株式会社ネクスのOBDIIテレマティクスデータ端末「GX700NC」が送迎バスなどに採用

株式会社ネクスグループの連結子会社である株式会社ネクス（代表取締役社長：大内　英史　以下「ネクス」）のOBDII*１テレマティクスデータ端末「GX700NC」（以下「GX700NC」）は、幼稚園、こども園、学童施設、教育委員会などのバスロケーションサービスを行う、岩手インフォメーション・テクノロジー株式会社（代表取締役社長：阿部 考志　以下「岩手インフォメーション・テクノロジー」）の「おがバス」に採用されました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

GX700NCは、国内の主なLTE周波数であるNTT docomo/KDDI/SoftBankのLTE周波数に対応し、対応する車種とOBDIIから取得できるデータ数は業界最高レベル*２となっており非常に高い汎用性を備えております。GNSS*３機能においては、GPS, Glonass, Galileo, BeiDou, QZSS の５方式に対応し、より多くの衛星測位システムを使うことで、ビルや樹木などで視界が狭くなる都市部や山間部でも、測位の安定性が向上しております。さらに、2024年７月から提供を開始した機能追加バージョンであるIZatTM*４機能を用いることで、フロントガラスの傾斜が少ないバスなどへの端末設置や、従来衛星測位の弱点であった地下駐車場からの利用、衛星が補足しづらい場所（陸橋の下など）においても、測位時間の短縮、測位精度の向上が見込めます。

バスロケーションサービス「おがバス」では、手間のかかる取り付け工事が不要で、他の製品と比べてサーバーへの通知周期が短く設定できることに加え、OBDIIから得られる車両データを活用することで、過去に急発進・急ハンドルがあったなどの運転で気を付けなければならない場所がわかることなどが評価されました。

ネクスでは、コミュニティバスや、運行委託バス事業者、介護事業者などのバスロケーションの導入が遅れている市場へ利用拡大を図るとともに、国土交通省が進める「第２次交通政策基本計画」*５の方針である、持続可能で強靭、高度なサービスを提供する「次世代型交通システム」への転換を実現するため、地域交通機関の路線の遅延予測や効率化など、地域交通をDXでリ・デザインするツールとして活用範囲の拡大も進めてまいります。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/103393/19/103393-19-5786f6d9e04bce77f0fa2d1d4f642645-643x311.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
岩手インフォメーション・テクノロジー株式会社様「おがバス」


*１　OBDIIは、オン・ボード・ダイアグノーシスの略で、車両に搭載されたコンピュータが行う自己故障診断システム用のコネクタ規格のバージョンアップ版で、車両故障診断情報の他、車速、エンジン回転数などの情報が取得可能です。
*２　OBDII データ型式対応数、データ取得数の広報発表時点。ネクス調べ
*３　GNSS(Global Navigation Satellite System / 全球測位衛星システム)は、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星（QZSS）等の衛星測位システムの総称です。
*４　IZatTMは、Qualcomm が位置情報取得の機能向上のために開発した方式です。「GX700NC」に内蔵したQualcomm IZat(TM) Gen８C Engine６とLTE 回線を使用して、Qualcomm のgpsOneXTra サーバー*７からアシストデータ*８を取得して測位動作が可能となります。従来、車両のエンジンオフからエンジンオンまで２～４時間以上空いた場合、位置情報取得に必要な衛星情報（アルマナックデータ・エフェメリスデータ*９）の再取得に時間がかかり測位が遅いといった課題を、「GX700NC」はIZatTM機能を活用して測位時間を短縮することができます。
*５　第２次交通政策基本計画は、令和３（2021）年度から令和７（2025）年度までを計画期間とし、交通政策基本法の規定に従い、基本的な方針、施策を行う計画です。
概要：https://www.mlit.go.jp/common/001475356.pdf
*６　Qualcomm Izat(TM) Gen８C Engine は、Qualcomm 社製モデムチップセットに内蔵したIZat(TM)を動作させるソフトウエアモジュールです。
*７　gpsOneXTraサーバーは、スタンドアローンで動作するGPS機器では衛星情報が受信できないシーンにおいて、位置情報の計算に必要な情報を通信ネットワーク経由で提供するQualcomm社独自のサーバーです。
*８　アシストデータは、GPS衛星の軌道情報で、アルマナックデータ及びエフェメリスデータと呼ばれるものです。
*９　アルマナックデータ・エフェメリスデータ
・アルマナックデータ：軌道上におけるすべての衛星に関する軌道情報。
・エフェメリスデータ：各衛星の正確な位置情報と信号を発射した時刻情報で本データを用いて自機の緯度経度を計算する基となるデータ。

＊会社概要
【株式会社ネクス】
代表取締役社長：大内　英史
花巻本社：岩手県花巻市椚ノ目第2地割32番地1
東京本社：東京都港区南青山 5-13-3 KDX南青山ビル3F
事業内容：各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売
　　　　　上記にかかわるシステムソリューション提供及び保守サービス
ホームページ：https://www.ncxx.co.jp/
GX700NC製品ページ：https://www.ncxx.co.jp/product/gx700nc/feature/

【岩手インフォメーション・テクノロジー株式会社】
代表取締役社長：阿部　考志
本社：岩手県滝沢市巣子152-409 滝沢市IPU第２イノベーションセンター
事業内容：保育園・幼稚園・認定こども園向け保育業務支援システム「おが～るシステム」、自治体と
　　　　　教育・保育施設を結ぶ給付費等申請クラウドシステム「おが～るウェブレポ」の開発・営業
　　　　　受発注から生産管理、販売管理等の基幹システムの開発・営業
ホームページ：https://www.iwate-it.co.jp/
「おがバス」Web サイト：https://ogaru.jp/op_ogabus/

以上

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