RFルーカス、オフィスづくりを手がけるイトーキと資本業務提携
PR TIMES / 2024年7月3日 10時0分
オフィス家具のIoT化と物品管理業務を高度に支援するアプリケーション開発をスタート
RFID(ICタグ)で在庫・物品の位置を自動取得してデジタルマップ上に表示できる「Locus Mapping」を運営するRFルーカス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:浅野 友行)は、オフィス家具の製造・販売等を手がける株式会社イトーキ(本社:東京都中央区、社長:湊 宏司、以下「イトーキ」)と資本業務提携を締結したことをお知らせいたします。今後は、イトーキが提供するオフィス家具にRFIDを付与することで家具のIoT化を実現し、お客様の物品管理業務の効率化を支援するアプリケーション開発をスタートします。
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■ 資本業務提携の背景
国内では、高齢化にともなう労働人口の減少から、現場では人手不足が深刻な課題となっています。また、アナログで属人的なモノの管理によって無駄にしている作業時間は約8割とも言われており(※)、入出庫検品、棚卸し、物探し等の現場作業は効率化の余地が大きいのが現状です。今後、在庫・物品管理のような非生産的な時間を減らし、付加価値を生む業務へ集中することが重要となります。
このような中で当社では、電波位相解析という日米欧中で特許取得済みの技術によって、RFIDタグが貼付された在庫・物品の位置を高精度に特定できるようになりました。この位置特定技術と1枚10円以下と安価になったRFIDタグを組み合わせることで、これまで見えなかった実世界のモノの情報を、ロケーションまで含めて可視化しました。特にアパレル業界においてはRFIDが本格的に普及し、製造業における在庫管理等でもRFIDの活用が拡大しつつあります。
また、RFIDの活用方法は在庫管理にとどまらず、工具、金型、貴重品などのアセットマネジメントにまで広がっています。オフィス家具もその一つであり、今回の資本業務提携を通じて新たなユースケースを創出し、より広く現場の課題解決に貢献していきたいと考えております。
※ 経済産業省「流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業」
■ 資本業務提携の内容
オフィス家具のIoT化は、RFIDの技術をオフィス家具に実装し、当社が保有する電波位相解析という特許技術などで正確な位置の特定を実現することで可能となります。今後、収集された家具の所在、利用データはイトーキが提供する「ITOKI OFFICE A/BI PLATFORM」に蓄積され、データの拡充とそれらデータを活用するサービス「Data Trekking」の質向上を図ります。さらに、位置特定技術を活用し、家具の個体識別情報や所在把握を迅速に把握できるアプリケーションを開発します。これにより、イトーキの顧客のオフィスリニューアルや移転計画時に膨大な工数と時間を費やしていた主に総務部門による物品管理のアナログ作業を大幅に軽減し、高度なアセットマネジメントをサポートする新しいサービスの実現を目指します。当社は、RFIDの技術開発の支援を通じて、この実現に向けて共同で取り組んでまいります。
■ 両社のコメント
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株式会社イトーキ 代表取締役社長 湊宏司氏
当社では本年度よりスタートした新中期経営計画の3カ年を拡大・創出フェーズと位置付けています。今回のRFルーカス様への出資は、オフィス家具によるIoT化の第一歩を踏み出すものです。家具の個別データの積極的な活用で「Data Trekking」の質的向上を図り、お客様のオフィス構築・リニューアルの投資成果の可視化や課題解決に努めます。今後も同サービスで人的資本経営の支援を推進してまいります。ご期待ください。
[画像3: https://prtimes.jp/i/27569/18/resize/d27569-18-154067e207767d5a2cd9-1.png ]
RFルーカス株式会社 代表取締役社長 浅野 友行
当社はミッションとして、「透明な社会の実現」を掲げており、通信手段を持たなかったモノにもRFIDを使ってデータを取得することで、実社会の情報化に取り組んでいます。昨今、RFIDの活用は急速に広がっており、在庫管理だけではなくアセットマネジメントにも活用可能です。今回のイトーキ様との資本業務提携は、オフィス家具という新たな領域にRFIDの活用を拡大し、より広く社会課題を解決して、事業を加速させるための一歩となります。
■ イトーキのワークプレイス事業について
株式会社イトーキは1890年創業。ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具の製造販売、オフィス空間デザイン、働き方コンサルティング、オフィスデータ分析サービスのほか、在宅ワークや家庭学習用家具、公共施設や物流施設向け機器など、”Tech×Design based on PEOPLE”を強みに、さまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしています。
ハイブリッドワークが普及し働く場所や働き方の多様化が進むなか、生産性や創造性を高める空間DX、最適なオフィス運用を伴走型で支援するコンサルティングサービスなども展開。外部デザイナーやパートナー企業との協業も積極的に行い、これからの新しいワークスタイルとワークプレイスを提案しています。
■ RFルーカスについて
電波でデータを読み書きする自動認識技術「RFID」と先進技術を掛け合わせてモノの所在と移動を可視化する社会の実現を目指し、2015年に創業したロケーションテックのスタートアップです。在庫・物品の位置を自動取得してデジタルマップに表示する「Locus Mapping」等を展開しています。現在、株式会社ビームス、株式会社バロックジャパンリミテッド、世界展開する大手小売業や、株式会社ハマキョウレックス、佐川グローバルロジスティクス株式会社をはじめ多数の大手製造業・物流業と連携し、店舗や倉庫、工場などでの在庫・物品管理業務における効率化と省人化を図っています。
<企業情報>
社名:RFルーカス株式会社
代表取締役社長:浅野 友行
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目51番10号 PORTAL POINT HARAJUKU 703
設立:2015年8月3日
URL:https://rflocus.com/
<取材・サービスに関するお問い合わせ>
Mail:pr@rflocus.com
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