株式会社Quollio Technologies 2025年 年頭所感

～ 業務系システムへのAI活用の本格化と「製品としてのデータ」の生産活動を見据えて ～

日本のエンタープライズ企業向けに次世代データインテリジェンスソリューションを提供する株式会社Quollio Technologies (所在地：東京都港区、以下 Quollio) は、2025年の年頭にあたり、代表取締役社長CEO 松元亮太より謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2025年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2024年を振り返りますと、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）において、生成AIの本格的な実用化とDX推進のネクストステージである全社横断的なデータ活用の重要性が一段と高まった1年でした。多くの企業が、ChatGPTをはじめとする生成AIの本格活用に向けて様々な取り組みを試行する中で、その基盤となる質の高いデータの管理・活用の必要性が改めて認識された年でもありました。

このような環境下、当社は創業4期目を迎え、大きな飛躍を遂げることができました。2024年6月にはシリーズA資金調達を完了し、事業成長に向けた体制を整えることができました。また、博報堂テクノロジーズ様での採用をはじめ、多くの企業にQuollioの次世代データカタログの活用・管理基盤をご採用いただき、新たなパートナー企業との提携や協業も着実に拡大して参りました。これもひとえに、お客様をはじめとする関係者の皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

2025年は、企業におけるAIの本格活用がさらに加速する年になり、それに伴いデータマネジメントの重要性が一層高まる年になると予想されます。特に、AIエージェントやAIマルチエージェントの台頭により、BIなどの情報系システムだけでなく業務系システムにおけるAI活用が本格化するでしょう。AIの利活用においては、LLMのベースモデルの利用だけでなく、企業固有のデータを本格活用するための適切な管理の必要性が増します。

従来のデータマネジメントが主にデータの保管や整理に焦点を当てていたのに対し、AI含めた活用が加速する今後は、ビジネス要件に応じた構造化データの設計、実装、運用という「製品としてのデータ（データプロダクト）の生産活動」全体の管理がこれまで以上に重要になると予想します。多くの企業では、データ基盤そのものの整備・統合への取り組みを開始済みといえますが、それと同時に「データの生産管理」の整備に取り組んでいる企業はわずかであり、このまま表面的なデータおよびAI活用を推進すれば、やがては「使われないデータ、使われないAI」に行き着くことが懸念されます。
このような変化への対応と懸念の払拭には、データプロダクトの生産を管理することへの意識の高まりと、そのための次世代データカタログの構築が求められるようになると予測しています。

当社は今後も「情報と知を繋ぎ、人類の価値創造を促進する」というミッションのもと、企業のデータおよびAI活用における課題解決に貢献してまいります。

本年は、主力となるQuollio Data Intelligence Cloudの大幅な機能拡大とデータインテリジェンスの構築メソドロジーの強化に注力します。さらには、営業・サポート体制の拡充と、パートナー企業との協業を通じた導入・活用支援の強化に取り組んでまいります。
「大企業がデータを通じて次の産業変革を早く実現できるようにする」ことの達成に向けて、本年も社員一同、全力を尽くして邁進する所存です。

引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

株式会社Quollio Technologies　代表取締役社長CEO 松元亮太

株式会社Quollio Technologiesについて
世界中の情報と知を繋げ、人々や企業が繋がり、新たな価値創造を促進する未来を築くこと をミッションとしているデータテクノロジーパートナーです。Quollioは、メタデータ管理技術とソフトウェア開発力を軸に、企業のデータにまつわる経営課題を解決し、社会のデータ & AIからの価値創造を促進します。

【会社概要】
会社名：株式会社Quollio Technologies
会社URL：https://quollio.com　
採用URL：https://careers.quollio.com
所在地：東京都港区浜松町2-10-6 PMO浜松町III 8階
代表取締役：松元亮太
事業内容：データインテリジェンスに関する製品の開発・提供

※文中の社名、商品名などは各社の商標または登録商標である場合があります。

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