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カンデラ、LGエレクトロニクス社と自動車向けの革新的なARソリューションを発表

PR TIMES / 2020年11月10日 16時45分

アートスパークグループのカンデラと、総合家電、情報通信メーカーであるLGエレクトロニクス株式会社(ソウル/韓国)は、車載用のヘッドアップディスプレイ(HUD)やセンターインフォメーションディスプレイ(CID)など、様々なディスプレイをサポートする革新的な拡張現実(AR)ソリューションを共同開発しました。



この最新のARソリューションは、コンピューターが生成したビジュアルグラフィックスを、現実世界の風景に重ね合わせることで、先進運転支援システム(ADAS)による警告、ナビゲーションヒント、各種施設情報(POIs)、歩行者検知などの状況に応じた重要な情報を道路上に直接表示します。また、カンデラのHMIソリューションである「CGI Studio」が、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上において、複雑なコーディングを必要とせずに、完全にカスタマイズできるARユーザーインタフェースモデリングを実現しました。


[画像1: https://prtimes.jp/i/17174/21/resize/d17174-21-782241-3.png ]

https://www.youtube.com/watch?v=OH0_gHbbUFs&feature=youtu.be&t=25


■LG社のARソリューションは、ドライバーの注意力散漫を軽減するために直感的なARシーンをサポートしています
現在、道路上の車両の増加に伴い、安全性の向上とドライバーの注意力散漫を軽減する必要性が高まっており、自動車市場におけるHUDとCIDのARソリューションの統合を促進する、最も重要な要因のひとつとなっています。

これまでHUDは、プレミアムカーのオプションまたは標準装備に留まっていましたが、近い将来、プレミアムカーに加え、エコノミーカーなどの標準車にも搭載されると考えられています。現在、世界中の自動車メーカーが、この新しいテクノロジーの可能性とユースケースに関心を高めています。

この認識に基づき、LGエレクトロニクス社は、HUDやAVN、CIDなどの様々な車載ディスプレイに対応する最新のARソリューションの開発に注力しています。AR-HUDは、従来のHUDの静的な情報表示とは異なり、重要な情報を車線上やドライバーの視界に直接写し込むことが可能となり、さらに一歩進んだものとなっています。これには膨大な量の車両センサーデータの統合が必要ですが、AR-HUDは情報やアラートをリアルタイムで投影することが可能です。

LGエレクトロニクス社はこれらの複雑な要件を実現するために、デジタルコンテンツと現実世界の統合を目的とした強力なARエンジンを開発しました。LGエレクトロニクス社のARエンジンは、車載センサーで計測された情報をリアルタイムで統合し、自動車の周辺にあるすべてのオブジェクトの動作を予測する高度なセンサーフュージョンフレームワークに基づいて構築されています。この高度な信号処理フレームワークは、車両の動きに対するARコンテンツの安定化を保証し、ARコンテンツと現実世界との間のシステム遅延によって生じる時間的遅延を低減します。LGエレクトロニクス社のARエンジンは、複雑な計算が必要な状況においても十分に最適化されているため、低パフォーマンスのシステムオンチップ(SoC)環境下でも、高いフレームレートを実現します。また、内蔵のモバイルセンサーをARエンジンへの入力として使用することで、AndroidTMの携帯電話などのモバイル機器にも適用できます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/17174/21/resize/d17174-21-606868-2.jpg ]


LGエレクトロニクス社の強化された可視化技術とARエンジンを組み合わせることで、ナビゲーションヒント(ルートカーペット、方向矢印、ゴールピン、POIハイライト)、ADASアラート(アクティブクルーズコントロール、車線逸脱アラート、前方衝突アラート、歩行者検知)などの直感的なARシーンをサポートする最新のARソリューションが実現しました。

現在、LGエレクトロニクス社のARソリューションは、市場に向けて多数の自動車メーカーと量産を進めています。LGエレクトロニクス社のスマートモビリティラボのシニアバイスプレジデントであるSukjin Chang氏は次のように述べています。「技術的な準備が整ったことで、お客様により良い価値を提供でき、様々な自動車メーカーとの量産経験が、市場での事業をさらに拡大させると確信しています。」


■カンデラの「CGI Studio」は、LGエレクトロニクス社のARソリューションを完全にカスタマイズ可能にします
LGエレクトロニクス社は、ARソリューションを様々な自動車メーカーのニーズに合わせたカスタマイズを可能にするために、経験豊富なHMIのエキスパートと開発パートナーを探していたところ、カンデラと出会いました。オーストリアのHMIツールプロバイダーであるカンデラは、既存のHUDを強力なカンデラレンダリングエンジンで強化し、遅延を最小限に抑え、さらに表示情報の明瞭性を向上させました。「ADASアラートや安全警告に関しては、情報を遅延なくリアルタイムで表示することが特に重要です。レンダリングエンジンにさらなるパフォーマンスと遅延の最適化を組み込むことで、高速走行時であっても警告を必要なタイミングで発報し、可視化された目標物をより正確にピンポイントで表示することができます。」と、カンデラのテクニカルセールスマネージャー Roberto Hoferは説明します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/17174/21/resize/d17174-21-851271-1.jpg ]



さらに自動車メーカーが重要視するのは、簡単で完全にカスタマイズ可能なHUDです。これを、ユーザーフレンドリーでコーディングなしのアプローチで開発されたカンデラの「CGI Studio」が実現しました。「CGI Studio」の即座に活用できるコントロールと自動化されたワークフローは、自動車メーカーがコードを1行もプログラミングすることなく、自動車ARソリューションを個々のニーズに合わせてカスタマイズすることをサポートします。

カンデラは組み込みソフトウェア開発における20年の実績と幅広い顧客ベースのもとに、機能豊富でカスタマイズ可能な製品を提供しています。今後もHMIのニーズに沿ったソリューションを提供するために、ユーザーおよび業界パートナーと緊密に協力していきます。

5,000万台にも及ぶ搭載実績を持つ HMIソリューション
https://www.artspark.co.jp/candera_interview/


カンデラについて
カンデラは、自動車および様々な産業における世界の顧客向けの主要なHMIツールプロバイダーであり開発パートナーです。主にHMI開発および組み込みソフトウェアの分野におけるソフトウェアサービスの提供と、CGI Studioツール環境でお客様をサポートしています。Candera GmbH(オーストリア/リンツ)と、カンデラ ジャパン(東京/新宿)は、どちらもアートスパークホールディングス(東京/新宿)のグループ会社です。

Candera GmbH:https://cgistudio.at/ja/
カンデラ ジャパン:https://www.canderajp.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/canderacgistudio/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCZyzdK8yFY52Ot-SvaGkM_A
Twitter:https://twitter.com/CanderaGmbh
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/candera-cgistudio/

お問い合わせ先
株式会社カンデラ ジャパン 広報担当 原田 洋子
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7 パシフィックマークス新宿パークサイド2F
e-mail:press@artspark.co.jp

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