ダイアログ・イン・ザ・ダーク、東京都「インクルーシブな学び東京コンソーシアム」に参画。都立高校向けに視覚障害者による講演会と体験プログラムを実施
PR TIMES / 2024年9月4日 17時45分
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(東京都港区・代表:志村季世恵)は、東京都による「インクルーシブな学び東京コンソーシアム」に参画しました。本取り組みの一環として、東京都立葛飾野高校の生徒に向けて視覚障害者スタッフが講演を実施、加えて暗闇の世界を体験するプログラム「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験しました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88726/18/88726-18-f5e9f176f4f09192fdfab0cdc698dd6e-1190x436.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「インクルーシブな学び東京コンソーシアム」は、東京都が今年度より推進する取り組みで、「都立高校生が障害のある人や高齢者等とのかかわりの機会や当事者の生活や思いについて実際に触れ、自分のあり方生き方を見直す機会をつくることで、多様性を認め合える共生社会づくりの必要性を理解できるようにする」ことを目的としています。
7月に行った講演では、視覚障害者スタッフの谷口真大が講師を務め、「ダイバーシティ&インクルージョン」をテーマに、視覚障害を生かし働くことの意義や、共生社会実現に向けてできること、「違い」を生かすことの重要性について語りました。また、後日行われた「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」体験では、生徒たちが真っ暗闇の中、視覚障害者に導かれながら様々なアクティビティに挑戦しました。
生徒・教員からの声
体験した生徒からは、
- 「自分の生活の中でめったにない完全な暗闇の中、同じくめったにない視覚障がい者の視点の体験ができてとても楽しかったし、何より目が見えない人について知ることができてうれしかった」
- 「違いを受け入れるには、ただひたすら話を聞いて想像力を働かせるのもいいが、相手の視点を体験する方が手っ取り早いし、理解しやすいということに気付いた」
- 「自分達と同じなんだと思った」
- 「楽しかった。次は聞こえない体験もしてみたい。」
などの感想が寄せられました。また、担当教員からは、
「体験前に緊張していた生徒達が、暗闇から出てきた後に和気あいあいとしていた。また体験したいという声も多く嬉しく思うと同時に、もっと多くの生徒に体験してもらいたいと感じた」といった声が寄せられました。
なお、「インクルーシブな学び東京コンソーシアム」の取組として、今後も都立高校に向けた講演会・体験を予定しています。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティでは、今後も自治体・学校と連携し、ダイバーシティ&インクルージョンをテーマとした対話と体験の機会を提供することで、多様性を認め合える共生社会づくりに貢献してまいります。
実施概要
日程:
2024年7月18日 (木) 13:15~14:15 講演
2024年7月24日 (水) 10:00~12:00 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」体験
対象:東京都立葛飾野高校 1~3年生 25名
内容:
【講演】
視覚障害者のスタッフの日常生活・文化に触れつつ、「見えないからこそできる」仕事及び
人との関係性構築の大切さについて経験を通して語る
講師:ダイアログ・イン・ザ・ダーク スタッフ(視覚障害者) 谷口真大
【ダイアログ・イン・ザ・ダーク体験】
視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した”純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメント。チームに分かれて白杖の使い方等のレクチャーを受けた後、暗闇を体験。声をかけあい、チームで協力しながらいくつかのアクティビティを行う
実施のねらい:
- 視覚障害者と出会い、身近に感じ、弱みとも思える個性を社会に活かしている実例を知ることで、人と人が支え合い、多様性を認め合える共生社会づくりの必要性を理解する。
- 講演を通して、『ダイバーシティ&インクルージョン(個々の「違い」を受け入れ、認め合い、活かしていくこと)』について考える機会を創出する。
「インクルーシブな学び東京コンソーシアム」とは
東京都教育委員会が企業やNPO等の交流、情報交換の場を提供することで、障害のある人々の生涯にわたる学びを支援するとともに、障害のある人もない人も共に学べる環境づくりに向けた取組を展開し、互いの個性を認め合い、多様性を尊重しながら支えあえるインクルーシブシティの実現を目指す事業です。更に、コンソーシアムを構成する企業、NPO等が有する専門性を生かして、高校生等を対象とした体験プログラムや学校卒業後の障害者を対象とした生涯学習講座等を都が実施し、インクルーシブな学びを展開しています。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/02/15/13.html
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティについて
たがいを認め、助けあう社会を実現するためのフラッグシッププロジェクトを開催。1999年以降、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」のソーシャルエンターテイメントプログラムを開催し、これまで延べ約28万人が体験しました。
2020年8月には、東京・竹芝に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をはじめとしたプログラムを体験できるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」をオープン。誰もが対等に対話することで協力し信頼し安心して社会参加ができるようにし、もっとより豊かで多様性のある社会の形成及び発展に寄与することを目的としています。
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ:https://djs.dialogue.or.jp/
ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」:https://taiwanomori.dialogue.or.jp/
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