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合弁会社のSBリモーティブが解散 ボッシュは効率的なバッテリー技術の開発・製造を強化

PR TIMES / 2012年9月7日 10時10分

・ボッシュはバッテリー市場向けの戦略を再調整
・ドイツにてリチウムイオン技術を強化
・供給契約は進行中のプロジェクトの完遂を保証
・今後の提携は特許の交換を含めて検討

シュトゥットガルト発:ボッシュは、ハイブリッド車および電気自動車用バッテリーの開発・製造に関する活動の焦点を再定義することになりました。変化する市場構造を考慮し、さらなる開発を推し進めるべく、ボッシュの能力を最大限に活用することとしたのです。そのため、SBリモーティブの出資会社である2社は、両社の提携のあり方と今後の事業関係の見直しを図ることで合意しました。現在、この合意は独占禁止当局の承認を待っている段階にあります。

■中心にあるのは常に顧客

この見直しについて、ロバート・ボッシュGmbHで自動車機器テクノロジー統括部門長を務めるベルント・ボア(Dr. Bernd Bohr)はこう述べます。「e-モビリティという、未来に大きな可能性を秘めた市場に関して、私たちはすばらしいスタートを切り、すでにさまざまなプロジェクトを展開してきましたし、そのほかにも数多くの開発が進められています。事業の見直しでは、市場のスピードに焦点を当てつつ、私たちのお客様のご要望にしっかりお応えすることを念頭に置きました。ボッシュは、私たちの市場活動を拡充するために今後も尽力していきます」。

前提携先との今後の提携では、すべての開発・供給契約が終了まで確実に継続されるよう措置が講じられます。また、両社は特許権を互いに許諾する旨で合意しました。

バッテリーシステムの全事業は今後、中心となるバッテリーマネジメントシステムなど、コンポーネント全体を含め、ボッシュに移管されます。シュトゥットガルトに拠点を置く子会社のSBリモーティブGermany GmbHはボッシュが引き受け、ここでシステムエンジニアリング、バッテリーマネジメントシステム、プロトタイプ作成、マーケティング、セールスを展開していきます。さらに同時期に、Cobasys社がボッシュの傘下に加わります。米国の市場に焦点を当てるこのCobasys社は、ミシガン州オリオンとオハイオ州スプリングボロに拠点を置いています。

■ヨーロッパにおけるバッテリースペシャリストの独自ネットワークを構築

ボッシュは、電気化学関連事業とリチウムイオンバッテリーセルの製造をさらに拡大する計画を立てています。高性能バッテリーセルの研究開発基盤をドイツに確立し、ヨーロッパにおいてスペシャリストネットワークを構築するために、産業界や大学などの専門パートナーと緊密な関係を築くことを主眼とする計画は、モビリティ用バッテリーだけでなく、未来の定置用エネルギー貯蔵デバイスにも関連した可能性の広がりにつながることになるでしょう。

ヨーロッパへの生産施設の設置は、ボッシュ戦略のさらなる重要な要素でもあります。これは複合生産施設の設置と材料に関して、ドイツとヨーロッパのサプライヤーがもつノウハウを効率的に結びつけることを目的としています。

ハイブリッド車および電気自動車向けのバッテリー技術市場において、ボッシュが自動車機器の世界トップサプライヤーの1社として最良のかたちでその地位を確立すべく、ボッシュ・グループはe-モビリティ分野だけで年間4億ユーロを投じています。そして現在、SBリモーティブ・ドイツ(シュトゥットガルト)と米国のCobasysの約300人のバッテリースペシャリストを含め、ボッシュではこの分野で1,100人以上の従業員が働いています。

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