給与所得者300名が回答!年末調整で最も負担なこととは?年末調整に関するアンケート調査結果
PR TIMES / 2025年1月31日 18時45分
従業員が本当に求めるサポートと手続きの負担を軽減する改善策が明らかに
エフアンドエムネット株式会社(本社所在地:大阪府吹田市、代表取締役社長:上枝康弘)は、管理部門向けのビジネスメディア「労務SEARCH(労務サーチ)」にて、20代以上の男女300名を対象に、年末調整に関するアンケート調査をおこないました。
アンケート詳細はこちら:https://romsearch.officestation.jp/report/49036
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-3c401060a2a3735a2917fefdec9b86b5-1200x600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
300人が回答!年末調整に関するアンケート調査【2024年】
年末調整は、毎年12月頃におこなわれる給与所得者の所得税を精算する手続きです。しかし、その仕組みは複雑で、従業員にとっては負担に感じられることも少なくありません。
そこで労務SEARCH編集部では、年末調整に対する従業員の意識や手続きにおける課題を把握するため、20代以上の男女300名を対象にアンケート調査を実施しました。本記事では、その調査結果を分析し、年末調整に関する従業員の理解度と手続きの負担感、そして企業が提供すべきサポートや改善策について考察していきます。
これからも労務SEARCHでは、管理部門の悩みを解決できるようなアンケート調査を実施し、バックオフィス業務に役に立つ、価値のある情報を発信してまいります。
<当調査の引用・転載に関して>
当調査のデータを引用・転載する場合には、必ず「出典:労務SEARCH」の表記をお願いいたします。
出典として下記ページへのリンクをお願いいたします。
https://romsearch.officestation.jp/report/49036
【主な調査結果】
・年末調整の目的や手続きの流れは、半数以上が「ある程度理解している」
・年末調整の手続きにかかる時間は「15分~30分」が最多
・年末調整の手続きで最も負担に感じるのは「書類の記入方法の理解」
・従業員が最もわかりやすいと感じる情報提供方法は「紙の資料の配付」
・スムーズな手続きのために必要な改善点は「書類の記入方法の詳細な説明」
・年末調整システム導入企業の約8割が利便性を実感
●年末調整の目的や手続きの流れは、半数以上が「ある程度理解している」
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-5ba4522c0693562c2324bd800b975272-800x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q. 年末調整の目的や手続きの流れについて、どのくらい理解していますか?
まず、企業で働く人々がどれくらい年末調整について理解しているのか、年末調整の理解度について調査してみました。
最初に、年末調整の目的や手続きについて、どのくらい理解していますかと質問してみたところ、「ある程度理解している」が54.3%と最も多く、次に「よくわかっていない」が28.7%、「よく理解している」が12.3%、「全くわかっていない」が4.7%という結果になりました。半数以上の人が「ある程度理解している」と回答しているものの、「よくわかっていない」と「全くわかっていない」と回答した人は合わせると3割を超えています。
なお「よくわかっていない」の回答者を年代別に見ると、若い年代ほどこの回答を選ぶ傾向が見られました。具体的には、20代の40.0%、30代の32.8%、40代の22.9%、50代の12.5%の回答者がこの回答を選んでおり、60代以上は0%でした。
次に、年末調整で提出が必要な書類を把握していますかと聞いてみたところ、「なんとなく把握している」人が71.7%と7割以上を占め、年末調整における提出書類の記入方法については、56.7%が「ある程度理解している」という結果になりました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-227a74ad50e99f26f181a93fac5e9f48-800x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q. 年末調整で提出が必要な書類を把握していますか?
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-85a16d601d01289ba9302d0c6d69bb21-800x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q. 年末調整における提出書類の記入方法について、どのくらい理解していますか?
理解度には個人差があるようですが、提出書類の記入方法に対する理解度の回答においても、若い年代ほど「よくわかっていない」と回答した割合が高い傾向が見られました。具体的には、20代の40.0%、30代の31.9%、40代の24.0%、50代の8.3%がこの回答を選んでおり、60代は0%です。
●年末調整の手続きにかかる時間は「15分~30分」が最多
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-9676eb6904d3ce861ad62d46609c6088-800x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q. 年末調整の手続きはどれくらい時間がかかりますか?
次に、年末調整の手続きに関する調査を実施してみました。年末調整の手続きにかかる時間については、「15分~30分」と回答した人が41.0%と最も多く、次に「15分以内」が27.7%、「30分~1時間」が22.3%、「1時間以上」が9.0%となりました。
年末調整に慣れている人は短時間で終わらせることができる一方、不慣れな人は1時間以上かかる場合もあることがわかります。しかし、手続きにかかる時間は、提出書類の多さに比例することも考えられます。
●年末調整の手続きで最も負担に感じるのは「書類の記入方法の理解」
では、年末調整の手続きにおいて、従業員が負担に感じている部分は何でしょうか。次に、最も負担に感じる部分はどこですかと聞いてみたところ、第1位が「書類の記入方法の理解」で52.4%、第2位が「必要書類の準備」で29.0%、第3位が「提出期限を守ること」で9.3%、第4位が「システムやフォーマットの利用」で8.3%となりました。
この結果から、多くの人が書類の記入方法について理解することに最も負担を感じていることがわかります。特に、複雑な計算が必要な箇所や、専門用語が多い箇所については、従業員の大きなストレスとなっている可能性があるでしょう。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-2ae79ca4969f1ccb9dbba0c24d764584-800x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q. 年末調整の手続きにおいて、最も負担に感じる部分はどこですか?
●従業員が最もわかりやすいと感じる情報提供方法は「紙の資料の配付」
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-6e90fecf39f561246e48cd10fae4561a-800x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q. 年末調整に関する情報提供の方法として、どれが最もわかりやすいと感じますか?
では、従業員はどのような情報提供方法を望んでいるのでしょうか。次に、年末調整に関する情報提供の方法として、どれが最もわかりやすいと感じますかと聞いてみました。その結果、第1位が「紙の資料の配付」で33.4%、第2位が「個別での質問対応」で25.3%、第3位が「マニュアル動画の視聴」で13.0%、第4位が「メールでの周知」で10.3%となりました。
このことから、多くの人が、紙の資料や個別での質問対応など、従来のコミュニケーション方法を重視していることがわかります。しかし、マニュアル動画や社内説明会を求める人も一定数おり、情報提供の方法は、従業員の属性や理解度に合わせて多様化する必要がありそうです。
●スムーズな手続きのために必要な改善点は「書類の記入方法の詳細な説明」
次に、より年末調整の手続きを円滑に進めるためにはどうすればいいのかを調査するため、なにが改善されれば、よりスムーズに年末調整の手続きを進められると思いますかと質問してみました。
その結果、「書類の記入方法の詳細な説明」が39.3%と最も多く、次に「必要書類の案内方法」が15.0%、「現状のままで問題ない」が11.3%、「提出システムやツールの操作方法の共有」が10.3%、「年末調整に関するスケジュールの事前共有」が9.0%、「不明点を質問できる社内窓口の設置」が8.7%となりました。
やはり、多くの従業員が、書類の記入方法について詳細な説明を求めていることがわかります。
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Q. なにが改善されれば、よりスムーズに年末調整の手続きを進められると思いますか?
●年末調整システム導入企業の約8割が利便性を実感
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-0dcdeda301a4e9bc28d92caac1f1fa53-800x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q. 現在あなたが勤める会社では、年末調整システムを利用していますか?
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-80270874cad5bee125e78967eb1218b0-800x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Q. 前問で「はい」と回答した方にお聞きします。年末調整システムを利用することで、手続きが簡単になったと感じますか?
最後に、年末調整の手続きを簡単にしてくれる『年末調整システム』の利用状況について調査してみました。まず、現在あなたが勤めている会社では、年末調整システムを利用していますかと質問してみたところ、「はい」が36.0%、「いいえ」が64.0%という結果になりました。このことから、多くの企業では依然として紙ベースでの手続きが中心であることが判明しました。
では、年末調整システムを利用している人は、どのようなメリットを感じているのでしょうか。
次に、前問で「はい」と回答した人に対して、年末調整システムを利用することで、手続きが簡単になったと感じますかと聞いてみたところ、「ある程度簡単になった」が50.9%、「とても簡単になった」が28.7%と、合わせて約8割の人がシステムの導入によって手続きが簡単になったと感じていることがわかりました。
【調査結果まとめ】
今回のアンケート調査で、年末調整の目的や手続きの流れ、提出書類などに関する理解度については、半数以上は「なんとなく理解している」ことが明らかになりました。しかし回答を年代別に見ると、若い年代ほど理解度が低い傾向にあったため、従業員の年齢層が若い企業では、人事・労務担当者による説明やサポートが必要不可欠です。
なお、情報提供する際は紙の資料を配付し、特に書類の記入方法に関する説明を丁寧におこなうと従業員からの問い合わせも減少するかもしれません。年末調整システムを導入している企業においては、従業員の約8割がその利便性を実感しており、従来の紙による手続きより負担が減っていることがうかがえます。企業の人事・労務担当者はこのアンケート調査結果を参考に、従業員の視点に立った改善に取り組みましょう。
「労務SEARCH」ではこれからも、こうしたアンケート調査を通じて、人事・労務管理に関する課題を解決する手助けとなる情報を発信してまいります。
<調査の実施概要>
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/120587/table/16_1_df3c8548d0f0777554b0c5e870d13e1f.jpg ]
■労務SEARCHについて
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120587/16/120587-16-fab0479d3f1a4ac02ee8332bb521ea26-808x352.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
労務SEARCH
労務SEARCHとは、管理部門の日々の業務課題を解決する記事コンテンツや、管理部門のニーズに合ったBtoBマッチングに役立つ資料を提供するビジネスメディアです。会員数は2万人超え、そのうち半数は管理部門の役職者です。またコンテンツの高い専門性から、士業の方々からも支持されています。
サイトURL:https://romsearch.officestation.jp/
■エフアンドエムネット株式会社 概要
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/120587/table/16_2_a01cbbdf1aced54e70ca2e0c514d99a0.jpg ]
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