MCデジタル・リアルティ、チューリングの「Gaggle Cluster」に最適なデータセンター環境を提供し完全自動運転の実現を加速
PR TIMES / 2024年12月17日 11時15分
~完全自動運転AI開発向け大規模GPUクラスタを最大効率で運用可能 市場投入までの期間を4分の1に短縮~
2024年12月17日、東京発 - データセンター、コロケーション、相互接続サービスを日本国内にて展開するMCデジタル・リアルティ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 畠山 孝成、以下:MCデジタル・リアルティ)は、この度、チューリング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:山本 一成、以下:チューリング)が、当社のNRT10データセンター(千葉県印西市、以下NRT10)において、完全自動運転AI開発専用の計算基盤「Gaggle Cluster」(ガグルクラスター)を構築したことを発表しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/86074/20/86074-20-ea427270b58f7d02a00d289af515a85f-2089x267.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
チューリングは、完全自動運転技術の開発に取り組むスタートアップで、カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うEnd to End(E2E)の自動運転システムを開発しています。同社は現在、2025年内に東京の市街地において30分以上の完全自動運転(SAE Internationalが定める水準でのレベル5)の実現を目指すプロジェクトである「Tokyo30」に取り組んでいます。
完全自動運転を実現するAIの開発には、大規模かつ高速な計算基盤が必要です。そのため、同社では、96基のNVIDIA H100 GPUから成る自動運転AI開発のための専用計算基盤「Gaggle Cluster」の構築を決定し、同基盤を最大効率で運用できる構築環境として、NRT10の利用を開始しました。
Digital Realtyのグローバルなデータセンタープラットフォーム「PlatformDIGITAL(R)」に支えられたNRT10は、NVIDIAよりDGX-ready認証を取得し、一般的に消費電力が膨大なGPUにも対応する電力供給能力や、運用時の排熱を効率的に冷却できる設備を有しています。このため、NRT10をご使用いただくことで、GPUの能力を最大限に引き出し、最大効率で運用できます。また、MCデジタル・リアルティのデータセンターは、モジュラー性を重視した設計を採用しており、迅速な環境構築が可能です。さらに、キャンパス型構成を採用しており、開発状況に応じてAIインフラを柔軟に拡張することも可能です。
同社は、NRT10を「Gaggle Cluster」の構築環境としたことで、自社にオンプレミス環境を構築した場合と比べ、構築開始から運用開始までの期間を、約1年から3カ月と大幅に短縮することができ、AI開発を加速させることができました。また、MCデジタル・リアルティが提供する高密度コロケーションサービスを利用することで、一般的なデータセンターに同基盤を構築した場合、通常20ラックのスペースを要するところ、8ラックに圧縮することができ、拡張性を確保しながら、AIインフラの効率化も実現しました。
MCデジタル・リアルティは、「PlatformDIGITAL(R)」のデータセンターソリューションを提供することで、ビジネスとデータの“Meeting Place” (出会いの場)を実現し、チューリングの目指す完全自動運転(レベル5)の早期実現ならびに、同技術の実用化と活用を通じた社会課題の解決に寄与してまいります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/86074/20/86074-20-f5d2036dc991c11c787779c9748697a9-1379x776.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「Gaggle Cluster」写真(チューリング提供)
<各社コメント>
チューリング CTO 山口 祐様
「世界的にも完全自動運転AIの開発競争が加速している中で、計算資源を早期に確保することは何よりも重要でした。今回、MCデジタル・リアルティ様の高性能かつ柔軟なデータセンターを利用できたことで、短期で最大のパフォーマンスを発揮するGPUクラスタを構築できました。高性能GPUクラスタを稼働できたことで今まで以上に完全自動運転AI開発をより加速していきます。」
MCデジタル・リアルティ 代表取締役社長 畠山 孝成
「チューリング様の掲げる完全自動運転達成に向け、ITインフラの側面からお手伝いできたことを大変うれしく存じます。自動運転を含むさまざまな活用領域でAIの開発競争が激化し、市場導入へのスピードがビジネスの成否を左右する最重要ファクターとなっています。当社は今後も、AIインフラの構築・運用の豊富な経験と、未来志向のデータセンターソリューションで、お客様のビジネスの加速に貢献してまいります。」
MCデジタル・リアルティについて
MCデジタル・リアルティ株式会社は、三菱商事と米国Digital Realtyによる対等出資の合弁会社として2017年9月に設立されました。日本にてコロケーションサービス、相互接続ソリューションを含めたデータセンターサービスを幅広く展開します。
三菱商事の不動産・インフラ投資の知見、顧客網と、業界大手Digital Realtyのデータセンタープラットフォーム「PlatformDIGITAL(R)」、世界6大陸にまたがる300以上のデータセンターコミュニティを活かした高品質なITインフラの提供を通じ、お客様のビジネス拡大、イノベーション創出と社会の発展に貢献します。 MCデジタル・リアルティの詳細はhttps://www.mc-digitalrealty.com/ をご覧いただくか、当社LinkedInをフォローしてください。
チューリング株式会社について
完全自動運転の開発に取り組むスタートアップです。カメラから取得したデータのみでステアリング、アクセル、ブレーキなど、運転に必要なすべての判断をAIが行うE2E (End-to-End) の自動運転システムを開発しています。複数種類のデータを用いて高度な判断を行うマルチモーダル生成AI「Heron」や、リアルな運転シーンを動画として生成可能な自動運転向け生成世界モデル「Terra」、画像から得た運転環境を自然言語で詳細に説明し適切な経路計画を生成することが可能な自動運転向けVLAモデルデータセット「CoVLA Dataset」等の開発を通じて自動運転領域における技術革新を推進し、2030年までにハンドルのない完全自動運転車の実現を目指しています。
チューリングについて:https://tur.ing/
※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。
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