新生児死亡に関する報告書を発表~世界では年間100万の新生児が、生まれたその日に死亡~

PR TIMES / 2014年2月25日 12時25分

子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは25日、最新の報告書「新生児の死亡に終止符を(Ending Newborn Deaths)」を発表し、世界では年間100万以上の新生児が生まれたその日に亡くなっており、新生児にとって生後24時間以内が最も命の危険が高い状態であることを明らかにしました。その上で、新生児死亡の主な原因は、早産や、長時間の分娩・子癇前症(妊娠中毒症)・感染症などの合併症によるもので、新生児死亡の半数は、母親と新生児が無料の保健医療サービスを受けることができ、訓練を受けた助産師の立ち会いがあれば、防げるものであることを示しました。



さらに、出産時の赤ちゃんの心臓停止による死産は年間120万件にものぼり、これは母体の合併症、感染症、高血圧性障害などが主な原因であることも明らかになりました。

セーブ・ザ・チルドレンは、こうした新生児の死亡や死産をなくすため、訓練を受け必要な機材を持ったヘルスワーカーの数を増やして全ての出産が専門家の立ち会いの下で行われるようにすること、また妊娠や出産に関わる全ての保健医療サービスの利用者負担を無料化することを中心とした「新生児のための5つの約束(The Five Point Newborn Promise)」を推進するよう、世界各国の指導者たちに求めます。

子どもの死亡率を大幅に減少させることにおいて、国際社会は過去10年の間に目覚ましい進歩を遂げました。予防接種の実施、肺炎・下痢・マラリアに対する適切な治療、家族計画の普及、そして栄養改善といった分野に世界が政治的に取り組んだことで、子どもの死亡数を年間1,200万人から660万人まで、ほぼ半数に減らすことに成功しました。

しかし、本報告書によって5歳未満の子どもの死亡のおよそ半数が出生後28日未満の新生児であることが明白になった今、極めて高い新生児の死亡率の問題に早急に取り組まなければ、この10年の進歩は停滞することになります。

「生まれてから24時間が、赤ちゃんにとっても最も命の危険が高いのです。にもかかわらず、多くの妊婦が自宅の一室や野外の茂みで、緊急時の助けもなく、たった一人で出産しています。陣痛が始まった妊婦が、助けを求めて何時間もさまよい歩き、最終的に赤ちゃんを死なせてしまうという悲しい話もよく耳にします。出産を安全に行い、緊急時に適切な対処ができる専門家の立ち会いさえあれば防げるこうしたケースを放置しておくことは、非道であると言わざるを得ません。」セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン政策提言マネージャー堀江由美子

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