【著者メッセージを公開】米国・在イスラエル大使館移転で、不安が渦巻く中東。そんないま、読んでほしい写真絵本『ガザ 戦争しか知らないこどもたち』。
PR TIMES / 2018年6月1日 10時1分
戦争しか知らない子どもたち世代。彼らの願いはただ一つ。人間としての尊厳を取りもどしたい。それだけです。
『ガザ 戦争しか知らないこどもたち』の著者で、現在もガザでパレスチナ難民への支援を続けている清田明宏(せいた・あきひろ)さんからのメッセージが届きました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/31579/18/resize/d31579-18-785471-1.jpg ]
今年5月14日、在イスラエル米国大使館がエルサレムへと移転。米国に抗議する大規模デモがパレスチナ自治区ガザで起こり、2014年以来最悪の被害を生んでいます。
そうした状況を受けてポプラ社は、2015年に刊行した写真絵本『ガザ 戦争しか知らないこどもたち』の著者で、現在もガザでパレスチナ難民への支援を続けている清田明宏(せいた・あきひろ)さんからのメッセージをHP上で公開しました。
『ガザ 戦争しか知らないこどもたち』は、国連職員・清田明宏さんが、イスラエルによる侵攻の始まった直後のガザの人びとの姿をとらえた写真絵本。作中の「戦争しか知らないこどもたち」の写真はすべて、著者自らiPhoneで撮影したものです。
普通の暮らしを求める人びとへの共感に満ちた著者のまなざしは、悲惨な戦禍にあっても希望を失わず、子どもたちのために平和へと歩みだそうとするガザの人びとを、力強く描き出しています。
作品の刊行から4年、改めて清田さんにメッセージをいただきました。
*****
あの戦争から4年、戦争を知らない子どもたちは 4つ年をとりました。結婚した子もいれば、高校に進学した子も。どこにでもある普通の成長です。でも、戦争の傷は深いままです。ガザの経済・社会は崩壊したまま、子どもたちの将来はまったく不明です。今回のガザの国境沿いのマーチには多くの若者・子どもたちが参加しました。戦争しか知らない子どもたち世代。彼らの願いはただ一つ。人間としての尊厳を取りもどしたい。それだけです。彼らが戦争を知らない大人になれるよう、我々の努力はつづきます。平和の大事さを大きく感じます。その願いをガザより送ります。
2018年5月21日 ガザにて 清田明宏(せいた・あきひろ)
*****
清田さんの言葉や、写真を通じて、ひとりでも多くの方が中東の現状を知っていただければと思います。
くわしくはポプラ社HPのトピックス(https://www.poplar.co.jp/topics/44886.html)をご覧ください。
『ガザ 戦争しか知らないこどもたち』
[画像2: https://prtimes.jp/i/31579/18/resize/d31579-18-403693-0.jpg ]
清田明宏(せいた・あきひろ)
2015 年5 月発行
定価:1,500 円(税別) AB 判 64 ページ
平成28年度 厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財 特別推薦
著者プロフィール
[画像3: https://prtimes.jp/i/31579/18/resize/d31579-18-247962-2.jpg ]
清田明宏(せいた・あきひろ)1961年福岡県生まれ。高知医科大学(現・高知大学医学部) 卒業。結核予防会・結核 研究所に当初勤務。国際協力機構(JICA)でイエメン結核対策プロジェクトに取り組む。そののち世界保健機関(WHO)に入り、中近東の結核対策、三大感染症の責任者となる。2010年より国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の 保健局長に就任。3,100人の保健医療スタッフをまとめる。2015年第18回秩父宮妃記念結核予防国際協力功労賞受賞。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA ウンルワ) について
パレスチナ難民救済事業を行うことを目的に、1950年5月に活動を開始。中東に住む510万のパレスチナ難民に教育、保健、救済・社会福祉、人道援助などを行う。UNRWA では現地採用職員 31,500人と国際的に採用された250人の職員が働いている。現地採用職員の99パーセントがパレスチナ難民。事業費用のほとんどすべては、世界の援助国からの寄付でまかなっている。
この本についてのお問い合わせは
株式会社ポプラ社 宣伝プロモーション部 TEL:03-3357-2212
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
UNRWA本部、イスラエル住民の放火で閉鎖 事務局長が非難
ロイター / 2024年5月10日 19時55分
-
UNRWAのテロ組織関与、イスラエルは証拠提供せず=評価グループ
ロイター / 2024年4月23日 8時10分
-
殴打に電気ショック…水を求めると小便をかけられた イスラエル軍拷問の実態、ガザ市民が証言
47NEWS / 2024年4月21日 10時0分
-
ガザの食料危機悪化とUNRWA、イスラエルが支援妨害と非難
ロイター / 2024年4月18日 10時12分
ランキング
-
1「待遇に満足な社員」が会社を辞めてしまう真因 なぜ互いに「相思相愛」の関係が築けないのか
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 8時30分
-
2京葉線だけの問題か? 快速の“大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点
乗りものニュース / 2024年5月13日 9時42分
-
3背水の住友ファーマ、窮地脱却を占う「次の焦点」 親会社の住友化学は「パートナー探し」を開始
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 7時40分
-
4無味のミネラルウォーターが若年層に好まれる理由 23年過去最高の販売実績を記録した「サントリー天然水」 ブランドの牽引役は天然水本体
食品新聞 / 2024年5月12日 17時1分
-
5中央線「グリーン車導入」の増収効果は?JR東日本が明らかに 投資額は約860億円
乗りものニュース / 2024年5月13日 7時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください