インフォアがAcumenとAlbaneroを買収

業界中心のデータ基盤を強化



業界特化型クラウドカンパニーであるインフォアは、データ移行・管理パートナーであるAlbanero社と、収益成長管理およびコンサルティング専門企業であるAcumen社の買収を完了したことを発表しました。両社の買収により、インフォアは、顧客が自社のIT環境において管理する、それぞれの業界固有の大量のデータを、より大きな価値と収益性の高い成長を生み出す機会へと変換する取り組みをより強力に支援していきます。


インフォアの最高経営責任者（CEO）であるケビン・サミュエルソン（Kevin Samuelson）は、次のように述べています。
「インフォアの戦略は、お客様が各業界特有の業務において中核となる価値推進を加速することを支援することに、引き続き徹底的に注力しています。イノベーションの新たなトレンドは完全に データ主導型であり、そこから真の価値を生み出すためには、業界固有の豊富なデータを保護することから始まります。AlbaneroとAcumenの両社は、コアERPシステム内で業界固有のデータに独自の価値を付与することで、お客様のビジネスを促進します。」


Albaneroについて
顧客のクラウド環境への移行とソリューションの利用価値を最大化するためには、データの移行と管理機能が不可欠です。どのようなデータを移行し、どのように構成し、どのようにデータの整合性を維持するかは複雑な課題です。2022年以降、インフォアはAlbaneroと提携し、データ移行とデータ管理機能をインフォアのお客様に提供しています。


データ移行には通常、複数のシステムからクラウド環境へのデータ移行が伴います。Albaneroが確立したデータメッシュプラットフォームは、現在、インフォアの業界向けCloudSuiteソリューションや、SAP、Oracle、Salesforce、Sage、NetSuiteなどの外部ソースシステムから、Data as a Serviceの整合、移行、管理を行っている顧客に提供されています。インフォアの顧客は、業界型クラウドプラットフォームであるInfor OSにデータメッシュプラットフォームの機能を組み込むことで、企業のデータを統合した業界唯一で、これまで中堅企業のお客様にとっては高額であったエンタープライズビューを手に入れることができます。この２つ機能を統合することで、比類ないデータ基盤の上でGenAIなどのテクノロジーや機能を活用し、ビジネスの差別化を進めることができるようになります。


Albanero が確立したデータ移行サービスと API コネクターは、現在、食品・飲料、アパレル、流通業界向けにインフォアの CloudSuite を採用する顧客向けに提供されています。インフォアは、対応する全業界の顧客に対して、同様のサービスと機能を迅速に提供するための取り組みを加速しています。近年、世界最大級の航空機機器メーカーであるSafran社の製造業向けCloudSuiteが成功を収めたことは、Albaneroとインフォアのシームレスなパートナーシップが具現化されたものです。


Albaneroの創業者/最高経営責任者（CEO）であるブルース・ダグラス(Bruce Douglas)氏は、次のように述べています。
「我々は、インフォアの一員となることを大変嬉しく思っています。この提携は両社にとって重要で、画期的出来事であり、Albaneroの革新的なデータメッシュ機能とインフォアの広範な業界専門知識を融合させるものです。両社が協力することで、企業がデータの可能性を最大限に活用できるようにする、業界唯一のデータ管理ソリューションを提供できる体制が整いました。我々は、成功と革新を共有できる未来を楽しみにしています。」


Albaneroの創業者/最高技術責任者（CTO）であるマニッシュ・シャルマ(Manish Sharma)氏は、次のように述べています。
「クラウド テクノロジーによって、Albaneroはデータの管理方法に革新もたらすことが可能になりました。インフォアの顧客に対して、データの持つ力をビジネスに還元する、分散型データメッシュ・ソリューションを提供できることを嬉しく思います。この技術的進歩は、データ所有者にソースから権限を与えることで、集中型データ管理に関連する多くの課題に対応するものです。インフォアとKoch社の広範なテクノロジー能力を活用し、我々の市場展開を拡大していくことを楽しみにしています。」

Acumenについて
一般 消費者向け商品のブランドは、プロモーションや リベートといった複雑な価格設定を必要とし、それが事業運営の中核となっています。価格戦略、取引条件、プロモーション、プロセス、人材を適切に組み合わせ、適切なタイミングで適切なデータを適用する能力は、市場の急激な変化を効果的に予測し対応する能力に加えて、適切なタイミングで適切な顧客にリーチし、影響を与える上で極めて重要です。


Acumenは、消費者向けパッケージ商品（CPG）メーカー向けに、プロモーション投資の効果を最適化するために、よりスマートで、より多くの情報に基づいた意思決定を促進するソリューションと、専門性の高いコンサルティングおよび分析サービスを提供しています。今回の買収により、インフォアはCPGメーカーに、貿易促進管理（TPM）のための重要なラストワンマイル機能を提供します。データ集約型の部門として、AcumenをInfor CloudSuite Food & BeverageおよびCloudSuite Fashionに統合することで、顧客は意思決定のための単一の情報源を確立することができると共に、新たなテクノロジーや機能を構築するための業界固有のデータ収集量を強化することができます。


Acumen の共同設立者であるニック・ライアン(Nick Ryan)氏は、次のように述べています。
「インフォアの一員となり、弊社の CPG 収益管理ソフトウェアソリューションと戦略的コンサルティング業務がインフォアのポートフォリオに加わることを嬉しく思います。最新のインフォアのテクノロジーを活用し、我々のプラットフォームの向上と市場投入に向けた製品開発の迅速化が可能となるでしょう。」


Acumenの共同設立者であるマット・ウィルズ(Matt Wills)氏は、次のように述べています。
「私たちは、これまで築いてきたチーム、確立してきたビジネス、そして共に取り組んできた顧客をとても誇らしく思っています。インフォアの買収により、私たちはチームに素晴らしい機会を提供し、顧客への価値提供までの時間を短縮することができるようになるでしょう。」

Campari, L'Oreal, Unilever, Colgate Palmolive, Heinekenなど、世界有数の 消費者向け商品企業の上位20社のうち12社が、弊社のTPMソリューションと収益管理能力を組み合わせた Acumenの優れた価値について高く評価しています。


インフォアの Acumen と Albanero の買収は 2024 年 7 月 1 日に完了しました。いずれの買収についても、財務条件は開示されていません。Albaneroの創業者であるブルース・ダグラス氏とマニッシュ・シャルマ氏、Acumenの創業者であるニック・ライアン氏とマット・ウィルズ氏、そして両組織の従業員、合計160名がインフォアに移籍する予定です。


※当リリースは、2024年7月11日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています。


インフォア、インフォアジャパンについて
インフォアは、業界特化型のビジネスクラウドソフトウェアにおけるグローバルリーダーです。各注力業界向けに、業界特化の機能が網羅されたソリューションを展開しています。ミッションクリティカルなエンタープライズアプリケーションとサービスは、セキュリティおよびタイムトゥバリュー（Time-to-Value）の短縮により、持続可能な運営にメリットをもたらすよう設計されています。世界175か所以上の地域で6万社以上の組織が、インフォアの17,000人の従業員のサポートにより、ビジネスの目標を達成するよう取り組んでいます。また、Koch社の一員としての財務的な強みやオーナーシップ、長期的な視点は、お客様との永続的で有益な関係性の構築のための力となっています。さらに詳しくは www.infor.com （英語）をご覧ください。


インフォアジャパンは、米国インフォアの日本法人として、各種エンタープライズソリューションの販売、導入、コンサルティングを行っています。詳しくはhttps://www.infor.com/ja-jp/をご覧ください。
※本文に記載の文字商標および図形商標は、インフォアおよびその関連会社、子会社の商標および登録商標です。その他のすべての商標は各所有者に帰属します。


【本件に関する問い合わせ先】
インフォア広報代理
担当：神谷 ひとみ

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