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千葉県柏市、産官学医連携による新型コロナウイルス感染症対策「明日に備える新型コロナウイルス感染症検査体制強化プログラム」を始動

PR TIMES / 2020年7月10日 11時40分

―地域医療体制の崩壊を防ぐために、 “新たなPCR検査安定供給体制”を構築―

 柏市(市長:秋山浩保)、一般社団法人柏市医師会(会長:長瀬慈村)、東京大学大学院新領域創成科学研究科附属生命データサイエンスセンター(所在:千葉県柏市、センター長:鈴木穣)、楽天メディカルジャパン株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長:三木谷 浩史/以下、楽天メディカルジャパン)、タカラバイオ株式会社(本社:滋賀県草津市、代表取締役社長:仲尾功一/以下、タカラバイオ)の5者は、千葉県柏市において産官学医が連携し地域の新型コロナウイルス検査体制を支えるために「明日に備える新型コロナウイルス感染症検査体制強化プログラム」を実施していくことで合意しました。新型コロナウイルス蔓延時でも地域の医療供給体制を継続させることを目的に、地域の医療を支える医師会および行政が連携しながら、アカデミアの研究基盤を用いることで、患者さんと医療従事者へ適切な検査を提供する新たなPCR検査体制の構築及び試薬の安定供給を行います。



 
[画像: https://prtimes.jp/i/43244/17/resize/d43244-17-600933-0.png ]

 新型コロナウイルス感染症は、第二波、第三波に向けた対策が求められています。その中で、一般医療機関では、秋冬以降、患者が増加する季節性の感染症など新型コロナウイルス感染症と類似した疾患との区別を行う必要性が高まっていきます。また、医療資材の不足から感染対策の不備や、迅速に結果を得るPCR体制の問題などを踏まえた検査体制の拡充は、院内感染やクラスター対策のため喫緊の課題となっています。こうした医療現場のニーズを満たすためにも、新型コロナウイルスの “新たなPCR検査供給体制” を構築していくことが求められています。このような社会的なニーズにも対応できる地域検査体制を整備するために、千葉県柏市で「明日に備える新型コロナウイルス感染症検査体制強化プログラム」を実施します。対策立案には、新型コロナウイルスの感染状況に地域差があることから人口密度、公衆衛生対策、地域環境、そして医療体制やその自治体の医療財源などの差を考慮していく必要があります。柏市の地域医療の現状を踏まえ、安定した地域医療体制の継続に向け、産官学医それぞれが役割を発揮し、連携モデルを提案および実現していきます。

 1.「明日に備える新型コロナウイルス感染症検査体制強化プログラム」について 
下記を検証しながら、柏市における医療現場のニーズを満たす検査を供給します。また、柏市の在宅医療等の地域特性を踏まえた新たなPCR検査提供体制を構築していきます。尚、PCR検査については、医療現場における感染予防及び患者への侵襲性の低さを考慮し、唾液検体を用いた検査についても対応していきます。

医療従事者・病院の負担を軽減し、安全、正確、迅速なPCR検査へのアクセスの提供
   ●新型コロナウイルス感染症検査に必要な試薬・検査機材の安定供給
   ●新型コロナウイルスの将来的な変異に備えた研究開発体制の構築
   ●在宅医療等の地域特性を踏まえた検査体制の構築および提供
   ●産官学医それぞれの立場を活用した地域医療への支援方法についての検討

 2.関係者の主な役割
 千葉県柏市
 本プログラムを支援し、市内各医療機関の行政検査参加の円滑化を図るなど,新型コロナ感染症対策を総合的に
 進めます。
 柏市医師会
 柏市の医療機関におけるPCR検査実施体制を拡充し、新型コロナウイルス感染症への対策を総合的に整備、その
 他の疾患にも対応できる地域医療との両立を図ります。
 東京大学大学院新領域創成科学研究科附属生命データサイエンスセンター
 本プログラムの企画を推進し、PCR解析技術の提供並びに同研究施設のラボ設備を活用した検査体制の整備を行
 います。
 楽天メディカルおよびタカラバイオ
 楽天メディカルは、本プログラム遂行のため社会的課題に取組み、必要な協力者間のコーディネートを行いま
 す。タカラバイオは、バイオテクノロジー企業としての経験を活かし、新たなPCR検査体制に必要なPCR検査キ
 ット等の安定供給や検査法の改良を支援していきます。

尚、国立がん研究センター東病院から、医学的な知見よりアドバイスをいただきます。


千葉県柏市
柏市は、千葉県北西部に位置し、人口約43万人を擁する中核市です。この柏の葉地区には、東京大学柏キャンパス、千葉大学環境健康フィールド科学センター、国立研究開発法人産業技術総合研究所柏センター、東葛テクノプラザ等、国・県の各種機関や施設が集積しています。

一般社団法人柏市医師会
柏市医師会の会員数は340名、施設数は209施設です(令和2年6月時点)。その中には、がん診療連携拠点病院である国立がん研究センター東病院や、救命救急センターでもある東京慈恵会医科大学附属柏病院も含まれ、その他、中核病院や診療所も各科バランスよく必要最低限にそろっており、まるで小さな国のような地域です。そして、在宅医療の先進的な柏モデルを推進しており、多様性を互いに認め尊重し支え合い、誰もが安心して生まれ育ち住み続けることができるまちをめざしています。

東京大学大学院新領域創成科学研究科附属生命データサイエンスセンターについて
東京大学大学院新領域創成科学研究科附属生命データサイエンスセンターは、2018年に発足し、国内有数の高データ生産能力と高インフォマティクス解析能力を融合し、データの算出から情報解析までを一貫して行う体制を整えています。生命科学のみならず環境科学などの諸分野との学術統合化、柏・本郷・駒場・白金台の各キャンパスとの全学的な連携、学外諸研究機関との共同研究を通じ、 日本の科学技術の発展に貢献できる、研究開発と研究支援を同時に担う次世代型の生命科学研究拠点の構築と生命ビッグデータの情報解析を担う人材育成を目指します。

楽天メディカル社について
楽天メディカル社は、イルミノックス™と呼ばれる新しい治療技術プラットフォームを基に、特定の細胞に対し選択性に優れた治療の開発を進めるグローバル バイオテクノロジー企業です。イルミノックス™を基に開発された治療の前臨床試験では、標的細胞の速やか、かつ選択的な壊死をもたらすデータが示されています。また、規制当局による安全性及び有効性は未承認です。楽天メディカル社は、がんを克服するというミッションを掲げ、がん患者さんがより良い生活を送れる社会の実現を目指しています。米国本社に加え、日本、ドイツ、オランダ、台湾と、世界5カ国に6拠点を構えています。楽天メディカルジャパン株式会社は、楽天メディカル社の日本法人です。詳しくは、https://rakuten-med.jp/ ご覧ください。

タカラバイオ株式会社について
タカラバイオ社は、1988年(昭和63年)に日本で初めてPCR技術を導入するなど、遺伝子工学研究用試薬の開発・製造を通じて、バイオ産業支援事業を展開してきました。「遺伝子治療などの革新的なバイオ技術の開発を通じて、人々の健康に貢献する」という企業理念のもと、基幹技術であるバイオテクノロジーを駆使し、国内メーカーとしていち早く、新型コロナウイルスの迅速・簡便なPCR検査キットを開発し、その供給体制を整え、国内検査体制の拡充に貢献しています。さらに、再生医療等製品などの開発・製造支援サービスであるCDMO(Contract Development and Manufacturing Organization)事業を通じて、新型コロナウイルスのワクチン製造や、がん免疫遺伝子治療の開発にも取り組んでいます。

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