アボット、国内初のAIを搭載した循環器OCT画像診断装置用 Ultreon(TM) 1.0 ソフトウェアを発売
PR TIMES / 2021年7月2日 13時15分
・Ultreon(TM) 1.0 ソフトウェア は、ステント留置に必要な外弾性板(EEL)と石灰化組織の状態を人工知能(AI)により自動的に検出することで、治療の準備を簡易化し、ステント留置に必要な測定結果を迅速に示します。これにより、医師は経験だけでなく定性/定量的な観点から治療戦略を決定することができ、より正確なステント留置を可能にすることが期待されます。
・明確な診断を容易に行うことができ、最適な治療を支援することで、経皮的冠動脈インターベンション治療を受ける患者さんの予後の最適化に貢献します。
2021年7月2日―アボットメディカルジャパン合同会社(本社: 東京都港区、代表執行役員社長 ブライアン・モットーラ)は、本日、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)治療に使用される血管内光干渉断層法(OCT)画像診断装置に、国内で初めて人工知能(AI)を搭載した新しいソフトウェア「Ultreon™ 1.0 ソフトウェア」(以下Ultreon)を発売したことをお知らせ致します。
OCTは近赤外光を用いることで、高解像度の冠動脈画像を提供し、ステントのサイズ選択、留置、意思決定をサポートする画像診断装置です。これまで画像診断では、高度な専門知識と多くの症例経験が必要とされていました。
Ultreonは、AIにより、血管の石灰化を自動的に定量化し、使いやすいシンプルなユーザーインターフェース上に表示します。これにより、医師の経験だけでなく定性/定量的な観点から至適治療のための意思決定が行えます。本ソフトウェアは、OPTIS™ Mobile Nextイメージングシステム(販売名:SJM FD-OCTイメージングシステム、医療機器承認番号:22300BZX00306000)に搭載されます。
[画像: https://prtimes.jp/i/34735/16/resize/d34735-16-7a07468c8561b26073f4-0.png ]
AIによる性状評価の自動化とその他の新機能:
性状評価: 血管の外弾性板と石灰化組織を自動検出し色別表示、プルバック中の石灰化角度と
血管の最大厚さをリアルタイムで提示
サイジング: 1つの画面上で、最適なステント位置の確認、血管内腔径、病変長を表示
意思決定: リアルタイムの血管造影画面を並列することで、容易に正確なステント留置を実現
評価: 血管拡張とステント留置の結果を表示
生理学的機能: 血管機能評価のために再設計された使いやすくシンプルなインターフェース
これらのAIによる性状評価と、使いやすいシンプルなユーザーインターフェースが、医師の一貫した病態診断やステントの選択、配置、および治療方針の最適化を支援します。また、医師はPCI治療後にステントの拡張度合いを確認したり、当該患者さんでの複数のプルバック画像を比較することが可能です。循環器領域の画像診断は、血管造影から始まり、超音波や近赤外線等を用いて血管内の性状を直接診断評価できるような技術へと進化してきましたが、AI等の新機能が搭載されたことで、AI Supported PCIとしてより一層の進化が図られ、画像診断に新たな価値が加わることになります。
大阪府済生会中津病院 副院長 兼 循環器内科部長の志手 淳也 医師は、次のように述べています。「OCT画像診断装置を20年以上使用していますが、今回の新製品には、驚きと共に、これまで以上の期待を寄せています。刷新されたシンプルなインターフェースは、これからOCTガイドPCIを開始する医師や医療スタッフにとって、より親しみやすいものになり、ワークフローの標準化が促進されるでしょう。また、AIによる病変の自動検出や自動計測機能が新たに導入され、PCI手技の合理化と最適化への可能性が広げられ、我々の日常臨床を一歩先へと導いてくれると期待しています。今回のOCTフルモデルチェンジによって、よりわかりやすく、かつ具体的なデータを含んだ冠動脈のマップが示されることになり、これらを活かしたOCTガイドPCIは治療アウトカムの向上に繋がると信じています。」
アボットメディカルジャパン合同会社の三田本社社長兼バスキュラー事業部プレジデントである河野行成は次のように述べています。「アボットは、患者さんの人生に新たな未来を届けるべく製品開発を進めてきていますが、Ultreonは、まさにその理念を具体化した製品といえます。これまでのPCIイメージングを開拓されてきた多くの先生方のノウハウが集積されたUltreonが、画像診断先進国である日本の先生方の手により、新しい画像診断の可能性を広げ、多くの患者さんへのより良いPCI治療の実現に、医療現場では一歩先のSMART PCIの発展へ繋がることを願っています。」
Ultreon™ 1.0ソフトウェア製品紹介動画はこちらよりご覧ください。
https://link.videoplatform.limelight.com/media/?mediaId=e8e7d958c781485383a094f9c14c37d5&width=540&height=321&playerForm=LVPPlayer&embedMode=html&htmlPlayerFilename=limelightjs-player.js&orgid=b0029788f6f3415db64a9cf5452f5200
アボットについて
アボットは、人々が人生のあらゆるステージにおいて最高の人生を送ることができるようサポートするグローバルヘルスケアリーダーです。業界をリードする診断薬・機器、医療機器、栄養剤、およびブランド ジェネリック医薬品分野の事業および製品を含め、人々の生活に大きな影響をもたらす画期的なアボットの技術は、ヘルスケアの広範な領域にわたっています。現在、世界160カ国以上で、約109,000人の社員が活動しています。
アボット(www.abbott.com)、アボットジャパン(www.abbott.co.jp)、リンクトイン(www.linkedin.com/company/abbott-/)、フェイスブック(www.facebook.com/Abbott)、ツイッター(@AbbottNews)も合わせてご参照ください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
採取した橈骨動脈は解離していて3cm程しか使用できないことが判明~『ブラックペアン』監修ドクターが解説 vol.42~
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月24日 11時45分
-
ALS患者が思考でAIアシスタント操作、ビデオ通話や音楽再生も
AFPBB News / 2024年9月17日 18時19分
-
AIプラスクリニックたまプラーザ、2024年9月に遠隔ロボットで迅速診断と安心感を提供する体制を強化
共同通信PRワイヤー / 2024年9月13日 9時0分
-
自治医科大学発ベンチャー・DeepEyeVision、AIを活用した緑内障診療の精度向上に向けた研究開発に着手
PR TIMES / 2024年9月11日 14時15分
-
国際医療福祉大学と広島市立大学が音声解析技術による心臓病早期診断に関する基本特許を共同申請。AMED採択によりカルディオインテリジェンスとの連携で心血管疾患診療支援における医療機器の実用化フェーズへ
PR TIMES / 2024年9月11日 11時45分
ランキング
-
1《1個買うと1個もらえる》新作「チョコパイ」が無料ってお得すぎ...。セブン・ミニストップ・ファミマお得企画まとめ(9月24日開始)
東京バーゲンマニア / 2024年9月24日 12時37分
-
2「きのこの山」模倣品流通受け、明治が知的財産権の保護を強化へ…製造差し止めなどでブランド保護
読売新聞 / 2024年9月24日 16時59分
-
3「うまい棒」12円→15円に値上げ 「許容できる範囲をさらに超え……」
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月24日 13時9分
-
4昭和に大ヒット「青春という名のラーメン」令和に復活! 熱湯1分、タイパ志向に応える 明星食品
食品新聞 / 2024年9月24日 9時2分
-
5出張に「行かなきゃよかった」 若手は行ってから否定派になる
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月24日 7時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください