Keychainが世界初、IoT向けMQTT通信規格にブロックチェーンで暗号化と対改ざん性を実現。IoTセキュリティの低コスト化で世界のデジタル革命が加速する
PR TIMES / 2019年6月17日 9時40分
合同会社Keychain(所在:東京都港区南青山、共同創設者:ジョナサン ホープ、三島 一祥)は、IoTデバイスやチャットアプリの通信に利用されるMQTT( Message Queuing Telemetry Transport)通信規格上で、データの暗号化と対改ざん性をKeychain DPI ( Data Provenance Infrastructure ) 技術を使って実現しました。
MQTTは、モノのインターネット(IoT)などが、双方向・多対多通信できるように軽量なプロトコルとして設計された通信規格です。
しかしMQTT上でTLSなど既存セキュリティ対策を使うと計算パワーや消費電力が増え、IoT通信インフラにかける投資対効果が見込みづらく、IT開発会社や製造業においても、実運用システムにおいてMQTTを利用したIoT通信は事実上進んでいないのが実情です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21131/16/resize/d21131-16-340327-0.png ]
図1:IoTが双方向通信するMQTT通信規格がハッキング攻撃を受けるイメージ
今回Keychainは、ブロックチェーンベースのデータセキュリティ Data Provenance Infrastructure (DPI) 技術を活用し、MQTT通信規格上で、IoTデバイスが発信するデータの暗号化、対改ざん性および双方・多対多デバイス認証を実現しました。
これにより、今後はMQTTベースで低コストにIoTセキュリティ投資が検討できるようになり、ひいては世界中のコネクティッド・インダストリーやデジタル革命を加速させるインパクトがあります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21131/16/resize/d21131-16-369382-1.png ]
図2:Keychainのデータセキュリティにより、MQTT通信規格上でIoTの双方向通信が安全に利用できるイメージ
Keychainは、昨年2018年11月に開催されたシンガポール・フィンテック・フェスティバルでIoTセキュリティサービスを紹介し、グローバル部門賞を受賞しました。その時披露したIoTデバイスにもMQTT通信規格を利用していました。
2019年現時点では、Androidのチャットアプリ、決済アプリなどにも対応し、スマートフォンや、スマートウォッチ上からでもMQTT通信規格でのIoT通信に成功し、さらに実用化に近づきました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21131/16/resize/d21131-16-172571-2.png ]
図3:KeychainのMQTT通信は暗号化、一方Smart Contractは閲覧できるイメージ
Keychainが実現するMQTT上での暗号化通信は、ブロックチェーン技術としても画期的な事項です。ビットコインのブロックチェーンや、Ethereumなどスマートコントラクト、そのほか既存のほとんどのブロックチェーン技術においては、取引者が仮名ですが取引内容自体は誰もが閲覧できるため、開示したくない取引内容、スマートコントラクトコードなどが閲覧できる状態です。世界中のブロックチェーンエンジニアたちが、取引内容自体の暗号化を開発中ですが、一般的には既存のセキュリティやVPN、専用回線など通信回線のセキュリティを補完しています。
Keychainは、世界で数少ないブロックチェーン技術で取引内容自体を暗号化した技術でもあります。
KeychainのDPI技術は、IoTデバイスへの組込みにもすでに成功しています。Android版のスマートウォッチには、今回のMQTT通信を組み込みに成功しており、DPI技術を利用すると、GPSや歩数計、心拍数など個人のプライバシー情報を、セキュアに、改ざんされることなく、特定の医療機関のサーバーなどでしか閲覧できない形で送信することも可能です。
[画像4: https://prtimes.jp/i/21131/16/resize/d21131-16-328383-3.png ]
図4:Keychainのソフトウェア開発環境(SDK)の提供により、既存システムとブロックチェーン、MQTT通信がかんたんに統合実装できるイメージ
Keychainは、今回の技術を世界中の企業に利用していただけるようにソフトウェア開発環境(SDK)をサブスクリプションライセンスとしてサービス提供を開始しており、国内の大手企業で利用が開始されています。
SDKでは、C++、C#、Java、などネイティブ言語で開発が可能であり、GO言語などの習得は不要です。既存のシステムに簡単に統合できるようになっています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/21131/16/resize/d21131-16-459178-4.png ]
■Keychainについて
会社名:合同会社Keychain
設立:2016年
所在地:東京都港区南青山1-2-6 Lattice青山 2F
代表者:Jonathan Hope
資本金:50,000,000円(含む資本余剰金)
URL:http://www.keychain.io/
Keychainは、ブロックチェーン技術を基礎にデータの対改ざん性と暗号化通信を実現するデータセキュリティ技術「Keychain Data Provenance Infrastructure ( DPI )」を開発提供しています。Keychain DPIを利用することで、中央集権的な管理組織がなくても、どんなデバイスやネットワーク上のデータでも、セキュリティを維持しつつ通信・データの取引が可能です。金融、製造業、エンタープライズのオペレーショナルインテグリティを強固なものにします。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【ECONOSEC JAPAN 2024「経済安全保障対策会議・展示会」 へ出展】サイカルトラストが、経済安保に関する情報発信や意識啓発の促進を目指す国内唯一のカンファレンスと展示会に出展!
PR TIMES / 2024年9月12日 10時15分
-
一般社団法人 日本ブロックチェーン協会 (JBA)主催【第4回 web3 Bussiness UpToDate】へサイカルトラストが登壇!
PR TIMES / 2024年9月12日 10時15分
-
HashPortと日立、生体認証技術を活用した安心・安全・便利なWeb3ウォレットの社会実装に向けた協業を開始
PR TIMES / 2024年8月27日 15時15分
-
リーガルテック社、「リーガルテックVDR 情報・通信」を用いて、プロジェクト管理、ソフトウェアの開発ドキュメントの共有を支援
PR TIMES / 2024年8月27日 12時45分
-
HashPortと日立、生体認証技術を活用した安心・安全・便利なWeb3ウォレットの社会実装に向けた協業を開始
PR TIMES / 2024年8月27日 11時0分
ランキング
-
1「100円マック」も今は昔 値上げしたマクドナルドなぜ好調? コスパ重視の客には500円台のセットで対応
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 6時15分
-
2フランフランが「若年女性」人気を総取りするワケ アインHDによる買収を経て、再成長できるのか
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 8時0分
-
33浪東京藝大「音楽諦めた」彼女の"運命の出会い" 家庭環境の変化で、一度は夢を諦めたものの…
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 8時0分
-
4建設業の深刻すぎる「人手不足」解消に必要なこと 一括請負方式の生産システムを見直せるか
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 7時0分
-
5「三菱商事、伊藤忠、ゴールドマン・サックス」がずらり…偏差値55なのに就職実績"最強"の「地方マイナー大学」の秘密
プレジデントオンライン / 2024年9月22日 10時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください