浜松市がフィリピン・ダバオ市との都市間連携協定を締結!国を超えた都市間での「人材育成」の仕組みを構築
PR TIMES / 2024年11月10日 12時15分
フィリピン第3の都市であるダバオ市と浜松市が「人材育成」を目的に都市間連携協定を締結しました。これに際し、中野祐介浜松市長がダバオ市を訪問し、ダバオ市の教育機関を視察されました。
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ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長と浜松市の中野祐介市長
2024年10月29日、爽やかな青空のもと、フィリピン第3の都市ダバオ市と浜松市は都市間連携協定を締結しました。浜松市には様々な分野で活躍するフィリピン人約4,000人が在住し、多文化共生を進める都市であることから、中野市長は「両市が親近感を持ち、お互いの知識や経験を共有することで関係を強化していくことは、非常に意義のあることだ」と述べました。ダバオ市は戦前より日本とのゆかりが大変深く、親日家も多い都市です。ダバオ市のセバスチャン・ドゥテルテ市長は、「教育、学術、産業、投資などにおける様々な分野での相互理解と協力を促進させ、両市の成長と発展を目指したい」としています。
同日、この調印式に先立ち、中野市長はダバオ市内の教育機関をご視察されました。
ダバオシティナショナルハイスクール(DCNHS)は中高生の歓声が沸き起こり、中野祐介浜松市長を歓迎しました。ダバオシティナショナルハイスクールでは学生たちが、日本語で自己紹介を行い、美しい歌やソーラン節の踊りの披露をしました。DCNHSには、現在12,000人の生徒が通い、特別プログラム外国語コースでは、9年生~11年生(日本でいう中学3年生から高校2年生まで)の70人が日本語を学んでいます。毎年、フィリピンで行われる日本語スピーチコンテストで上位に入賞し、日本語能力試験にも合格者を多数輩出している公立高校ではトップクラスでの日本語教育を提供しています。今年2月には、静岡県西遠女子学園と業務提携を行い、日本語と英語での言語交換プログラムをオンラインで実施し、言語教育を通した交流と国際教育に力を入れています。西遠女子学園にはダバオ市出身の英語科教員を配置し、教員同士の交流も深めています。
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ダバオシティナショナルハイスクールの日本語学科の学生たちと中野市長ならびに浜松市の企業関係者
続いて、中野市長はフィリピンカレッジオブテクノロジー(PCT)のバハダキャンパスを訪問し、看護・介護学科や自動車学科、そして日本語授業を見学されました。PCTは、一般社団法人グローバル人財サポート浜松(静岡県浜松市、代表理事堀 永乃)と業務締結を行い、日本語奨学制度を創設、浜松市への就労を目指す学生たちに日本語教育を行なっています。また、自動車整備学科にはSuzuki Philippine Inc.やYamaha Motor Philippine Inc.から自動車や船外機、バイクの寄贈をいただき、教育支援へのご協力もいただき、より高度な技術習得に励んでいます。浜松市には既にPCTの卒業生が就労を果たしており、今後の活躍が期待されています。PCTには、毎年、看護・介護、自動車整備、ITエンジニア、ホテルホスピタリティ(宿泊・飲食)学科の学生たちがそれぞれ200人ずつ入学してきます。
なかでも、看護・介護学科や自動車整備学科では、日本語奨学生として30人が日本語能力試験受験に向けて励んでいます。
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PCTの自動車整備学科の学生とバリリ校長と中野市長、当法人の代表理事堀
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PCTにてスピーチする中野市長
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日本語コースを見学される中野市長と学生たち
このたびの都市間連携協定の一環でYamaha Music Philippine Inc.は、ダバオ市教育局と覚書を締結し、スクールプロジェクトを開始しました。これにより、リコーダーを用いた音楽教育を試験導入し、フィリピン国内に広げていきます。
いずれの取り組みも、グローバル人財サポート浜松が6年間の年月をかけて行なってきた交流事業を発端に、フィリピンでの国際人財教育へと発展した形となっています。そしてそれは浜松市内のグローバル企業のご理解とご協力による賜物で、当法人はダバオ市における教育機関との強力なパートナーシップを通じて、優秀な人財の輩出を推進していきたいと考えております。
当法人が活動を支援しています学生団体HANDs(ハンズ)は、この6年でダバオ市内の公立小学校に1800台の中古鍵盤ハーモニカを寄贈し、子どもたちに音楽の楽しさを伝えてきました。学生たちはDCNHSで日本文化を紹介したり、PCTで英語でのワークショップに参加したりしています。一方、PCTの卒業生は、学生時代に知り合った浜松の友人がいる浜松市を就職先として目指し、浜松市内の介護施設にて就労しています。ハンズの学生のなかには、現在休学をしてダバオ市の児童養護施設にてインターンシップを行なっている学生もおります。
こうした人々のライフステージの重要なポイントでグローバルな関係交流を体験することにより、グローバルな視点を有する若者が育っていきます。これこそが、グローバル人財サポート浜松が目指す「循環型人財育成」の仕組みです。
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今後、グローバル人財サポート浜松は、DCNHSやPCTで育ったダバオ市の若者たちが浜松市をはじめとする近隣都市の企業へ就労できるよう支援を行い、浜松市の高校生や近隣大学に通う学生たちがダバオ市への留学プログラムを提供し海外での両都市間における国際教育に努めてまいります。
■浜松市
プレスリリース
市長視察報告について https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/162870/3001.pdf
ダバオ市報告について
https://invest.davaocity.gov.ph/davao-city-forges-partnership-establishes-inter-city-collab-with-hamamatsu-city-japan/
ダバオ市出身者の市長表敬の様子について https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/161318/0105.pdf
■一般社団法人グローバル人財サポート浜松
「人は地域の財産」を理念に、外国人への日本語教育や就労支援、大学生の社会活動支援など、グローバル人材の育成を中心とした活動を行う。
代表理事の堀 永乃は、日本大学国際関係学部非常勤講師、静岡県西遠女子学園国際教育アドバイザー、総務省の外郭団体である一般財団法人自治体国際化協会地域国際化推進アドバイザーを努めている。その他、国際交流基金の日本語教師研修の講師など、国内外での日本語教育の充実と質の高い教育普及を推進している。
■ダバオシティナショナルハイスクール
ダバオ市で最も歴史のある公立高校で、特別プログラム外国語学科では日本語のほか、韓国語、中国語、スペイン語を教えている。
関連記事URL https://www.facebook.com/share/p/15nULHcmUk/
■静岡県西遠女子学園
関連記事URL https://www.seien.ed.jp/pickup/seien-dcnhs-moa2024/
■フィリピンカレッジオブテクノロジー
https://pctdavao.edu.ph/
関連記事URL https://www.globaljinzai.or.jp/pct/
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=wKEkPoQimYo ]
PCTとグローバル人財サポート浜松の取り組み紹介動画
■ヤマハ株式会社
ダバオ市教育局との覚書調印に関する記事
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2024/24110801/
■学生団体HANDs
静岡文化芸術大学の学生を中心に構成されたフィリピン・ダバオ市にて音楽を通じた国際交流を行う学生団体です。
https://x.com/hamamatsu_davao
先日11月3日と4日に開催された大学祭「碧風祭」にてカラマンシージュースなどを提供した模様。
■ダバオッチ
ダバオ市で日本語による情報提供をしているポータルサイト
関連記事URL https://davawatch.com/articles/2024/10/31/85316.html
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/114081/20/114081-20-fbd77d7c2211a7497a567efbbf9c5736-276x270.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]一般社団法人グローバル人財サポート浜松
「人は地域の財産」の理念のもと、次世代育成事業や外国人労働者支援事業、職場の受け入れ環境整備(人権DDなど)の事業を行っています。
http://www.globaljinzai.or.jp/
〒430-0918
浜松市中央区八幡町23
電話:053-482-8451(平日10時~12時半)
メール:info(@)globaljinzai.or.jp
※在宅ワークを推奨している関係でお電話に出られない時もあります。あらかじご了承ください。
※メールをお送りいただく際には、お手数ですが( )を外してください。
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