第2回GSM※1研究会にて、女性の「腟マイクロバイオーム※2」に関する研究が発表されました
PR TIMES / 2020年11月24日 19時45分
― 幅広い年齢のQOL向上に期待 ―
リゾートトラスト株式会社(以下、リゾートトラスト)のグループ企業である株式会社アドバンスト・メディカル・ケア(東京都港区、代表取締役社長:古川哲也、以下アドバンスト・メディカル・ケア)が運営支援を行う浜松町ハマサイトクリニックの医師、吉形玲美医師による「腟マイクロバイオーム」の多様性に関する研究について、2020年11月23日(月・祝)にオンラインで開催された『第2回GSM研究会』にて発表されました。
腟マイクロバイオームの多様性は、性感染症や不妊症、婦人科癌リスクなどとの関連も示されており、これら疾患をはじめGSM予防の観点からも乳酸菌含有のデリケートゾーン専用商品でのケアによる腟マイクロバイオームのコントロールが有用である可能性が示されました。 また、これまで一部の不妊治療クリニックのみで実施されてきた腟マイクロバイオーム検査においても、今後は幅広い年代の疾患予防、QOL向上の指標としての活用も期待されます。
※1:Genitourinary Syndrome of Menopauseの略称で、日本語では「閉経関連泌尿生殖器症候群」と訳されます
※2:女性の腟内に棲む細菌叢(一般的に腟内フローラと言われ、子宮内フローラとともに不妊症との関連で注目されてきました)
【研究の概要】
■研究期間
2020年8 月~11月上旬
■研究内容
健常女性21名(33-76歳:平均49.8±13.9歳)を対象に、乳酸菌含有デリケートゾーン専用商品(下記1.+2.) 8週間連続使用
<使用商品および使用方法>
1. エクオール乳酸菌配合デリケートゾーン洗浄料
(泡状フォーム:入浴時1回あたり2プッシュ使用)
2. エクオール乳酸菌配合ソフトジェルクリーム
(ジェル状クリーム:入浴後1回2cm径使用、大陰唇を中心に塗布)
使用前/後の腟内ぬぐい液を採取し、次世代シーケンサーにより腟マイクロバイオームを解析。
*未閉経女性については月経終了後1週間以内(卵胞期採取)
■ 検証内容
閉経前と閉経後で腟マイクロバイオームにどのような違いがあるか、加えて乳酸菌含有デリケートゾーン専用商品の使用でどのような変化があるかを検討。
■研究結果
閉経後例の腟内は理想的な腟内環境を保つ乳酸菌(ラクトバチルス菌)を欠き、さまざまな病原となる多様な細菌が主体となっており、閉経前の半数の例でも同様の状態にありました。
乳酸菌含有デリケートゾーン専用商品でのケア介入により、かゆみ、 におい、 頻尿等の症状改善を認め、腟マイクロバイオームにおいては特に閉経後例で細菌の多様性の改善が複数認められました。
乳酸菌含有のデリケートゾーン専用商品でのケア介入により、腟マイクロバイオームのコントロールが有用である可能性も示され、今後は幅広い年代の疾患予防、QOL向上への活用も期待されることでしょう。
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<医師紹介>
[画像4: https://prtimes.jp/i/34459/21/resize/d34459-21-254301-3.jpg ]
吉形 玲美(よしかた・れみ)
医学博士
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
医療法人社団ミッドタウンクリニック特別顧問(女性医療研究主幹)
医療法人社団進興会特別顧問浜松町ハマサイトクリニック婦人科医師
東京女子医科大学付属病院産科婦人科非常勤講師
東京女子医科大学医学部卒業。同大学産婦人科の臨床の現場で婦人科腫瘍手術をはじめ、産婦人科一般診療を手掛ける傍ら女性医療・更年期医療の様々な臨床研究に携わる。女性予防医療を広めたいという思いから、2010年より浜松町ハマサイトクリニックに院長として着任。現在は同院婦人科専門医として診療のほか、多施設で予防医療研究に従事。更年期、妊活、生理不順など、ゆらぎやすい女性の身体のホルモンマネージメントを得意とする。
40代以降の女性の健康の鍵を握る成分「エクオール」においては、その臨床研究をリードしており、女性医療・更年期医療に注力している。
<資格>
医学博士、日本産科婦人科学会専門医、臨床研修指導医
日本女性医学会認定女性ヘルスケア専門医・同学会代議員
日本更年期と加齢のヘルスケア学会幹事
日本抗加齢医学学会評議員
日本女性心身医学会認定医
日本女性栄養・代謝学会幹事
<所属学会>
日本産婦人科学会
日本女性医学学会(旧日本更年期医学会)
日本更年期と加齢のヘルスケア学会
日本抗加齢医学会
日本女性栄養・代謝学会
日本骨粗鬆症学会
日本女性心身医学会
北米閉経学会
国際閉経学会など
【株式会社アドバンスト・メディカル・ケア】
“より健康に”“より美しく”いつまでも自分らしく人生を楽しめる「健康長寿社会」の実現を目指し、さまざまな角度からメディカルサービスや商品をご提案しています。東京ミッドタウンクリニックをはじめとした医療施設の運営支援や、ミッドタウンクリニックグループの医師と共同開発したサプリメントや化粧品の販売、治療のための医療だけではなく、総合血液検査や遺伝子検査、予防血液浄化療法など、病気を未然に防ぐための予防医療、先進医療といった分野にも積極的に取り組み、医療サービスを通じて社会に貢献することを目指します。
・所在地:〒107-6206 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー6F
・設立:2006年2月
・代表者:代表取締役社長 古川哲也
・資本金:100,000,000円
・主な業務内容:医療施設の運営支援ならびにサプリメント・化粧品の企画、販売等
・URL:https://www.amcare.co.jp/
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