Magnite、ヘッダー入札ソリューション「Demand Manager」に業界初となるAI主導の完全自動化ツールを搭載

メディア運営企業のRankerは、ツールの導入で広告収益が5%増加



世界最大の独立系オムニチャネルSSPであるMagnite（NASDAQ：MGNI、読み方：マグナイト）は、ヘッダー入札ソリューション「Demand Manager」に、パブリッシャーの収益向上と効率化をサポートする自動ラッパー管理ツールを搭載したことを発表しました。Demand ManagerはPrebidテクノロジーをベースに構築しており、パブリッシャーのビジネス戦略や目標に沿ったイールドマネジメントツール、インサイトレポート、データエンリッチメント接続を提供します。自動ラッパー管理ツールは、機械学習を用いてパブリッシャーのPrebid Wrapperでの最適な設定をインプレッションごとに見つけ出し、数十億もの設定を強化してパフォーマンスを向上させることが可能です。自動ラッパー管理ツールを先行導入した米国のメディア運営企業のRankerは、広告収益が5%増加しました。

Magniteの製品管理担当副社長を務めるスニル・グプタ（Sunil Gupta）は次のように述べています。「業界初となる自動ラッパー管理ツールの機能の拡充により、Demand Managerをさらに強化することができました。パブリッシャーはPrebidを最大限に活用し、開発やリソースにコストを増やすことなく収益化を大幅に向上することが可能になります。Demand Managerのラッパー設定では現在、Prebidの最適なタイムアウト設定を提供しています。近日中には、最適な入札リクエストやインテリジェントな最低落札価格ガイダンスなどのさらなる最適化の機能のリリースを予定しています。パブリッシャーにとって機械学習と自動化の導入は今後の収益の最適化に重要な役割を果たすと考えられており、MagniteはこうしたアプローチをPrebidの管理に取り入れています。」

Demand Managerを導入している国内のパブリッシャーは次の通りコメントしています。
● ピクシブ株式会社　プログラマティックマネジメント部　マネージャー　石井 晃太郎氏
「Prebidには多くの設定オプションがあり、それらを解読して最適化するのに時間がかかることがあります。2020年からDemand Managerを使用している経験も踏まえて、Magniteの自動ラッパー管理ツールを利用することで、このプロセスを効率化し、開発作業なしでパフォーマンスを向上させる調整を実装できることを楽しみにしています。」
● 株式会社カカクコム　マーケティング本部ビジネスマーケティング部　マネージャー　尾崎 将平氏
「MagniteのDemand Manager内の自動ラッパー管理ツールなど、機械学習を活用した自動最適化ツールを利用できることを楽しみにしています。Demand Managerが、一定のトラフィック内でデータに基づき収益が最大化されるよう自動最適化を常に行うため、時間とリソースを節約しながら収益改善のアクションを増やすことができます。」

Demand Managerは、自動化機能の搭載などで進化を続けており、2023年から2024年にかけてグローバルではパブリッシャーの広告収益を前年と比べて30%増加させました。Demand Managerは、Buzzfeed、Disneyなどのパブリッシャーが導入しています。また、コムスコアのランキング上位50社のうち13社のパブリッシャーが、Prebidの管理と収益化にDemand Managerを活用しています。

Magniteについて
Magnite（本社：米国ニューヨーク州、NASDAQ：MGNI）は、世界最大の独立系セルサイド広告プラットフォームを提供します。パブリッシャーはMagniteの技術を活用し、デスクトップやモバイル、オーディオや CTV といったあらゆるフォーマットのコンテンツを収益化できます。Magniteのプラットフォームはブランドの価値を守る質の高い広告インベントリと、月間何十億もの広告トランザクションに対応し、世界有数の企業やブランドから信頼を得ています。オフィスは、ニューヨーク、ロサンゼルス、デンバー、ロンドン、シンガポール、ムンバイ、東京、シドニーに構え、北米、欧州、中東、アフリカ、中南米、アジア太平洋全域をカバーしています。

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