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神山まるごと高専(仮称)が、徳島県神山町「フードハブ・プロジェクト」と連携

PR TIMES / 2021年10月21日 15時45分

~食育を進めるとともに、地産地食率・日本一の 給食提供を目指す~

神山まるごと高専設立準備財団は、徳島県神山町で、「地産地食(地域で育て、地域で食べる)」を合言葉に、町の農業と食文化を次世代に繋いでいくプロジェクト「フードハブ・プロジェクト」と連携を開始したことを発表します。



[画像: https://prtimes.jp/i/49229/16/resize/d49229-16-33782b8b5638a1c6651f-0.png ]

フードハブ・プロジェクトが立ち上げる食農教育NPOとともに、神山まるごと高専内で食に関する教育、食育の展開を目指すほか、また同社が手がける「地産地食」の食堂「かま屋」と連携し、開校後には地産地食率・日本一の給食を提供する学校を目指します。

■神山まるごと高専とは
神山まるごと高専(仮称・設置構想中)は、「テクノロジー × デザインで、人間の未来を変える学校」をミッションとして掲げる2023年4月の開校を目指す私立高等専門学校(高専)です。
徳島県神山町に校舎および寮の設置を構想しており、一学年40名、合計200名の学生が在籍する予定です。

従来の技術系教育が中心の高専とは異なり、プログラミングを中心としたテクノロジー教育や、UI/UX・建築・現代アートなどに関連したデザイン教育。また、起業家精神を育成する教育といった独自のカリキュラムを提供します。

日本財団の「18歳意識調査 『第20回 –社会や国に対する意識調査-』」によると、国際的に見ても、日本の若者は自己効力感や社会変革意識が低く、特に「自分で国や社会を変えられると思う」と考えている若者は、アメリカの65.7%や、中国の65.6%と比べ、日本は18.3%と著しく低いことがわかります(※1)。

本校では、そのような日本国内において、学生の社会変革意識を育むとともに、テクノロジーやデザインでその実現の後押しを行い、社会に変化の一歩を生み出せる人材「モノをつくる力で、コトを起こせる人」を輩出することを目指しています。

■フードハブ・プロジェクトとは
フードハブ・プロジェクトは、神山町で作物を育て、地域の生産者・生活者がともに食べることで、神山町の「農業と食」を次の世代につないでいくための取り組みです。2015年の神山町役場と神山町住民が一体となり町の総合創生戦略を考えるワーキンググループがきっかけとなり、2016年4月に神山町役場と神山つなぐ公社、株式会社モノサスが共同で設立しました。
 
農業を軸に新規就農者を受け入れながら、育てた農産物を使った食堂・パンと食料品店の運営、神山の素材を使った加工品の開発、保小中高と連携した食育活動を行っています。「育てる、つくる、食べる、つなぐ」という食をめぐる小さな循環システムを通して、関係性を豊かに育み、地域の農業問題の解決・食文化の継承・雇用創出・移住促進・コミュニティの活性・次世代教育など、幅広い範囲での地域社会の課題解決に取り組んでいます。

■フードハブ・プロジェクトとの連携について
神山まるごと高専は、自然豊かな土地である、徳島県神山町に全寮制の学校として開校することを特徴の一つに据えています。今回連携をもとに、本校の学生が食べる給食を、日本で最も「地産地食」の率が高いものにすることを目指します。
また、食料自給率やフードロス、気候変動は、昨今無視できない社会問題として存在します。フードハブ・プロジェクトから立ち上がる食農教育NPOとの連携を通して、食に関する教育も提供していきたいと考えています。

これらの取り組みを通して、本校は「テクノロジー×デザインで、人間の未来を変える学校」のコンセプトに関して、答えのないこの時代に「食と農」の切り口からも向き合い、学校カルチャーを築いていきたいと考えています。

両者で連携して行うことは以下を想定しています。

・神山まるごと高専の課外授業として、食農プログラムの提供を共同して検討する
・神山まるごと高専内で提供される給食の共同開発を進める
 フードハブ・プロジェクトを運営する株式会社モノサス内の社食事業部署が担当予定

なお、給食プランができた際には、神山町内で試食会なども開催予定です。

■フードハブ・プロジェクト 共同代表 農業長 白桃薫 氏 
 昔から神山では、農作物を種から育て、皆で食べ、地域の食文化を脈々と育んできました。しかしながら、今までのように地産地食を実践することが、農業の担い手不足や食の流通システム高度化により、難しい状況となっています。
私たちは、給食や食農プログラムを通して、神山まるごと高専の生徒、先生たちと状況を共有し、神山や全国の中山間地域の農業や食文化の問題に目を向けるきっかけをつくりたいと考えています。そして、まずは彼等が生み出す「テクノロジー×デザイン」の力で、この神山の農業、更には日本と世界の食の課題解決に挑んでもらえたらと期待しています。

■食農教育NPO 代表 樋口明日香 氏
フードハブ・プロジェクトの食育部門では、これまで「育てる、つくる、食べる、つなぐ」地域ぐるみの循環型食農教育を、町内の子どもたちと重ねてきました。それらの活動を基盤に2022年4月に食農NPO(仮称)を立ち上げ、食育や食農教育の価値を広く社会に共有していきたいと考えています。合言葉は“すべての子どもに農体験を”。「給食」という、私たちにとっての新たなチャレンジ、さらには「地産地食」の給食への実装。神山まるごと高専に入学する生徒たち、先生方と一緒につくっていけること、楽しみです。

※1:日本財団調べ 第20回テーマ「国や社会に対する意識」(9カ国調査)
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2019/11/wha_pro_eig_97.pdf

(以上)

■「神山まるごと高専」とは
神山まるごと高専は、2023年4月開校予定の私立高等専門学校です。「奇跡の田舎」と称される徳島県神山町に設置され、神山町をまるごと、学びのフィールドに活用した、実践型教育を展開します。
学校のミッションは、「テクノロジー x デザインで、人間の未来を変える学校」。
従来の技術教育中心の高専とは異なり、ソフトウエアを中心としたテクノロジーや、UI・UX・アートなどに関連したデザイン教育。また、起業家マインドを育成する教育を実施し、
どんな社会でも、世の中を変えていける人材を育成します。

ウェブサイト: https://kamiyama-marugoto.com
公式note:http://note.com/kamiyama_kosen
公式twitter:https://twitter.com/kamiyama_kosen

※上記はあくまで予定あり、「学校法人設立並びに学校設置の認可」取得時期によって、開校を 2023 年 4 月以降に変更する場合もあります。

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