています。市販のスマートグラスやスマートフォンを活用し、圃場での線引き作業や作物のサイズ判定ができるアプリを開発しました。

・株式会社FieldWorks
「Agritech Award 2023 農業生産部門 ファイナリスト賞・協賛企業賞」受賞。今年3月、深谷オフィスを設置し、ねぎ畝間除草自動ロボット開発に向けて、市内生産者ご協力のもと、実証実験を行っています。
【農業課題と技術を繋げる交流拠点とマッチング支援、アグリテックセミナー】
 深谷市内には、アグリテック企業と農家や農業関係者が直接交流を行う施設「アグリテック交流施設 アグリ:code22深谷(以下、交流施設)」が委託業者によって運営されています。交流施設は、生産者やアグリテック企業、農業関係団体、学生、研究者らのハブとなる場として設立された施設です。多くのアグリテック企業が集積し、農業関係者らと交流することで生まれたイノベーションによって、技術の種が地域に根付くきっかけづくりを目指しています。

 また、施設には専門のコーディネーターが常駐し、生産者やアグリテック企業の相談やマッチングなど効果的な交流や連携を進めています。単にマッチングを行う施設としてだけではなく、生産者や企業関係者を対象にした様々なイベントを月に2回程度継続的に開催するなど、農業課題と技術を繋げる中心地として活用されています。アグリテック企業にとっては、市内の生産者と交流することで、現場のリアルな声をもとに自社製品の開発・改良したり、他社との協業・イノベーションの創出に繋がります。一方生産者にとっては、様々なアグリテック製品に関する情報を入手できることや、開発企業に直接声を伝えることができ、アグリテックによる課題解決を追求することができます。
そして、市内の生産者に向けてアグリテック製品や技術を学んでもらうため、アグリテックセミナーも実施しています。
 これまで「ドローン活用セミナー」や「農業×データセミナー」など、多様なジャンルのセミナーを実施してきました。

■持続可能な農業の実現に向けた新たな挑戦
 深谷市は、2024年から「農業×〇〇=未来」をテーマに、農産物の付加価値向上を目指してビジネスモデルやアイデアを募集する取り組みを開始しました。この新たな方向性により、「農と食の産業」の強化を図ります。過去5年間の取り組みを通じて感じた“アグリテックを事業として成功させる難しさ”という経験を活かし、多様な担い手と連携しながら、農家が求める技術開発やフードサプライチェーンの構築を支援していきます。
 そしてもう一つ、新たな取り組みとして、アメリカノースダコタ州に本拠地を置くGrand Farmとパートナーシップを結びました。Grand Farmは最新の農業技術の実証と現場導入を支援する非営利団体で、590エーカー(約2.4平方キロメートル)の実証実験場を所有しています。
 今回の提携により、Agritech AwardでGrand Farm賞を受賞した企業は、この実証フィールドを使用する機会を得ます。アメリカでの実証試験が可能になることは、海外進出を目指すアグリテック企業にとって大きなメリットとなります。

現在、エントリー企業を募集しております。
応募要項をお読みいただき、特設ページ内の応募フォームよりエントリーをお願いします。
特設ページURL:https://agritechaward.deep-valley.jp

埼玉県深谷市は、持続可能な農業の実現に向け、今後もアグリテック企業の集積化を促進し、市内での生産者の増加や作業効率化を目指していきます。

【会社概要】
名称:株式会社ユニークピース
所在地:東京都中央区日本橋馬喰町1-9-1 THE CORNER 日本橋 east 3F
代表者:代表取締役社長 池本博則
事業内容:若手人材育成支援サービス、登録人材の業務サポート/
タレントマネジメント事業、有料職業紹介事業
資本金:5,000万円
設立年月:2023年6月
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125054/15/125054-15-57c817bcb0f1c2f231570769e4e4106d-2160x1440.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



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