アイルランド政府食糧庁Bord Bia(ボード・ビア) 2023年度 対日乳製品輸出量12%増(*) サステナブルで高品質なアイルランド産乳製品を安定供給
PR TIMES / 2024年7月3日 17時40分
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・日本向け乳製品輸出量の成長率は、2023年対2022年で12%増(*)
・中でもバター、ホエイ、チーズが好調で、対日輸出量23年対比はそれぞれ+488%、 +167.2%、+12%の増加(*)
・アイルランド産乳製品の優れた栄養
・サステナブルで高品質なアイルランド乳製品を安定供給
アイルランド政府食糧庁Bord Bia(ボード・ビア)は、2023年の対日乳製品輸出量が約17,000mt (ユーロ7,860万) (*)に達し、前年比12%アップ(*)となったことを発表しました。 昨年、世界の乳製品市場が年間を通じて弱含みで推移した中でのこの結果は、日本におけるアイルランド産乳製品の需要が堅調なことを浮き彫りにしました。
中でもバターとホエイは大幅な増加を示し、母体は控えめながら、それぞれ +488% (147MT) と +167.2% (434MT) (*)と急成長しました。また、チーズは以前から好調な製品で、昨年も+12% の成長を遂げ、対日総輸出量は15,101MT (*)に達しました。これらの成長は、日本のバイヤーとアイルランドの乳製品輸出業者との長年にわたる良好な関係の構築によるものです。(*)=アイルランド政府食糧庁調べ
アイルランド政府食糧庁の乳製品部門マネージャー、マーガレット・バトラーは次のように述べています。
「日本のバイヤーとアイルランドの乳製品輸出業者は長年にわたり関係を強化しており、輸出の伸びの多くはチーズが牽引しましたが、バターやホエイなど他のカテゴリーでも成長の余地があり、どちらも堅実に輸出額が増加しています。アイルランド政府食糧庁と欧州連合(EU)との協力キャンペーン「ヨーロピアン乳製品fromアイルランド」のサポートも得ながら、各業界の知見に基づいた強力な関係を通じて、アイルランド産乳製品の明確に差別化された特長をさらにアピールしていきます。」
アイルランド産チーズの優位性
チーズは引き続き日本におけるアイルランド産乳製品の主要製品で、昨年の輸入量は15,101MTとなり、2019年から9%増加しています。この着実な成長は、貿易および消費者レベルでアイルランドの世界クラスの乳製品に対する認知度が高まっていることを裏付けています。
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アイリッシュ グラスフェッドバターの人気
アイルランド産グラスフェッドバターは、2023年の対日輸出量が147MTに達し、前年比+488%の成長率を記録しました。優れた品質、豊かな風味、クリーミーな食感が高く評価されているアイルランド産グラスフェッドバターは、自然で健康的な選択肢を求める日本の消費者の好みと一致しており、その人気の高まりに貢献しています。近年、日本のお客様からの要望に応え、特別なチーズ製品の開発などを行っている企業もあります。また優れた技術力と最新設備で、ドイツ、アメリカでNo1,2を誇るバターブランド「ケリーゴールド」をはじめ、世界の一流乳製品ブランドを創出しています。
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急成長中のアイルランド産グラスフェッド ホエイ
アイルランド産グラスフェッド ホエイは、対日輸出量でますます大きな役割を果たしており、2023年には輸入量が434MTと、2019年から全体で60%増加しました。 牧草飼育の乳牛から供給されているという評判と品質の高さにより、健康志向の日本の消費者の間で人気が高まっています。ホエイプロテインパウダーに加えて、入手可能な動物性タンパク質の中で最も栄養価の高いものの一つとして知られるアイルランド産グラスフェッドホエイは、アスリート、フィットネス愛好家、健康志向の個人向けのプロテインバーやシェイクなどのさまざまな機能性食品や飲料に使用されているプレミアムな成分です。
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アイルランド牧草牛の生乳は、より栄養価が高いことが判明
Teagasc(農業食品開発局)とFood for Health Ireland(FHI)の研究者の科学的調査により、年間平均240日放牧され、飼料の95%を牧草で育つアイルランドのグラスフェッドシステムで飼育された乳牛の生乳は、牧草の割合が中程度または少ない乳牛の生乳と比べて、オメガ3脂肪酸と共役リノール脂肪酸(CLA)の割合が高いことが証明されました。
「アイルランドでは牧草が主原料として最も一般的ですが、アメリカ、ドイツ、オーストリア、デンマークなどの国々では、乳牛に与えられる新鮮な牧草の量はアイルランドよりかなり少ないのが現状です」と、コーク州ムーアパークにあるTeagasc(農業食品開発局)食品研究センターのマーク・ティムリン博士研究員は述べています。
研究者たちは、アイルランドの牧草の割合が高い飼料で育った牛が、中程度や低い牧草の割合の飼料で育てられた牛に比べて、より栄養価の高い生乳を生産することを下記の通り発見しました:
・ オメガ3脂肪酸が83%増加(n-3/n-6比の改善を含む)
・ 共役リノール酸(CLA)が141%増加
・ 最高レベルの不飽和脂肪酸(一価および多価不飽和を含む)
・ 飽和脂肪酸は最低レベル
Food for Health Irelandのセンター長、ネッサ・ノローニャ博士は次のようにコメントしています:「これらの結果は、アイルランドのグラスフェッド乳製品の成分、機能性、官能特性、そして牛の食事が人間の健康に与える影響を調査することのできる、広範な研究の一環です。アイルランドの牧草飼育は、より自然で持続可能であると、消費者に認識され共感を集めています。Food for Health Irelandチームは、アイルランド産グラスフェッド乳製品の科学的信頼性を高め、消費者が求める持続可能で栄養価が高く美味しい食品生産のリーダーとして、アイルランド産食品と飲料の維持・支援に尽力しています」。
この科学的調査は、Teagasc(農業食品開発局)とFood for Health Irelandチームによって行われました。Food for Health Irelandは、Enterprise Ireland(アイルランド政府商務庁)と4つの酪農産業パートナー(Tirlan、Dairygold、Carbery、Kerry)が共同出資するプロジェクトです。Food for Health Irelandプロジェクトの詳細はウェブサイトをご覧ください。 https://fhi.ie
サステナブルで高品質なアイルランド乳製品を安定供給
- 天然の栄養素が凝縮された生乳
アイルランドは温暖な気候、きれいな空気、豊富な降水量、豊かな土壌に恵まれており、草の生育期が北半球で最も長い国です。1年間の3分の2を放牧され、飼料の95%を牧草で育った乳牛から採れる生乳には、天然の栄養素が凝縮されています。近年、脂肪とタンパク質のレベルも増加しており、世界中で需要が高まっている栄養豊富なグラスフェッド乳製品を供給できるようになりました。
- 国家プログラムによって保証された安全性とサステナビリティ
アイルランドの酪農業は主に小規模な家族経営で、世代から世代へと受け継がれてきました。国家的な食品持続可能性プログラム「オリジングリーン」によって、安全性と持続可能性を約束しています。 農家だけでなく、食品メーカー、小売店、外食事業者も共通の目標を持ち、世界最高水準の安全性とサステイナビリテを目指しています。
- 優れた技術と設備で世界中の顧客に安定供給
アイルランドでは、高い技術力と最新の設備を、酪農農家から加工・製品化まで、すべての過程に導入しています。世界の顧客が要求する厳しい基準を満たし、かつ時代とともに変化する要求に対しスピーディーに対応する産業構造によって、高品質な乳製品を生み出し、日本を含む世界中の顧客に安定供給しています。
アイルランド政府食糧庁 Bord Bia(ボード・ビア)について
ボード・ビアは、アイルランド産の食品や飲料の販売促進やマーケティングを担当するアイルランドの政府機関です。世界に16の事務所があります。国際的なネットワークを活かし、カスタムメイドの市場調査、商談会の開催、見本市への参加など、様々なサービスを通じて、アイルランドの畜産酪農産業の市場拡大の支援に大きな役割を果たしています。
【ご掲載いただく際の読者からのお問い合わせ先】
ボード・ビア公式サイト:https://irishfood.jp
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