Nauto Japan、歩行者衝突警報、前方衝突警報、後退検知機能をAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」に追加
PR TIMES / 2024年6月5日 15時45分
歩行者衝突警報、前方衝突警報、後退検知の追加でより多くの交通事故を防止。運転行動の自主的な改善を支援するモバイルアプリや、一時不停止の検知も提供を予定。
Nauto Japan合同会社(本社:東京都千代田区、代表執行役員社長:赤井 祐記)は、現在販売中のAI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」に「歩行者衝突警報(PCW)」、「前方衝突警報(FCW)」、および「後退検知」の機能を追加しました。
従来の高精度なわき見検知、携帯電話検知、眠気検知等の先進機能に加え、今回の追加機能により外部環境のリスクを即時に認識しドライバーに警告することで、更なる交通事故削減に貢献します。
また、ドライバーが自らの運転を振り返って運転行動を改善するための「Nauto Connectアプリ」、ならびに一時不停止検知機能も、近日リリース予定です。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/50740/20/50740-20-96e84e3d127a7852ea8b548f2062db6b-2208x1474.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
歩行者衝突警報(PCW)について
ナウトの歩行者衝突警報(PCW)は、進行方向の路上および道路脇にいる歩行者等を検知すると、自車両および歩行者等の動きを予測し、衝突の危険がある場合にリアルタイムで警告音を鳴らします。
検知の対象となる歩行者等は以下のとおりです。
- 歩行者
- 自転車
- キックボード
- スケートボード
- 車椅子
- オートバイ
近年では自転車やキックボードによる交通ルール違反も社会問題となっていますが、万が一衝突してしまった場合は、車対車の事故と比べ、重大事故につながりやすく、なおかつ過失割合でも不利になりやすいため、リスク対策が一層重要となってきています。ナウトの歩行者衝突警報(PCW)は、歩行者だけでなく自転車やキックボードも認識し、衝突のリスクを適宜警告します。
(動画) 物陰や暗がりなど、人の目では見落としやすい歩行者や自転車もカメラ映像で確実に検知・警告
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=IIClmt8zCI4 ]
前方衝突警報(FCW)について
前方衝突警報(FCW)は、前方の走行車両または停止車両に衝突する危険がある場合にリアルタイムで警告音を鳴らします。
前方衝突を防ぐためのシステムは、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の義務化に伴い完成車メーカー各社が取り組んでおり、搭載車両は年々増えてきています。一方、特にトラックにおいては、登録車両の9割が中古車によって占められていることや、車両入れ替えのサイクルが長いことなどから、普及が進んでいるとは言い難い状況です。さらには、意図せぬ急ブレーキによる荷崩れを嫌って自動ブレーキ機能をオフにしているドライバーの存在も指摘されています。ナウトの前方衝突警報(FCW)であれば、車両を入れ替えることなくこれらの先進運転支援機能を導入でき、自動ブレーキをオフにしていても危険な状況については適宜警告を受け取ることができるため、事業者にとって大きなメリットがあります。
(動画) 前方の危険な状況をタイムリーに検知・警告し、(主に漫然運転による)追突事故を未然に防止
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=a4ClG1kKRGI ]
後退検知について
ナウトの後退検知機能は、車外カメラの映像を分析することによって、車両が後退した際の場所(GPSによる位置情報)と状況(カメラ映像)を記録します。
自動車の運転中に後退をしている時間は、ごくわずかです。にもかかわらず、後退事故は交通事故全体の約5%も占めています(出典:公益財団法人交通事故総合分析センター「交通統計 令和3年版」)。つまり、後退時は、走行時間に対して事故率が高く、そのような事情からバックモニターも近年義務化されています。
運送業においては、「後退時の事故」が「荷役5大災害」のひとつとして挙げられており、社内規定で後退を制限している事業者も少なくありません。
ナウトの後退検知機能は、後退時に適切な安全確認が行われていること、そして後退に関する社内規定が遵守されていることを、確認するための有効な手段となり得ます。
Nauto Connectアプリについて
Nauto Connectアプリは、ドライバー向けのアプリで、ナウトによって記録された危険運転の映像を任意に確認し、振り返るためのものです。映像には運行管理者がコメントを記入することもでき、ドライバーが運行管理者との面談を待たずに自習できるため、よりタイムリーに運転行動を改善していくことができます。これにより運行管理者の負担も軽減されます。
一時不停止検知機能について
一時不停止検知機能は、地図データ、GPS情報、および加速度情報を組み合わせることによって、一時停止を遵守しなかった際の場所と状況を記録します。本機能は、日本のお客様からの要望に応えるべく開発したものです。
ソフトウェアアップデートの概要
歩行者衝突警報(PCW)、前方衝突警報(FCW)、および後退検知については、本日より、対象となるナウト車載機に対し、OTAアップデート機能によって順次自動的に適用されます。更新の具体的なタイミングは、各車載機の稼働状況により異なります。なお、更新に際して費用はかかりません。
Nauto Connectアプリおよび一時不停止検知機能にの提供時期については後日改めてお知らせします。
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