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【男女で女性活躍推進施策への認識に違いあり】女性活躍推進を行う理由は 男性「離職率の防止」女性「イノベーションの創出」 女性が重視する「活躍」を「推進」する事が企業発展の鍵に

PR TIMES / 2023年3月9日 15時45分

人と組織の変革を支援するコンサルティング会社株式会社ジェイフィール(社長:高橋克徳 本社所在地:東京都渋谷区 以下ジェイフィール https://www.j-feel.jp/)は、一般職・総合職の20代~50代の女性会社員186名・男性会社員126名に、女性活躍推進に関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。




調査サマリー

1. 活躍のイメージは、男女ともに「より高い給与をもらえている」がトップであった。しかし、次点以降では認識の違いがあり、女性は「高い成果を上げている」「モチベーション高く働けている」と、仕事のやりがいを重視している。一方で男性は「より高いポジションにつけている」と、昇進昇格を活躍と捉えていた。上記のような活躍イメージの男女差が現状の女性活躍推進施策に反映されていないのではないかと思われる。

2. 「あなたは、現在の職場で活躍していると思いますか」という問いに対しては、男女の意識に違いはなかった。ただし、男女ともに半分は活躍していない意識であることが分かった。社員の半分が自分の能力を活かしきれていない現状があるので、女性の活躍推進だけにフォーカスを当てるのではなく、社員全体の活躍推進を考えることが必要である。

3. 女性活躍推進施策について、女性は71.3%、男性は66.2%が機能していると回答しており、男女の認識に大きな違いは見受けられない。女性が働く環境としては整備されていることが伺えた。ただし、男女ともに施策が「特に行われていない」という回答が1/4強あり、未だに女性が働きやすい環境を整えていない企業もあるようだ。

4. 女性活躍推進施策を何のためにやっているのかという問いに対しては、女性は「イノベーション創出のため」、男性は「離職率の低下」「労働力の確保」と答えている。推察として、男性はこれまでの男性中心の仕事の仕方に対する問題意識よりも、「労働力」という観点を重視している傾向にあるのではないか。


調査概要

調査概要:女性活躍推進に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年1月24日~同年1月25日
有効回答:一般職・総合職の20代~50代の女性会社員186名・男性会社員126名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社ジェイフィール」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.j-feel.jp/


仕事においての「活躍イメージ」は、男女ともに「より高い給与をもらえている」。「より高いポジションにつけている」「モチベーション高く働けている」で男女に乖離

仕事において「活躍するイメージ」について、男性女性ともに「より高い給料をもらえている」が約4割であったが、女性においては「高い成果を上げている」(43.0%)と、トップであった。
また、女性と男性で最も差がひらいた回答は「モチベーション高く働いている(いきいきと働けている)」であり、女性は仕事の充実ややりがいを求めている様子が伺えた。
男性は「高い給与」「高い成果」「高いポジション」を求めている傾向があり、ステータスを重視している傾向が伺えた。
[画像1: https://prtimes.jp/i/65739/19/resize/d65739-19-39f91274f0faf8b3a8e1-5.png ]




男女ともに半数近くが「現在の職場で活躍していない」と回答

男女ともに半数近くは活躍していないという意識を持っている。これまでの社会変化の推移から女性活躍推進の重要性は引き続き高いものの、男性も含めた全体の活躍推進という視点が必要ではないだろうか。

[画像2: https://prtimes.jp/i/65739/19/resize/d65739-19-9538b05611ad8e48db2a-1.jpg ]




女性の活躍推進施策として、「男女平等にキャリアチャンスの提供」が最多である一方で、「行われていない」という回答も1/4強ある結果に。

自社で行われている女性の活躍推進施策として、「男女平等にキャリアのチャンスを提供」が男女最多意見となる一方で、「特に行われていない」という回答も1/4強ある結果であった。
「女性の管理職、役員を増やすための制度の整備、制度の拡充」において、男女に認識の違いが見受けられた。
これは制度を活用している女性の方がより身近に感じているためとも考えられ、活用していない男性の意識は低くなっている可能性がある。
[画像3: https://prtimes.jp/i/65739/19/resize/d65739-19-9c89fbcd9be56b8756c9-6.png ]




男女ともに約7割が「女性活躍推進施策は有効に機能している」

女性活躍推進施策について、女性の70%以上、男性の60%以上が「機能している」と捉えていた。反対に男性の約20%、女性の約25%は「有効に機能していない」と捉えていた。

[画像4: https://prtimes.jp/i/65739/19/resize/d65739-19-39c6597b7fcc3c4f3710-2.jpg ]




女性の考える女性活躍推進施策が機能していない理由、「男性中心社会の意識が男性の中に残っているため」が最多

サンプル数が少ないため、あくまで参考値ではあるが、女性活躍推進施策が十分に機能していない理由として、女性では「男性中心社会の意識が男性の中に残っているため」、男性では「女性が働きやすい制度がないため」がそれぞれ最多の回答であった。
さらに、「女性自身が昇進を望んでいないため」「女性が働きやすい制度はあるが、適切に運用されていないため」「男女平等にキャリアのチャンスが与えられていないため」において、女性のほうが男性より10ポイント以上高かった。女性は制度があっても、利用しやすい環境が整っていないと認識しているのではないか。
[画像5: https://prtimes.jp/i/65739/19/resize/d65739-19-7aaf759f33a2c26c0c51-3.png ]




女性の考える女性活躍推進の目的は「女性の管理職、役員の増加」や「イノベーションの創造」も高く、男性は「離職率低下」が最多であった。

女性の考える女性活躍推進の目的は、「離職率を低下させるため」が高いものの、「女性の管理職、役員を増加するため」や「イノベーションを創造するため」が男性よりもかなり高くなっている。男性では「離職率を低下させるため」や「労働者(力)を確保するため」が高くと人材不足の解消を目的と捉えている。男女で目的に大きな違いのある結果になった。

[画像6: https://prtimes.jp/i/65739/19/resize/d65739-19-df2cebdc9048a136cbaf-4.png ]




女性の活躍により、「男性優位の組織では発見できなかった気づきや新たなイノベーションが起こる」や「男女を意識しないキャリアの積み方が実現できる」などの効果を期待している。

女性の活躍により、女性からは「男女を意識しないキャリアの積み方が実現できる」や「顧客の求めるものが見えてくる。勢いがあり、成長性のある企業として見られる」、男性からは「男性優位の組織では発見できなかった気づきや新たなイノベーションが起こる」や「社内で良い競争が行われると思う」などの効果が期待されている。

<女性:自由回答・一部抜粋>
・43歳:男女を意識しないキャリアの積み方が実現できる。
・54歳:能力が活かされて偏りのない考え方で業務が進む。顧客の求めるものが見えてくる。勢いがあり、成長性のある企業として見られる。
・50歳:男女問わず活躍する人が多ければ会社は活気づく。
・29歳:女性の仕事に対しての自信につながる。

<男性:自由回答・一部抜粋>
・47歳:男性優位の組織では発見できなかった気づきや新たなイノベーションが起こる。
・28歳:社内で良い競争が行われると思う
・41歳:雇用の安定。
・50歳:男性と違った視点で商品やサービスを改善できる効果。
・54歳:新しい発想・創意工夫など別視点での効果があがる。


まとめ(提言)

1. 政府や会社が掲げている目標は女性の管理職比率を上げることだが、「昇進・昇格」を「活躍」としているのは男性側の意識である。「仕事のやりがい」「働きがい」を「活躍」と捉える女性側の意識を踏まえた活躍推進とは何かを考えていくことが求められる。

2. 女性側の意識による女性活躍とは、1.働く環境が整っている2.仕事選択の主体性
3.仕事のやりがい、働きがいの充実と言える。現在の企業における施策は1.を中心とした働きやすさを促進する施策が多いが、今後は、ハード・ソフト両面からの施策を実施して、3つの点を押さえることが重要である。

3. 活躍推進施策を検討する際には、働きやすさに関する施策を超えて、男女の区別なく、働きがいという視点からの「活躍」を考える必要があると提言したい。


会社概要

会社名  :株式会社ジェイフィール
設立   :2007年11月6日
代表取締役:高橋 克徳
所在地  :東京都渋谷区渋谷3-3-2 渋谷MKビル 6F
事業内容 :経営改革、組織改革、人材育成などの領域における研修、講演の企画と提供、コンサルティングの実施、教材や診断ツールの開発と販売
URL   :https://www.j-feel.jp/

個人に感情があるように組織全体に波及した感情、気分を「組織感情(R)」と定義し、「組織感情をマネジメント」する企業向け研修を約250社、延べ10,000人に実施。ベストセラー「不機嫌な職場」(講談社現代新書(1926))を始め、「ワクワクする職場をつくる」(実業之日本社)など、組織活性に関する書籍を多数出版。「仕事が面白い、職場が楽しい、会社が好きだ」と本気で思える人たちが増え、その人たちの知恵や想いが連鎖し、社会全体に波及していくことを目指して活動中。
「リフレクションラウンドテーブル(R)」「組織感情(R)」はジェイフィールの登録商標です。

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