東日本大震災から9年、福島県相馬市、岩手県大槌町などの子どもたちと世界9カ国の子どもたち350人が奏でる「第9」【世界子ども音楽祭2020 in 東京開催】
PR TIMES / 2020年2月3日 16時45分
2020年4月4日(日) 15時―東京芸術劇場
「世界でもっとも成功した教育プログラムのひとつ」と言われているエル・システマ。
その活動は世界に70の国と地域に広がり、東日本大震災後は、当時日本ユニセフ協会東日本大震災緊急支援本部のチーフ・コーディネーターをしていた菊川穣が2012年3月福島県相馬市の子どもたちを対象にスタートし、その後、岩手県大槌町、長野県駒ケ根市、そして現在は東京で障害のある子どもたちを対象とした「ホワイトハンドコーラス」と日本国内でも活動の範囲が広がっています。
[画像: https://prtimes.jp/i/37539/18/resize/d37539-18-836818-0.jpg ]
そして、エルシステマの日本での活動のきっかけとなった東日本大震災から9年、エル・システマジャパン発足から8年の2020年、福島県相馬市、岩手県大槌町、長野県駒ケ根市、東京のホワイトハンドコーラスの子どもたちと、世界9か国350人の、生まれた国も育った文化、障害の有無も様々な子どもたちが、多様な人々の共生と平和を願うベートーヴェンの「第九」を奏でる「世界子ども音楽祭2020」を開催します。
子どもたちの他に諸外国からプロのアーティストも来日し、2000人を収容する東京芸術劇場大ホールで開催される大規模なコンサートは、多様な演奏家たちが一堂に会し、あらゆる差異を越えてともに美しいものをつくるこのステージは、子どもたちにとってかけがえのない体験になります。当日に向けて、2月1日から来日する子どもたちの渡航費のクラウドファンディングをスタート(https://motion-gallery.net/projects/elsistema2020)いたしますので、告知のご協力、当日のご取材など、是非ご協力賜りますようお願い申し上げます。
【概要】
日時:2020年4月4日㈯ 15:00開演(14:00開場)
場所:東京芸術劇場(東京都豊島区西池袋1-8-1)
主催:一般社団法人エル・システマジャパン
事前・当日問い合わせ先:一般社団法人エル・システマジャパン 広報 若林
wakabayashi@spp.tokyo 080-5651-1975
以下のご協力をお願いできれば幸いです。
来日する子どもたちの渡航費のクラウドファンディング告知
アメリカ、アンゴラ、イギリス、韓国、ニュージーランド、ブラジル、フランス・ベネズエラから来日する子どもたちと付き添いの大人8名の渡航予算は総額およそ700万円。
今回はそのうち300万円を集めることを目標にクラウドファンディングを開催します。
2.4月5日㈯ 15時―開催のコンサートの事前告知
当日は日本と世界各国の子どもたちによる「第九」他の演奏があります。多くの方にご来場いただけるよう、事前告知のご協力をいただければ幸いです。※代表理事菊川穣のインタビューも可能です。
世界子ども音楽祭2020のご案内サイト
http://www.elsistemajapan.org/2020
4月4日㈯ 15時―の「世界子ども音楽2020」ご取材のお願い
代表の菊川、日本、海外の子どもたちへのインタビューもしていただけます
※ご希望の方は通訳をいたします。
ご参考1)エル・システマジャパン
東日本大震災にて被災した子どもたちの誇りを取り戻し、生きる力を育むことを目指し、2012年より福島県相馬市にて「エル・システマ」の理念にのっとった活動を開始しました。その後、岩手県大槌町、長野県駒ヶ根市、そして東京へと展開しています。
大切にしているのは、家庭や地域の事情にかかわりなく、どんな子どもも音楽に触れられ、仲間とつくるオーケストラやコーラスの形で学んでいくこと。子どもたちが活動を通して自信や尊厳を持ち、人生を切り開く力を育んでいくこと、そしてその音楽によって人と人とがつながっていくことを目指しています。
ご参考2)代表 菊川穣
神戸生まれ。University College London地理学BA(1995年)、政策研究学(Institute of Education)MA(1996年)。(株)社会工学研究所を経て、国連教育科学文化機関南アフリカ事務所、国連児童基金レソト、エリトリア両事務所で、教育、子ども保護、エイズ分野の調整管理業務を担当。2007年から日本ユニセフ協会にて、J8サミット、資金調達業務に従事後、2011年より東日本大震災支援本部チーフコーディネーター。2012年、(一社)エル・システマジャパンを設立、代表理事に就任
ご参考3)エル・システマ
エル・システマは、音楽を通じた青少年育成、犯罪防止プログラムとして南米ベネズエラで始まりました。40年間実施されてきた今や、その効果は米州開銀等からも高く評価されており、ベネズエラ国内で40万人近い子どもたちが参加、政府からの年間予算が65億円規模の壮大なプログラムとなりました。現在、世界50カ国以上でプログラムが展開されています。
エル・システマの理念は以下の3つを柱としています。
1. すべての人が経済的事情を懸念することなく、音楽、芸術にアクセスできることを保障する
2. 集団(特にオーケストラ)での音楽、芸術活動を通じ、コミュニケーション能力を高める
3. 社会規範と自己の個性の表現を両立することを音楽体験を通じて学ぶ
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