NHK総合 4月19日(土)より放送 『ロング・グッドバイ』 映画「ジョゼと虎と魚たち」 NHK連続テレビ小説 「カーネーション」の 脚本家 渡辺あやが執筆!
PR TIMES / 2014年3月12日 13時51分
NHKでは、土曜ドラマ『ロング・グッドバイ』を4月19日(土)より5週連続で放送を開始いたします。
本ドラマは、ハードボイルド小説の名作と呼ばれる、レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」をドラマ化したもので、「真の友情とは何か。」「喪失と再生の時代の生き方」など、現代に通じる普遍的なテーマを極上のエンターテイメントでお届けします。
脚本を手掛けるのは、連続テレビ小説「カーネーション」や「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」などの脚本を執筆した渡辺あやです。また出演者は、これが連続ドラマ初主演となる浅野忠信をはじめ、綾野剛・小雪・古田新太・冨永愛・太田莉菜・柄本明など豪華キャストが揃っております。実力派スタッフと豪華キャストが本ドラマを盛り上げます。
■脚本家 渡辺あやさんについて(城谷厚司プロデューサーよりコメント)
企画の元をただせば、渡辺あやさんに原作を勧められて読んだのが最初です。一読してすっかりこの物語に魅了され、これを日本に置きかえるとしたらどんなヒーロー像が魅力的か、どの時代を舞台にするのが相応しいか、などあれこれ構想を練っていくのが楽しく、そのまま連続ドラマの企画に育っていきました。
この原作の魅力は、その緻密で大胆なストーリー展開だけでなく、人間描写の巧みさ、深さにあると思います。それが「ロング・グッドバイ」を文学作品たらしめているのですが、そうした登場人物の魅力を余すことなく描き切り、物語に普遍性を与え、かつ日本を舞台としたエンターテイメントして再構築できるのは渡辺あやさんをおいてほかにはいないと思いました。
渡辺あやさんとは「カーネーション」以来、二作目のドラマになります。「カーネーション」はある意味女性に対する応援歌でもあったのですが、この「ロング・グッドバイ」では主人公・増沢磐二の姿を通して、日々闘いながら生きている世の男性たちにエールを送りたいと思っています。
■「ロング・グッドバイ」について(渡辺あやさんよりコメント)
原作の主人公フィリップ・マーロウは、1950年代を生きるアメリカの中年男です。
ところが不思議なことに、彼にそなわる魅力や美質は、日本においても古くから尊ばれているようなものととても似ていて、増沢磐二として生まれ変わらせるのに、ほとんどなんの苦労も要しませんでした。本当の「カッコよさ」というのは、どの時代、どの国においてもわりと通じるものなのかもしれません。それがお金や地位ではかれるものではないことも、本人にとってはただ孤独で厳しい「道」の、その途中にあるにすぎないことも。
■渡辺あや プロフィール
1970年兵庫県生まれ。島根県在住。大学卒業後、ドイツで5年間を過ごす。2003年に映画「ジョゼと虎と魚たち」で脚本家としてデビュー。その後、主に映画の脚本家として活躍。2010年NHK大阪放送局制作ドラマ「その街のこども」、NHK広島放送局制作ドラマ「火の魚」で放送文化基金賞脚本賞を受賞。2011年にはファッションデザイナーの生涯を描いた連続テレビ小説「カーネーション」の脚本を担当し注目された。
■番組概要
【放送予定】
2014年4月19日(土)~5月17日(土)
NHK総合・毎週土曜日 午後9時~9時58分(連続5回)
【原作】 レイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」
【脚本】 渡辺あや
【音楽】 大友良英
【スタイリスト】 北村 道子
【出演】
浅野忠信・綾野剛・小雪・古田新太・ 冨永愛・太田莉菜・滝藤賢一
田口トモロヲ・福島リラ・岩松 了・高橋 努・でんでん・泉澤祐希・やべきょうすけ
堀部圭亮・渡辺大知・石田えり・遠藤憲一・吉田鋼太郎・柄本明 ほか
【演出】 堀切園健太郎(NHKエンタープライズ)
【制作統括】 城谷厚司(NHKエンタープライズ)、谷口卓敬(NHK)
【物語】
舞台は1950年代半ばの東京。女優・原田志津香(太田莉菜)の夫・保(たもつ・綾野剛)は妻殺しの容疑をかけられ、逃亡先の台湾で自殺を遂げた。保の親友で私立探偵の増沢磐二(ばんじ・浅野忠信)は、彼の死に疑問を抱くが、事件は時の権力者でメディア王でもある原田平蔵(柄本明)の手でもみ消される。
その後別の事件で原田家の隣人達と関わるようになった磐二は、酒に溺れた小説家・上井戸譲治(古田新太)や出版社の編集者(田口トモロヲ)、殺された志津香の姉(冨永愛)などを巻き込みながら事件の核心を握る絶世の美女・亜以子(小雪)にたどり着く。事件は決着したかに見えたのだが…。
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