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生分解性プラスチックを分解する新規微生物に関する特許を取得

PR TIMES / 2024年8月26日 18時15分

komham、生分解性プラスチックの資源循環に向けた研究開発を加速



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69421/16/69421-16-c8c3b0b0ae7b44ea97c18acf26e7539a-3840x739.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社komham(本店:札幌市厚別区、支店:東京都渋谷区、代表取締役:西山すの)は、生分解性プラスチックを短期間で分解できる新規微生物に関して特許を取得しました。

■背景
生分解性プラスチックは、微生物などにより最終的に二酸化炭素と水に分解されるプラスチックです。環境にやさしい素材として注目が集まる一方、自然環境下では容易に分解されないことも多く、効率的な分解方法の開発が必要とされていました。当社では、生ごみを分解する微生物群の研究を進める中で、生ごみと同じく有機性廃棄物となる生分解性プラスチックを分解できる微生物を発見しました。

■特許情報
特許番号:特許第7539103号(P7539103)
発明名称:微生物、生分解性プラスチックの分解に用いるための組成物、および生分解性プラスチックの処理方法
出願日:令和6年4月26日(2024年4月26日)
登録日:令和6年8月15日(2024年8月15日)
発明者:森本 一、西山 すの

■特許の概要
堆肥化施設のコンポストから得られた好アルカリ性細菌komham264が、生分解性プラスチック素材の分解能を有することを見出しました。komham264はバチルス科の細菌で、単離株の培養液にポリ乳酸(※1)を含むストローや、ポリブチレンアジペートテレフタレート(※2)を含むビニール袋を添加したところ、4~5日目から分解開始が確認されました。

※1:ポリ乳酸(PLA)は乳酸が重合してできた生分解性のポリエステルで、トウモロコシなどの植物を原料として作られるバイオマスプラスチックです。
※2:ポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)は生分解性のポリエステルで、柔軟性がありフィルムやビニール袋に使用されています。

■今後の展望
生分解性プラスチック分解微生物と当社スマートコンポスト(R)(※3)を組み合わせることで、実質二酸化炭素排出量ゼロかつ消費電力ゼロにて生分解性プラスチックを資源循環できるサステナブルなシステムの開発に取り組んでいきます。

※3:スマートコンポスト(R)は、当社が開発したソーラー発電で自動駆動するバイオ式生ごみ処理機です。2024年7月より全国への納品を開始しています。

【研究者プロフィール】
株式会社komham 取締役/CTO
(兼)立命館大学 総合科学技術研究機構 客員助教
森本 一

●本件に関するお問い合わせや共同研究のご相談は、下記よりご連絡ください。
コンタクトフォーム:https://komham.jp/contact

■komhamについて
「微生物で生活環境を整備する」をミッションに掲げる株式会社komhamは、生ごみの高速分解ができる微生物群「コムハム」の研究および、それらを用いたバイオマスリサイクルシステムの構築を行っています。
また、研究成果を用いて、新規サービスや商品の開発を積極的に推進し、だれもが意識せずとも環境にやさしい暮らしができるようなインフラ作りを目指しています。

【会社概要】
・会社名:株式会社komham
・本 店:札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10-211号
・支 店:東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階B 代官山TOKO
・代表者:代表取締役 西山 すの
・設 立:2020年1月29日
・公式サイト:https://komham.jp

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