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クウジットとSAMURAI ARCHITECTS、「ウェルビーイングな空間価値」モデル化事業で業務提携

PR TIMES / 2024年8月1日 18時45分

~ 独自の「ウェルビーイングばらし(要素分解)」により空間価値を要因分析・可視化し、介入施策提案する生成AIソリューションを共同開発スタート、共創パートナーを募集します ~

「空と実をつないで社会に貢献」をミッションに笑顔計測や因果情報分析などセンシング&AIデータ解析事業を主とするクウジット株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長: 末吉隆彦、以下「クウジット」)と「Create a better place with technology」をミッションに建築特化型画像生成AIを開発する株式会社SAMURAI ARCHITECTS(本社:東京都、代表取締役:加藤利基、以下「SAMURAI ARCHITECTS」)は、ウェルビーイング(Well-Being)な未来のあり方の指標のひとつとして「ウェルビーイングな空間価値」モデル化事業を推進するため、本日、業務提携することを発表しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/23749/16/resize/d23749-16-96cfc8aa2a7569c7319f-0.png ]

クウジットは、これまで企業の研究開発や新規事業を支援するため、「原因究明AI」として因果情報分析技術(CALC)を核に潜在的な課題を抽出し、現実への介入施策を提案したり、未来予測などのAIアルゴリズム開発やデータ解析支援をしてまいりました。また、2016年からは主観的ウェルビーイングに関連する要因の構造解析など学術的研究活動(※1)を続けています。
SAMURAI ARCHITECTSは、これまで建築・都市デザイン領域でのAI開発を強みに建築領域に特化した生成AIサービスを開発提供してまいりました。また、SAMURAI ARCHITECTS代表の加藤は、同領域における学術的活動として慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科(慶應SDM)特任助教も務め、都市計画においてのウェルビーイングについて、定量・定性両軸で分析しております。

今回SAMURAI ARCHITECTSとクウジットは、SAMURAI ARCHITECTSが保有する建築・都市デザイン領域でのAI開発およびサービスデザインの強みと、クウジットが保有するセンシング&データ分析技術およびウェルビーイング領域の知見とを融合させた新たなソリューションの開発・提供の実現を目的として、共同での「ウェルビーイングな空間価値」モデル化事業を推進し、そのための研究開発や実証実験の実施などを開始することを合意しました。そして、空間におけるウェルビーイングに寄与する要件、課題、要素の関係を明らかにして、ウェルビーイングな空間の成り立ち全体を整理し見える化する手法(ウェルビーイングばらし)を研究開発してまいります。本事業のウェルビーイング領域において、叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部 保井俊之学部長・教授に監修いただきます。

※1 クウジットのウェルビーイング領域における学術的活動実績: https://www.koozyt.com/research

■ 業務提携・共同開発の背景について
「ウェルビーイングな空間価値」モデル化事業における今回の業務提携、共同開発の主な趣旨は、以下となります。
ウェルビーイングとは、心身ともに健康でかつ社会的にも健康である状態のこと。人が幸せにウェルビーイングであるために、人と社会が歪まない関係であるために、人と空間は切っても切り離せない関係です。

人と空間における関係において、意識・無意識的な感性価値を、人が適切に認知可能な形で可視化し、気づきをあたえ、さらには行動変容を支援するような空間はどうあるべきなのでしょうか。

さまざまな空間の中に配置されたセンサーによる客観データと、人と社会の間のインタラクションデータやアンケートなどから抽出される人の主観を扱うデータは、ウェルビーイングな空間の価値をモデル化するための指標づくりや特徴データとして寄与しそうです。

このようなウェルビーイングと空間の価値がクロスする領域における課題意識から、SAMURAI ARCHITECTSとクウジットは、近年発展の目覚ましいセンシング技術、生成AIおよびデータサイエンスのテクノロジーを組み合わせ、「ウェルビーイングな空間価値」モデル化事業とそのソリューション開発に取り組むことにいたしました。



■ 両社の役割分担について
それぞれの役割分担は以下になります。
SAMURAI ARCHITECTS: 「ウェルビーイングな空間価値」モデル化サービスの提供、建築・都市デザイン領域の知見を基にした技術・ビジネス開発

クウジット: 実空間におけるセンシング&データ分析、および笑顔づくりとウェルビーイング領域の知見を基にした技術・ビジネス開発


[画像2: https://prtimes.jp/i/23749/16/resize/d23749-16-7272987c55fa337aaf50-1.png ]

■ 共創パートナーの募集について
ウェルビーイングを目指す空間デザイン業界への発展的な活用や新たな空間の効果測定やデザイン手法の模索、また共創価値の創出を目指して、本事業におけるサービスソリューション開発の検証、サービス改善を加速させることを目的としています。

以下関連の事業者の方を募集しております。
1. 建築・デザイン関連
・建築設計
・インテリアデザイン
・内装・ディスプレイ
2. イベント・PR関連
・イベント業界
・ポップアップイベント
3. 建設業界関連
・ゼネコン
・ディベロッパー
・リフォーム・リノベション
・建材・塗料メーカー

ご興味ある方は、ぜひ以下のURLからお問い合わせください。
https://www.samuraiarchitects.com/well-being
[画像3: https://prtimes.jp/i/23749/16/resize/d23749-16-105ec9ebad89a6e1002e-2.png ]

■ 本事業の今後について
クウジット取締役兼CMOで本事業プロデューサーの雙木弘美は、下記のように述べています。
「人が感じる居心地の良さやワクワクする場には、どんな共通項があるのか? ウェルビーイングにつながる場の価値には、何が起因しているのか?目には見えない感情や五感からの刺激などの感性価値を含めて可視化できれば、目的にあった場の設計・運営につながっていくと考えています。本事業で得た知見をもとに、見えないものの価値を見つけ、カタチにすることが可能になれば、限られた空間をより効率的に効果的に形作っていくことができると考えています。未来の空間が人と自然に寄り添ったサスティナブルな場づくりにつながっていくことを願っています。」

SAMURAI ARCHITECTS代表取締役の加藤利基は、下記のように述べています。
「ここ数年で、空間のあり方は大きく変化してきました。オフィス空間は固定席からフリーアドレスへと移行し、公共空間も多様な過ごし方や遊び方が選択できるようになりました。同時に、空間を支えるソフトのあり方も大きな変革を遂げています。"ウェルビーイング"はその中でも最たる例です。
コミュニティの豊かさを追求するためにフリーアドレスを導入したが、実際の利用方法が従来と変わらないのであれば、変革の意義は失われてしまいます。空間構成が自由になる中で、その空間で過ごす人々の豊かさを測る新たな指標が必要だと考えています。
空間の評価を行いながら、より良い空間設計を実現するためには、「ウェルビーイング」という評価軸で空間を分析し、デザインする新たなプロセスが不可欠です。様々なステークホルダーの皆様と共創し、空間のあり方を探索していくことで、人々が真に豊かに過ごせる空間を創り出すことができると信じています。」

叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部 保井俊之学部長・教授は、下記のように述べています。
「ウェルビーイング3.0の時代が到来しています。ウェルビーイング3.0とは、公共圏に代表される社会のウェルビーイングをみなが探求する時代を指します。かつて 「技術ばらし」が、製品に求められる要件とその実現手段である要素の関係や働きをシステムとして整理及び可視化する概念であったように、ウェルビーイング3.0の時代には「ウェルビーイングばらし」、すなわち心身社会の幸せのアンバンドル(紐解き)が求められています。職場や学校や公共空間などがウェルビーイングに満ちた場であるために求められる要件を、ウェルビーイングの要素と働きに注目して整理及び可視化する「ウェルビーイングばらし」は、空間にあるウェルビーイングの見える化と実現のための人工知能(AI)活用による提案を行うなど、未来に向けての必須テクノロジーと考えられます。」

クウジットとSAMURAI ARCHITECTSは、本事業での連携を強化し、積極的に取り組んでまいります。
以上

【本リリースに関するお問い合わせ】
SAMURAI ARCHITECTS 窓口: https://www.samuraiarchitects.com/
クウジット株式会社 広報メールアドレス: pr@koozyt.com

【参考資料】
■「ウェルビーイングな空間価値」モデル化事業について
1.感性価値を計測・可視化するための技術をもとに共同研究をスタート
空間デザインとウェルビーイング領域に特化したAIデータ解析などのテクノロジー利活用の強みを活かし、空間の現状を多面的に可視化します。主に、感情領域(笑顔など)、行動領域(人流など)、環境領域(照明など)の3つのパラメータでセンシングを行い、空間価値を多面的に評価します。そこで抽出された空間の特徴に対し、課題や価値につながる要因を分析し、空間の価値最大化につながるさまざまな打ち手(施策)の実施につなげていきます。

1. 空間・感情計測:時間、エリア、にぎわい、行動、人流、感情などをセンシング
測位技術、センシング技術を統合し扱い、空間に適した解析を行います。 Webカメラ画像による姿勢推定、Wi-Fi、BLE、赤外線、加速度センサーなどのデータもフュージョンし行動、動線、人流、にぎわい度合いを空間に適用します。 上記、環境、行動センシングに加えて、笑顔計測技術、アンケートや対話データのAI自然言語解析などの技術を組みあわせ、さらに課題の抽出、要因の分析につなげていきます。

事例: 商業施設空間における笑顔計測(「イベント成果 笑顔で測定」)
[画像4: https://prtimes.jp/i/23749/16/resize/d23749-16-075a9e17f85c4ca100b8-3.png ]

参考URL: https://blog.koozyt.com/?p=11609

事例:オフィス空間における笑顔計測機(「職場における「笑顔」の影響度は?」)
[画像5: https://prtimes.jp/i/23749/16/resize/d23749-16-8d6d1627d17fa27ba43b-4.png ]

参考URL: https://blog.koozyt.com/?p=9862

事例:港区虎ノ門エリアにおいて街の賑わい・人流の計測を実施
[画像6: https://prtimes.jp/i/23749/16/resize/d23749-16-f3e31fb7a610b9b5e63c-5.png ]

参考URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000023749.html

2. 課題を抽出:顧客の「課題」や「価値」につながる要因をデータ分析から見つけ出す
空間は構造デザインや配置物などの静的な要素だけでなく、その空間内での人の流れ、交流、感情などの動的な要素でも構成されています。 それら様々な要素がウェルビーイングに対してどのような作用を及ぼしているのかの要因を分析し、ウェルビーイングに寄与する効果的な因子に対して打ち手を講じることで、空間の価値向上につなげていきます。
[画像7: https://prtimes.jp/i/23749/16/resize/d23749-16-77659c9236950a113784-6.png ]

※ 因果情報分析(CALC)について
参考URL: https://mfg.dentsusoken.com/product/ai/software/calc.php

事例: 「生活者の消費意識・消費行動の変化に関する研究」プロジェクト(東急総合研究所)
参考URL: https://blog.koozyt.com/?p=9698

3. 課題解決・価値最大化: ウェルビーイング指標に基づき、課題解決や価値最大化に向けた独自の促進施策を導入
例えば、センシングで得られた情報をもとに、画像生成AIを使いBefore&Afterをその場でフィードバックするなど、計測、分析、促進など一気通貫で行っていきます。
[画像8: https://prtimes.jp/i/23749/16/resize/d23749-16-f2c98ba8876e916aaa6b-7.png ]

空間デザイン領域のディスコミュニケーションを解消する 建築特化型画像生成AI「Rendery」
参考URL: https://www.samuraiarchitects.com/Rendery

2.オフィスのウェルビーイングな感性価値を可視化する
オフィス環境が働く人のパフォーマンスや創発性に影響するという観点から、多面的に場の価値を測るためのプロジェクトとして、空間のWell-being度の可視化を目指して開発をスタートしました。 社員にとって快適でコミュニケーションが生まれやすい、愛着を持ちやすい環境を作り出すことで社員のウェルビーイングが上がり継続的な効果が期待できると言われています。 私たちの取り組みは、空間の価値をテクノロジーで可視化し、場の空気感をフィードバックすることで、新たな気づきを与え、働く人のパフォーマンスを上げ創発的な活動を支援できると考えています。

本事業の実証実験は、第1弾としてオフィス空間からはじめますが、本事業の対象は、よりオープンな空間である商業施設や都市開発、街づくり、地域の文脈へも発展していくものと考えております。

■ 保井俊之先生プロフィールについて
広島県公立大学法人 叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 学部長 教授 兼 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 特別招聘教授
1985 年東京大学卒、財務省及び金融庁等、パリ、インド並びにワシントンDC の国際機関や在外公館等に勤務したのち、地域経済活性化支援機構常務取締役、国際開発金融機関IDBの日本ほか5か国代表理事等を歴任。慶應義塾大学大学院で2008年から教壇に立つ。2011年国際基督教大学から学術博士号。米国PMI 認定Project Management Professional。日本創造学会評議員、地域活性学会副会長、ウェルビーイング学会監事、日本ポジティブサイコロジー医学会評議員、広島県社会教育審議会委員、一般社団法人エミーバンク協会理事兼最幸顧問。

■ 株式会社SAMURAI ARCHITECTSについて
株式会社SAMURAI ARCHITECTSは、建築 × 最先端テクノロジーで既存市場のDX化を推進する会社です。2023年4月にローンチした建築特化型画像生成AIサービス「Rendery」を筆頭に既存の建築業界におけるペインをAIをはじめとする最先端技術で補填するサービスを日々開発しております。
URL: https://www.samuraiarchitects.com/

■ クウジット株式会社ついて
クウジット株式会社、2007年7月に、ソニーコンピュータサイエンス研究所のメンバーが中心となり、[空]と[実]をつなぐ技術で社会に貢献することを理念に設立されました。因果情報分析技術「CALC」を核にした要因分析や、潜在的な課題抽出、未来予測などのAI機械学習・データ解析ソリューションの提供、および、これまで培ってきた人流計測や笑顔計測などの実世界センシング技術を組み合わせた CPS(Cyber Physical System)アプリケーション開発を提供しています。
URL: https://www.koozyt.com/

*CALCはソニーグループ株式会社の登録商標です。
*CALCは株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)が開発した技術で、株式会社電通総研、ソニーCSL、クウジットの3社による業務提携に基づき提供されています。
※その他の社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。

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