シリア:負傷者の治療のため、人道支援の拡大が急務
PR TIMES / 2012年6月13日 11時48分
プレスリリース
2012年6月13日
国連人道問題調整事務所(OCHA)とシリア当局が先週、国連の人道支援組織やNGOによる人道支援拡大に合意した。この合意の下に、シリア国内で既に活動しているいくつかの人道援助団体が人道援助を開始出来る見込みとなった。
この様な進展がみられた一方で、国境なき医師団(MSF)は、この合意は現在のシリア国内での医療ニーズに十分に対応できる措置ではない事を主張する。現在、シリア国内での紛争によって負傷し、緊急に医療ケアを必要とする患者が適切な治療を受けられることが急務である。しかしながら、今回の取り決めは、そのために不可欠な保健医療施設の中立性を十分に保証するものではない。
シリア当局との協議に参加した当事者は、紛争による被害を受けた全ての人びとに向けた医療ケアの提供を最優先にすべきであり、患者や医療スタッフ、医療施設での身の安全を保証すべきである。シリア国内での暴力は16ヵ月以上継続しており、病院に医薬品や医療物資を提供するのみでは多数の負傷者に十分出来ない。このため、治療の拡大がなされる必要がある。シリア国内の医療スタッフは、差別や報復などを受けることなく、公平に医療を実施出来るようになされなければならない。
MSFは今一度、シリア当局に対して、紛争の被害を受けた地域での医療援助活動の許可を要求する。MSFは負傷者の治療のために医療や外科チームを動員出来る態勢にある。
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