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廃漁網由来ナイロン素材「amuca」の販売を開始。第一弾は宮城県産の漁網100%の高品質なリサイクルナイロン生地・ペレットで提供

PR TIMES / 2024年8月8日 12時45分

宮城県気仙沼市発の廃漁網アップサイクルベンチャーが手がける新素材



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/16/102171-16-01281a86037dc84893ca2cf43f79dfc4-1000x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


amu株式会社は、廃漁網から生まれたナイロン素材ブランドamuca(R)(アムカ)(以下amuca)の第一弾を8月8日(木)に販売開始しました。第一弾では、宮城県産の漁網をアップサイクルし、バージン素材と同等の品質を持つナイロン生地やペレットにして提供します。

廃漁網は海域に流出して海洋汚染の原因になったり、漁業者に処分費として経済的な負担を強いたりと、処理において多くの課題があります。私たちは全国の漁港から原料として買い取った廃漁網を分別・加工し、amucaという素材に再生します。amucaの販売を通じて、漁具の海洋流出を未然に防ぎ、漁業者の負担軽減に寄与します。

また、amucaは単なるリサイクル素材でなく、その漁具がどの地域でどんな漁業に使われたのか、漁具が持つストーリーを内包します。トレーサビリティの高いamucaを用いることで地域の特性に合わせた企画や商品化が可能になります。

今後はアパレル、家具、建材などさまざまな業界のメーカーと協業し、amucaを用いた製品を開発していくことで、漁具から価値の常識をひっくり返していきます。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/16/102171-16-0832859ca77639792a04ddfe06ecfa94-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
amucaでできる製品例

- 100%漁網由来なのに高品質なナイロン。第一弾は宮城県産の漁網をアップサイクル

amu株式会社(本社:宮城県気仙沼市、以下amu)は廃漁網から生まれたナイロン素材ブランドamuca(アムカ)の第一弾の販売を8月8日(木)から開始しました。昨年の第14回 FaW TOKYO(ファッションワールド 東京)【秋】にてローンチしたamucaを、この度本格的に販売していきます。

amucaは、使い終えた漁網を100%リサイクルして作られたナイロン素材です。ケミカルリサイクルという手法を用いることで、バージン素材と同等の品質を実現しており、様々なナイロン製品に活用することができます。

第一弾として、宮城県で回収したナイロン製漁網をアップサイクルし、ナイロン生地やペレットとして提供します。
- 海洋プラスチックゴミの6割が漁具。ゴミを資源にして海を守り漁師も救う

世界ではプラスチックごみが毎年約800万トン海洋に流出しており、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるという試算もあります。また、日本の海岸に漂着している海洋プラスチックごみのうち、漁業関連ごみが質量ベースで59.5%を占めています。(※1)流出した漁具が海洋生物に絡まり命を落とす「ゴーストネット」も同時に引き起こします。

使用済みの漁具は塩分や汚れを含んでおり、素材ごとの分別が必要な場合も多く、容易に焼却処理やリサイクルができません。そのためほとんどの漁具は産業廃棄物として埋め立て処理されますが、埋め立てによる環境負荷が高いことも問題視されています。また、産廃処理にかかる高額な処分費用を漁業者が負担する必要があり、漁師に経済的な負担を強いているのが現状です。
※1環境省 海洋ごみをめぐる最近の動向

amuは、漁具の回収・リサイクル・販売の仕組みを一貫して構築することで、廃漁網から新たな価値を創造します。漁業者から廃漁網を買い取り、分別・加工の工程を経て、amucaに再生します。amucaの販売・製品開発を通じて、漁具の流出を未然に防ぎ、海洋保全や生物多様性保全、さらには漁業者の負担の軽減につながります。
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実際に回収した漁網

- 漁師町の歴史と文化が宿ったトレーサビリティ製品をメーカーとともに開発

amuの廃漁網回収地域は全国津々浦々の漁港です。回収した廃漁網を素材として生まれ変わらせることに加え、その漁具がどの地域でどんな漁業に使われたのか、漁具が持つストーリーを紡いでいくことを大切にしています。地域の特性に合わせた企画や商品化により、漁業を営む町で暮らす人々が、その町に誇りを持てるようになるような貢献がしたいと考えています。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/16/102171-16-d31945acdcd55ee32e8d7089980d141e-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
トレーサビリティを追跡できるamuca(R)タグ

amucaの特徴として、ケミカルリサイクルという手法を用いることで、バージン素材と同等の品質を持つナイロン生地やペレットの提供が可能です。下記のような多岐にわたる用途で使用することができます。
- スポーツアパレル
- アウトドアアパレル
- バッグ
- 時計
- 眼鏡
- 副資材
- インテリア
- シート、フィルム等の産業用資材

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/16/102171-16-7987b86850ac26a4b4cdfc4100d75a70-2320x1296.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


また、amucaを使用した製品を回収し、再びナイロン原料としてアップサイクルするサーキュラーエコノミーの実現を目指しています。そのため、再回収を前提とした製品開発を進めるとともに、回収の仕組みも構築していく予定です。

現在すでに複数ブランドと共同での製品開発を行なっており、今後はさらなるパートナーシップの機会拡大と連携強化を目指しています。
ブランドサイト:https://amuca.world

お問い合わせ
amu株式会社 〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-25
【担当】加藤・遠山
mail:sales@amu.co.jp
- 代表取締役CEO 加藤 広大からのメッセージ

私たちが拠点にする宮城県気仙沼市は長い間、漁師町として栄えてきました。気仙沼には昔から、漁船に燃料を補給する「あぶら屋」、獲ってきた魚を箱詰めして冷やす「はこ屋」「こおり屋」があります。

まちの多くの商売が漁業に紐づいており、だからこそ全員が心から大漁を願っています。大漁を祈願しながら出港を見守る“出船送り”には“漁師町”気仙沼が詰まっていて、漁業によってまち全体が繋がっていることを感じることができます。

気仙沼だけではありません。日本には2,700以上の漁港があり、それぞれのまちに漁業を中心とした歴史と文化があるはずです。こうしたまちのアイデンティティに、価値を宿していきたい。そんな想いをもとに、私たちamuは漁業を下支えしている漁具の再資源化に挑戦しています。

漁師の物語がつまった漁具を、ワクワクする素材へと生まれ変わらせる。その過程をみなさんと共に楽しんでいけたら幸いです。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/16/102171-16-86a0bec5435a15464d25346297fa6904-2035x1641.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
amu株式会社 代表取締役CEO 加藤広大

- 「廃漁網アップサイクルベンチャー」amu株式会社について

全国の漁港から回収した廃漁網をアップサイクルして価値ある製品を生み出す、宮城県気仙沼市発の廃漁網アップサイクルベンチャーです。

「いらないものはない世界をつくる。」をビジョンに世の中のゴミ、無価値とされているものを再資源化して新たな価値を吹き込みます。

会社概要
社名:amu株式会社
本社所在地:〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-25
代表取締役:加藤広大
出資元:ANRI株式会社/UBE株式会社/株式会社ANOBAKA
事業内容: 廃漁網の回収、プロダクト開発販売
設立: 2023年5月
HP:https://www.amu.co.jp/

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