外科医の7割以上が「手術教育に十分な時間を取れない」と回答
PR TIMES / 2024年10月24日 14時10分
医療の質向上へ、教育効果を高める手術動画のデジタル化が急務
手術DX支援を行う株式会社OPExPARK(東京都品川区、代表取締役社長兼 CEO 本田泰教)は、医師の働き方改革の施行後、2024年9月に外科医を対象とした手術教育に関するアンケート調査を実施いたしました。
アンケート結果の概要
- 手術教育の重要性を全員が認識:回答した医師全員(100%)が「手術教育は医療にとって重要」と回答
- 教育時間の不足が深刻:理想の教育時間に対して、実際に費やせている時間が1/2または1/3以下と答えた外科医が71%にものぼる。
- 動画作成・編集効率化へのニーズ:手術教育時間を確保するために必要なサポートとして、最も多くの医師が「手術動画の作成・編集効率化」を挙げた(35.5%)。
- デジタルツールによる作業効率化への高い期待:9割の医師が「教育効果の高い手術動画を簡単・効率的に作成できるツールがあれば使いたい」と回答。
アンケート調査の概要
調査期間:2024年9月9日 ~ 2024年9月19日
調査対象:手術手技のデジタル教科書プラットフォーム「opeXpark」の会員登録者
調査方法:WEBアンケート
有効回答数:137件
理想の1/2または1/3以下の時間しか教育に費やせない外科医が7割以上
137名の外科医(脳神経外科・消化器外科・ほか)に、手術教育に実際に費やしている時間と、「本当はこれくらい費やしたい」という理想の時間について、それぞれ具体的な時間数を聞き、差分を集計しました。その結果、理想の教育時間に対して、現状費やせている時間が1/2または1/3以下と回答している医師の割合が71%であることが判明しました。これにより、手術教育に十分な時間を費やすことができない現状が明らかとなりました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72863/20/72863-20-f9a529d7b3c8d39cb0edfbd9d3ad4cec-3900x1848.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
外科医たちの声(一部抜粋)
「術前の座学や術後のビデオ振り返りなどを十分行いたいが、医師の働き方改革で時間外の業務を増やしにくい現状があり難しい」(脳神経外科医)
「働き方改革ばかりが強調されている昨今、それももちろん尊重しなければならないが、『自己研鑽』の意義の高さや必要性も、同時に改めて再認識してもらう必要がある」(脳神経外科医)
手術動画作成の効率化が教育時間確保のカギ
手術教育時間を捻出するための対策として、どのようなサポートが必要であるかを尋ねたところ、最も多かった回答が「手術動画の作成・編集効率化」で35.5%でした。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72863/20/72863-20-c226bfa43ef13a532a56a6e151b9e0a3-3900x1890.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
さらに、この現状に対して、「教育効果の高い手術動画を簡単・効率的に作成できるツールがあれば使いたいと思いますか?」と聞くと、9割の医師が「使いたい」と答えたことから、手術教育時間の確保に向けて手術動画の作成の効率化が一つの重要なカギといえるでしょう。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72863/20/72863-20-cfc79de5ff579bc700bc89daa9bb6fa5-3900x1889.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
手術動画の役割とその重要性
手術動画の作成は、外科医の重要な業務の一つです。具体的には、手術中の映像を記録・編集し、以下の目的で活用します。
- 若手医師の教育:実際の手術映像を用いて手技や判断ポイントを指導し、スキル向上を図る。
- 術後の振り返り:自身の手術を客観的に見直し、改善点を見つけることで技術の研鑽につなげる。
- 医療の質向上:優れた手技や手順を共有し、組織全体の医療レベルを底上げする。
しかし、手術動画の作成・編集は時間と労力がかかり、多忙な外科医にとって大きな負担となっています。
手術動画を効率的に作成する「OPeDrive」について
OPExPARKが販売する手術記録システム「OPeDrive」は、手術教育において質の高い手術動画を簡単かつ効率的に作成することができます。
「OPeDrive」の主な特徴
- 最大4画面同時録画: 術野および周辺機器の映像を同時に録画。ハンディカムで術者の手元やスタッフの動きも記録し、手術全体を多角的にとらえます。
- スムーズな動画編集: 記録システムの端末から編集用の端末へ簡単にデータ転送でき、専用の編集ソフトウェア「OPeDrive VE」を用いれば、手術動画の効率的な編集が可能に。
- 音声によるしおり挿入機能: 手術中に音声でしおりを挿入することができます。音声はリアルタイムで文字起こしされ、後の編集作業が大幅に効率化されます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/72863/20/72863-20-4caff38b52705a5b2f61429e9fbd47c3-3900x1681.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
簡単・効率的な手術動画作成サービス
弊社では「OPeDrive」を用いた手術動画作成サービスも提供しております。弊社スタッフが現場に伺い、手術中の手元や俯瞰映像を撮影し、システムを使って映像を記録します。教育用動画をはじめ、術後のカンファレンスや学会発表用動画にも幅広くお使いいただけます。手術動画作成にご興味のある方は、ぜひ下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
お問い合わせ先: system-support@opexpark.co.jp
OPExPARK代表 本田 泰教のコメント
「働き方改革により、外科医の手術教育時間が制限されている現状があります。術式や技術は進歩しているものの、教育手法に課題を抱える医師が多いと考えています。『OPeDrive』の普及を通じて、これらの課題を解決し、医療現場をサポートしていきます。宮崎大学での事例は、手術教育および医療全体の課題解決のモデルケースと自負しています。今後も、学生や若手医師のスキル向上や指導者の負担軽減のため、システムの改良や新機能開発に注力してまいります。」
手術記録システム「OPeDrive」に関して、ご興味をお持ちの方・資料請求等は下記お問い合わせ先までお知らせください。
お問い合わせ先:system-support@opexpark.co.jp
株式会社OPExPARKについて
OPExPARKは、いつでも・どこでも最先端の手術を学習できる教育コンテンツの撮影・編集・配信を通じて、医師教育のDX化を推進しています。また、手術映像およびOPeLiNK取得データをリアルタイムで伝送し、専門医が遠隔地から現場の執刀医による診断・手術に助言・アドバイスを行う等、病院のDX化に向けた取り組みを実施しており、国内外の医療の質向上に貢献しています。
[会社概要]
会社名 : 株式会社OPExPARK
本社所在地 : 東京都品川区東品川2-2-8 スフィアタワー天王洲 CW棟2階
設立 : 2019年 6月 21日
代表者 :本田 泰教
事業内容 : 手術情報融合プラットフォームの開発と販売、医師限定手術教育ウェブサービス
URL : https://www.opexpark.co.jp/
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