平成30年南宮城地域インバウンド誘客経済効果46億円!
PR TIMES / 2019年4月24日 13時40分
インバウンド入込客数、宿泊者数、経済効果全て対前年比約20%増!
一般社団法人宮城インバウンドDMO(所在地;宮城県伊具郡丸森町、代表理事:齊藤良太)は、平成30年度における活動実績を報告いたします。
宮城インバウンドDMO推進協議会(事務局:丸森町商工観光課内、会長:保科郷雄)からの委託業務を筆頭に、宮城県南内4市9町(丸森町、亘理町、岩沼市、角田市、白石市、名取市、大河原町、川崎町、蔵王町、七ヶ宿町、柴田町、村田町及び山元町、以下「南宮城」という。)における訪日外国人からの観光収入増を目指した事業を推進する一般社団法人宮城インバウンドDMOは、この度「平成30年度活動実績サマリー」「調査」「認知・訴求」「販売勧奨」「機運醸成」「受入能力開発」「体験価値演出」の7つの観点で平成30年度の活動実績について報告いたしました。
l 平成30年度活動実績サマリー
平成30年度、一般社団法人宮城インバウンドDMOが受託事業や独自の取り組みにより直接誘客したインバウンド入込数と宿泊数は、対前年比126%、121%と好調に推移しています。特に教育旅行による入込が好調で、合せて県南各地の温泉地を筆頭に、白石市の蔵王キツネ村や岩沼市の竹駒神社・金蛇水神社及び山元町のいちご狩りなどの観光要素も相まって数字を伸ばしている状況です。また入込数や宿泊数を基に、一般社団法人宮城インバウンドDMOは、平成30年度における訪日外国人による旅行消費額は、前年比約8億円増と試算いたしました。また当団体による直接誘客数(当団体が直接コーディネートして誘客した数)は3,455人泊となりました。
私たちが形成するDMOプラットフォームが担う役割は、海外に向けた1方向ではなく、国内や地域に向けた活動も含まれます。実施する事業が必ず一つの目的・方向という訳ではなく、目的と目的、目的との掛け算により最大の効果を生み出すことが多いことから、私たちはそれらを見える化するために、以下の6つ区分により事業を実施しています。
l 調査(対外国)
消費者や見込顧客に対して、対面・Webなどを用いてインタビューやアンケートを行い、データを収集する「定量調査」、属性(年齢・性別・職業など)が共通するグループにグループインタビューを行い、本音や本人が認識できなかった意見を引き出す「定性調査」両面から、ターゲット市場のニーズを発見し、施策設計に活かします。
・マーケティング部会の開催(ツアー造成12本)
l 認知・訴求(対外国)
南宮城という、まだ海外で知られていない地域への将来的な来訪を促進するにあたって、顧客への広報やエージェントとの商談会参加といった認知向上施策を行います。加えて、インフルエンサーや海外メディア広告、映画ロケ誘致等ターゲットやテーマに沿った戦略的な訴求を試みます。
・インフルエンサー・メディア広告(媒体接触人数935万人)
・台湾、タイ向け動画制作・配信(合計閲覧数206万人)
l 販売勧奨(対外国)
1.DMOプラットフォーム自体が旅行商品の販売機能を持たないこと 2.GIT顧客は自国の旅行会社から旅行商品を購入する割合が圧倒的に高いこと 3.FIT顧客は航空券・宿泊・体験を自国あるいは世界的に市場シェアの大きいOTA経由で予約すること 等を理由として、ターゲット国の旅行会社への直接営業活動及びファムトリップを行います。これにあたって、地域の観光資源を掛け合わせ、魅力的な商品を造成するべく市場調査や提案資料の作成も行います。
・台湾・タイ商談会による営業活動(接触企業数73社)
・台湾・タイ直接営業活動(63社)
・台湾・タイ・中国ファムトリップ催行(2社)
l 機運醸成(対地域)
研修、セミナー、参加型イベント、部会の場作り、事業者向けハンズオンコンサルティング等の活動を通し、地域のインバウンドにおけるサービス提供者の対応力の向上や、訪問者と受入側の良好な関係づくりの支援を行います。
・FIT向け着地型ツアー海外OTA掲載(掲載からツアー参加に至った人数159名)
・民泊新法に関する説明会の開催(計5回開催、44名出席)
l 受入能力開発(対地域)
外国人観光客を南宮城で受入れていくにあたって必要な環境整備や人材育成を行います。施設案内やパンフレットの多言語化、旅行中の防災、二次交通課題の解決、ガイド人材育成、民泊推進等を含みます。
・ガイド人材プラットフォームへの登録者(17名)
・タクシー配車決済プラットフォーム構築
・自転車レンタルを始め、コース紹介等プラットフォーム構築
l 体験価値演出(対地域)
外国人観光客のニーズや課題を分析し、顧客体験の満足度向上に資する滞在コンテンツを地域事業者と共に創出することにより、新たな外国人旅行者の獲得や域内旅行消費拡大、リピーター増加を目指します。
・地域の素材、食を活かしたレシピの開発(11メニュー)
■掲載情報に関して
当リリースに掲載している情報に関して、一般社団法人宮城インバウンドの独自調査によるものであり、他団体や自治体が発表する数値とは異なる可能性があります。細心の注意を払っておりますが、掲載した情報に誤りがあった場合や、第三者によりデータの改ざん、データダウンロード等によって生じた障害等に関し、事由の如何を問わずに一切責任を負うものではありません。
■一般社団法人宮城インバウンドDMOについて
一般社団法人宮城インバウンドDMOは、観光庁公認の日本版DMO候補法人として、平成29年3月に宮城県伊具郡丸森町を拠点として発足した団体です。(平成30年4月には、日本版DMO法人として正式に登録。) 宮城県南の13の自治体(白石市、名取市、角田市、岩沼市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町、亘理町、山元町)で構成される宮城インバウンドDMO推進協議会と協働し、宮城県南への外国人観光客誘致を推進し、これによる雇用創出及び地域の活性化を目指します。
■南宮城について
宮城県南4市9町は、東北の玄関口である仙台空港や仙台駅から1時間圏内という立地に位置しており、東は海(太平洋)、西は山間部(蔵王山など)それぞれタイプの異なる観光コンテンツを有する地域です。東日本大震災で沿岸域は津波被害を大きく受け、さらに風評被害の影響等により宿泊者数が減少。全国的にインバウンド需要が大きく伸びる中、旅行消費額伸び率においては後れを取っていた地域です。
[画像: https://prtimes.jp/i/30139/18/resize/d30139-18-738683-0.jpg ]
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