住友化学がイスラエルのAI×臭覚IoT開発のNanoScentへ$2M(約2.2億円)を出資 - Aniwoのイノベーションアドバイザリーサービスを利用して戦略的資本業務提携を実現
PR TIMES / 2019年12月10日 18時55分
Aniwo提供サービスを活用し住友化学として初のイスラエル出資案件が実現
Aniwo Ltd.(本社:テルアビブ, イスラエル、代表取締役:寺田 彼日、以下Aniwo)は当社のイノベーションアドバイザリーサービスを活用する住友化学株式会社(本社:東京都中央区、社長 社長執行役員 岩田 圭一、以下 住友化学)が、AI×臭覚IoT開発のスタートアップNanoScent Ltd. (本社:ミズガブ, イスラエル、CEO:Oren Gavriely、以下NanoScent)に$2M(約2.2億円)を出資し戦略的資本業務提携を締結したことをお知らせ致します。
■住友化学 - NanoScent - Aniwoの連携について
[画像: https://prtimes.jp/i/12729/20/resize/d12729-20-605430-0.png ]
住友化学は、2019年4月から中期経営計画のスローガンとして「Change & Innovation 3.0 For a Sustainable Future」を掲げて、イノベーションの加速とデジタル革新による生産性の飛躍的向上、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指しています。同経営計画において「ヘルスケア」「環境負荷低減」「食糧」「ICT」を重点領域に据えており、それらの領域で革新的な技術を継続的に創出するイスラエルに注目してAniwoが提供するサービスの利用を開始。イスラエルのイノベーションエコシステムに入り込む形でスタートアップ連携を推進し、今回のNanoScentとの連携が実現しました。今後、NanoScentが開発する臭覚IoTセンサーとAIによるデータ分析プラットフォームを活用して、ヘルスケア、産業IoT、フードテック、デジタルマーケティング等幅広い領域での実証実験とサービス展開を計画しています。
■各社担当者のコメント
住友化学株式会社 技術・研究企画部 担当部長 岡本 敏氏は以下のように述べております。
「この度、Aniwoさんの多大なる協力を得て、NanoScent社への出資を実現できました。NanoScent社との連携により、当社が今中期重点を置いている次世代のヘルスケアソリューションの鍵となる「体調可視化」が早期に実現できると考えています。また、種々の揮発性化学物質の集合体である臭気を高精度でセンシングできるNanoScent社の技術は、住友化学の既存事業領域との親和性も高く、ヘルスケア以外の領域でも、これまでにない価値をお客さまへ提供することができると期待しています」
NanoScent, CEOのOren Gavriely氏は以下のように述べております。
「住友化学と約1年にわたる共同研究の末、今回の出資を決定していただきました。当社はテクニオン大学発のナノテクノロジーを応用した、においセンシングを行うスタートアップで、住友化学をはじめ欧州自動車メーカーや米国消費財メーカーとパートナーシップを結んでプロダクト開発を行っております。日本企業との連携は、イスラエルとの文化が大きく異なる部分もありますが、住友化学チームとは相互補完関係を発揮できる共同研究をスピーディーに実現出来たこと、そのプロセスにおいてAniwoがイスラエル現地で密着してサポートしてくれたことが今回の連携実現に大きく貢献したと考えています」
Aniwo, Head of Japan, 執行役員 事業開発担当の松山 英嗣は以下のように述べております。
「今回、住友化学として初のイスラエルスタートアップへの投資プロジェクトに貢献出来たことを大変光栄に感じております。イスラエルはヘルスケアを一つの重点領域としており、関連スタートアップは1,000社を超え、多くの革新的技術が生まれております。岡本様をはじめとする住友化学チームの実証実験から事業連携に至るスピーディーな動きは、オープンイノベーションを成功させる為に欠かせないものであると感じており、本件含むプロジェクトで得た弊社知見を他の日本企業にも適用し、多くの新しい価値創出に繋げていきたいと考えております。住友化学-NanoScentの連携と共に、今後の日本-イスラエル企業の協業についても注目していただけますと幸いです」
◆NanoScentについて
NanoScent Ltd.(本社:ミズガブ, イスラエル、CEO & Co-Founder:Oren Gavriely)は、2017年創業。テクニオン大学発のナノテクノロジーと独自のAIアルゴリズムをコア技術に、高精度のにおい検知を可能にする臭覚IoTプラットフォームを開発する。同社は、Scent Recognition as a Serviceというコンセプトのもと、におい検知のハードウェアだけでなくソフトウェアの開発も実施。住友化学との連携に加えて、欧州大手自動車メーカーや米国の大手消費財メーカーとの実証実験を実施中。2019年、世界最大の家電技術見本市CESにて気候変動部門でアワードを受賞。
・URL:https://nanoscentlabs.com
■Aniwoについて
イスラエルで初の日本人創業VC backedスタートアップとして2014年に設立。イスラエルスタートアップ約6,000社を収録する独自データベースと現地ネットワークを活用し、調査・戦略立案・連携実行までをワンストップでカバーするイノベーションアドバイザリーサービスを提供。またイスラエルスタートアップ向けの事業開発、マーケティング&PRサービス、国境を超えた人材育成事業を手がける。通信、セキュリティ、エレクトロニクス、ヘルスケア、自動車、素材など各業界トッププレイヤー80社以上へのサービス提供実績を有する。
・Aniwo提供サービス概要:https://www.aniwo.co/service
・会社名: Aniwo Ltd.
・設立:2014年10月
・代表者:代表取締役 Founder & CEO 寺田 彼日
・URL: https://www.aniwo.co
・所在地: 144 Menachem Begin, Tel Aviv, Israel (Israel)
東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー (Japan)
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
オイシックス・ラ・大地が運営する食領域特化型CVC Future Food Fund2号ファンドに、地域社会の発展に貢献する株式会社きらぼし銀行が出資
PR TIMES / 2024年5月1日 11時45分
-
Spiral Capital Japan Fund 3号投資事業有限責任組合へのLP投資について
PR TIMES / 2024年4月27日 17時40分
-
日本、台湾スタートアップの提携で、健康管理のDXサービスを開発
@Press / 2024年4月12日 10時45分
-
脱炭素に特化した国内外VCファンド3本へ新たに出資 日系不動産デベロッパーとしては唯一の取り組み
PR TIMES / 2024年4月11日 14時45分
-
Funds Startups、アドバイザリーボードにヘルスケア領域で研究を行う藤本修平氏が就任
PR TIMES / 2024年4月10日 12時15分
ランキング
-
1いきなり!ステーキが、名物「オーダーカット」を廃止していた! ピークから5年、経営再建の現在を探る
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月6日 6時30分
-
2円高でも日本株が急落しない理由。トヨタどうなる、決算発表ラッシュで底堅い!?
トウシル / 2024年5月7日 13時40分
-
3「ブラザー工業のTOB案」にローランドDGが大反論 DG常務「傘下に入ると営業利益が50億円下押し」
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 10時0分
-
4「ようやく再出発」ダイハツ本社工場で生産再開 国内の全工場が稼働に 停止から約4か月半…従業員「やっぱり長かった」
MBSニュース / 2024年5月7日 9時20分
-
5思わずクリック「フィッシング詐欺」メールの巧妙 専門家も見極め困難、2要素認証と「意識」が大切
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください