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『スピノザの診察室』第12回京都本大賞受賞!

PR TIMES / 2024年11月1日 10時45分

2024年10月31日、第12回京都本大賞が発表され、株式会社水鈴社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:篠原一朗)が23年10月27日に刊行した夏川草介著『スピノザの診察室』が、大賞を受賞しました。



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 京都本大賞は、京都の書店や出版社、出版取次により構成される、京都本大賞実行委員会が主催し、過去1年間に発表された京都を舞台にした小説を対象に、もっとも地元の人々に読んで欲しいと思う小説を決める賞です。実行委員会により最終ノミネート3作品が選ばれ、その中から一般読者の投票(書店店頭とウェブにて)の結果、10月31日(木)に大賞が決定されました。
 同日、京都市内で行われた受賞式では、実行委員長の洞本昌哉さん(ふたば書房代表取締役)より賞状と盾が贈られました。洞本さんは、「『スピノザの診察室』は、書店店頭投票とウェブ投票ともに第1位を獲得した。京都の夏の風景をうまく取り入れながら、淡々とした京都の本当の姿が書かれた良い本。改めて死とは何か、生きるとは何かを考えさせられる」と選評を述べました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/84197/18/84197-18-89be6849e1b529200310f36c685bb7f3-1125x842.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
夏川草介さん(右)と洞口昌哉京都本大賞実行委員長(左)


 ■京都本大賞公式サイト https://www.books.gr.jp/

 大賞受賞にあたり、著者の夏川さんから喜びのメッセージが寄せられました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/84197/18/84197-18-e1b2279720f9fe4a11c538623d6563bb-1750x2622.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 京都は私にとってひときわ思い出深い町です。生まれは大阪府高槻市ですが、中学・高校時代の友人たちの多くが京都在住で、通い続けた予備校も八条口の駿台京都南校であり、三条通の河合塾でした。そんな懐かしい街並みをできるだけ丁寧に描いた作品が『スピノザの診察室』です。すでに信州に居を移して長く、私の知る京都は、今はもうずいぶん変わったかもしれませんが、何年たっても変わらぬものがしっかりと残っているのも京都という町の楽しさでしょう。そんな町の雰囲気とともに、本書が多くの人の手に届いてくれれば嬉しい限りです。

 『スピノザの診察室』は、2024年本屋大賞の第4位にもランクインし、映画化も決定しています。2025年には、シリーズ第2作を刊行する予定です。
『スピノザの診察室』特設サイト

【『スピノザの診察室』あらすじ】
その医師は、最期に希望の明かりをともす
雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。
三十代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。
哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。

【著者プロフィール】夏川草介(なつかわ・そうすけ)
1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。長野県にて地域医療に従事。
2009年『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同書は2010年本屋大賞第2位となり、映画化された。他の著書に、世界数十カ国で翻訳された『本を守ろうとする猫の話』、『始まりの木』、コロナ禍の最前線に立つ現役医師である著者が自らの経験をもとに綴り大きな話題となったドキュメント小説『臨床の砦』など。

【書籍情報】
・書名:スピノザの診察室
・著者名:夏川草介
・発行元:水鈴社
・刊行日:2023年10月27日
・定価:1,870円(本体+税)
・頁数:288頁
・体裁:四六判上製  
・装丁:名久井直子
・装画:五十嵐大介
・電子書籍:同日同価格発売※実際の配信有無や開始日などは電子書籍ストアにより異なります。詳しくは、各ストアにてご確認ください
・特設サイト:https://spinoza-clinic.jp/

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