プラスチックを燃料に宇宙機用化学推進機を開発するLetara株式会社シードラウンドで4.8億円の資金調達を完了

人工衛星などの宇宙機用推進機(エンジン)を開発・製造するスタートアップ企業、Letara株式会社(本社：北海道札幌市 Co-CEO 平井翔大 Co-CEO Landon Kamps)は11月29日にシードラウンドで総額4.8億円の資金調達を実施した。今回の資金調達は第三者割当増資で行われた。

【資金調達の目的】
今回調達した資金でLetara株式会社はエンジニアとバックオフィスメンバーの採用を強化し、北海道滝川市江部乙地区に設けた自社研究拠点(延床面積約4,000平方メートル )での開発を促進させ、より早期の宇宙実証を目指す方針である。
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【投資家からのコメント】
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インキュベイトファンド株式会社
代表パートナー 赤浦氏



Letara社が開発するハイブリッドエンジンは、2024年6月に出資させていただいて以降、北海道大学 永田先生の強力なバックアップのもとで目覚ましいスピードで開発が進んでおり、今回更なるスピードアップのために追加出資をさせていただきました。 当社は高い技術力に加えて平井氏・Kamps氏のリーダーシップのもとに熱量高く優秀なチームが揃っており宇宙業界のプレイヤーからの評判も高く、世界の宇宙業界を牽引する存在になると期待しております。引き続き全力で支援して参ります。
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三菱UFJキャピタル株式会社
副部長 畠中氏



Letaraは、安全、高推力、かつ使いやすいハイブリッド推進の開発を進めています。これは、今後拡大が予想される宇宙空間における移動ニーズを適切に満たし、宇宙における輸送の問題を解決し得る技術であると考えています。また、当該領域で豊富な知識と経験を持ち、優れたバランスを有するチームの皆様であれば、社会実装に向けて生じ得るであろう難易度の高いチャレンジも乗り超えることが出来ると確信しております。今般弊社は、宇宙領域にブレイクスルーを引き起こすことを期待し新規出資をさせていただきました。北海道から世界へ、そして宇宙へ、Letaraが目指す「宇宙を自由に行き交う未来」の実現に向け、MUFGが有するネットワークを活用し事業発展に伴走させていただきます。
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株式会社北洋銀行
公金・地域産業支援部 倉西氏



Letara株式会社様は北海道大学の永田研究室発のスタートアップであり、共同創業者のお二人も同研究室の卒業生である道産子スタートアップです。道産子ではありますが、宇宙での人類の行動範囲を最大限に広げる可能性を秘めているエンジンを開発しており、まさに世界に変革をもたらすスタートアップです。そんな技術を持つ当社をご支援したく、このたび北洋SDGs推進2号ファンドより出資させていただきました。
宇宙事業は北海道に地の利がある分野でもあり、北海道庁・札幌市・北海道経済産業局の3行政によるSTARTUP HOKKAIDOの注力領域でもあります。また中期経営計画で掲げているように、弊行も宇宙分野への取り組みを強化していきたいと考えています。このたびの出資に加えて、助成金や弊行子会社である人材紹介会社の紹介など、設立当初より微力ながらご支援させていただける機会を頂戴できたことに感謝いたします。
北海道のスタートアップ界のリーダー、そしてユニコーン企業へ成長されることを心から期待し、応援しています！
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株式会社釧路製作所
代表取締役社長 羽刕氏



Letara社は、人工衛星などの宇宙機のサイズや運用方法の多様化に合わせた宇宙空間での推進系の多種多様なニーズにこたえ、プラスチックを燃料とした高推力で安全安価な推進系を開発しています。既に滝川市に開発拠点が整備され、将来的に短納期での量産体制を構築することで製造コストの低下も期待されています。これまでハイブリッド推進技術を蓄積してきた創業メンバーに加え、強力なチーム体制により同社のビジョンを実現することを確信しております。弊社は今回の出資により、ものづくりと資金支援の双方を通じて、同社が掲げる「大量の人や物が宇宙を自由に行き交う未来」に向けて北海道の宇宙産業の発展を共に目指して参ります。
【Letara株式会社 共同代表取締役のコメント】
今年6月に続き、シードラウンドで4.8億円の資金調達ができたことを大変嬉しく思います。
我々は新たなビジョンに「宇宙のどんな場所へも24時間以内に」を掲げました。24時間以内にあらゆる宇宙空間に行ける世の中にすることを目標にします。
現在、GEO(静止軌道)や月のような遠くの宇宙に到達するまでに数週間、場合によっては数か月を要します。我々の目標は、低価格＋短時間で深宇宙に到達できる未来をつくり、宇宙空間における人類の活動を活発化させます。
弊社の事業に共感いただいた株主様、協力企業様のご期待に添えるよう、今後の採用活動を強化し、早期の宇宙実証を成功させ事業推進に尽力して参ります。


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平井 翔大 (左）　 Landon Kamps (右）

【Letara株式会社について 】
「宇宙のどんな場所へも24時間以内に」をビジョンに掲げ、多くの人・モノが自由に行き交う未来を目指す。北海道大学で研究開発されてきた技術を社会実装するために2020年6月に設立されたスタートアップ企業。既存エンジンが抱える爆発性・危険性・高価格の問題を、燃料にプラスチックを使用することで解決した。高推力を維持しつつ、安全で安価なエンジンを開発することに成功した。

問合先: [e-mail]
HP：https://www.letara.space/ja



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