Cloudera 、Octopaiを買収して、ハイブリッドクラウド全体で信頼性の高いデータ配信を実現
PR TIMES / 2024年11月22日 11時0分
Octopaiのデータリネージおよびデータカタログのプラットフォームを活用して、データディスカバラビリティ、品質、ガバナンスを提供し、企業のデータドリブンな意思決定の強化を支援
データ、アナリティクス、AI の活用から価値を引き出す真のハイブリッドプラットフォームを提供する Cloudera株式会社(所在地:東京都中央区)は、Octopai B.I. Ltd.(以下 Octopai)の買収に関して、最終合意に達したことを発表しました。この買収により、Clouderaは、企業のデータ把握とガバナンスを可能にするOctopaiのデータリネージおよびデータカタログプラットフォームを活用して、データカタログおよびメタデータ管理機能を大幅に強化します。
企業は、データドリブンな意思決定を業務に取り入れる必要に迫られています。企業全体にわたって関連性があり、コンテキストに即し、かつ信頼できるデータをすべて見つけるための包括的なデータインテリジェンス戦略を求めており、AI、機械学習、予測分析の取り組みにデータを活用したいと考えています。しかし、金融、ヘルスケア、小売、通信をはじめとした多くの企業では、規制が厳しく、機密性の高い膨大なデータを扱うため、データ全体を完全に把握するのが難しく、ハイブリッド環境全体にわたる複数のデータソリューションに対応する機能を必要としています。
SanjMoの主任アナリストであるサンジェブ・モハン(Sanjeev Mohan)氏は次のように述べています。「データドリブンな組織がハイブリッドの分散型データアーキテクチャを採用するなか、メタデータの自動的な管理は、データの一元化されたセルフサービスビューを提供するうえで非常に重要です。統一されたメタデータ戦略は、データの利用者に信頼できる分析的インサイトをもたらします。また、セキュリティの確保やガバナンス強化、データ全体にわたる一貫したビューを提供します。Clouderaのデータ管理、ガバナンス、AI機能を、50以上のデータソースコネクタに対応する Octopaiのエンタープライズレベルの多層データリネージや自動化されたメタデータ管理機能で強化することで、包括的なメタデータの獲得やデータインテリジェンスソリューションを実現できます。」
Octopaiは2016年に設立され、自動データマッピングとナレッジグラフを活用してメタデータを強化・活性化して、データランドスケープのインサイトを提供し、メタデータ管理の状況を一変させました。直感的な操作とAIコパイロットを組み合わせることにより、アナリティクスやAIの出す結果の質を向上させる高品質なデータへのアクセスを飛躍的に容易にしました。Octopaiを利用する大手企業は、変更や影響分析にかかる時間の削減や、データ運用におけるエラーやコストの低減、そして変化する規制への準拠を実現しています。
Octopaiの自動化ソリューションは、複雑なデータ環境におけるデータリネージ、データディスカバラビリティ(発見可能性)、データカタログ、マッピング、影響分析に対応しており、Clouderaの最新のデータアーキテクチャ戦略を補完します。Octopaiのビルトインメタデータ管理と多次元データリネージによって、Clouderaのユーザーは膨大な数のデータソリューションにわたる可視性が得られ、AI、予測分析などの意思決定ツールにおける信頼できるデータの活用が可能になります。その他、ユーザーが期待できる改善点は以下の通りです。
- データディスカバラビリティ:クラウド、オンプレミス、ハイブリッドの環境にわたる複雑で分散したデータセットから、関連するデータを素早く見つけ出し、データのソースとその信頼性を把握することができます。データソース、履歴、変換を明確に可視化することで、正確で信頼性の高いデータに基づいた意思決定を実現します。
- データ品質:データのソースから現在の状態に至るまでのデータの流れを追跡します。Octopaiを使用することで、信頼性の低いデータ、誤った意思決定、基準を満たさないデータ製品などのデータ品質に関する問題を解決し、信頼できる高品質なデータを企業全体で活用することができます。
- データガバナンス:Octopaiはシステム全体にわたるデータを自動的なマッピングおよびカタログ化し、データフロー、変換、プロセスに関する詳細なインサイトの提供を通じて、GDPR、CCPA、HIPAAといった規制への準拠をサポートします。
- 移行支援:パートナー主導のリネージとデータチームのための生成AI エージェントであるOctomize AIを採用することにより、リスクやエラーが低減します。移行したデータが新しい環境でも正確性、一貫性、有用性を維持できるようになります。
Clouderaで最高経営責任者(CEO)を務めるチャールズ・サンズベリー(Charles Sansbury)は次のように述べています。「企業がビジネスに不可欠な意思決定にデータを使用する際、不完全あるいは不正確なデータを用いることは許されません。また、信頼できるデータの識別で進捗が遅れるようなこともあってはなりません。Clouderaのお客様は、複数のリポジトリにまたがるデータを自動で検出したり、Clouderaプラットフォーム内外のデータ資産の詳細なリネージを明らかにしたり、利用可能なデータ資産を特定したりするために、堅牢なデータカタログの活用を必要としています。Octopaiの買収により、Clouderaのデータ、アナリティクス、AIプラットフォームが強化され、お客様はデータ管理プロバイダーを問わず、データの可視性を高めることができるようになります。」
Octopaiで最高経営責任者(CEO)を務めるヤエル・ベン・アリー(Yael Ben Arie)氏は次のように述べています。「ClouderaとOctopaiは、一元化されたデータおよびメタデータの管理に関して、互いに補い合う完璧な関係を築いています。Octopaiのメタデータ機能とClouderaの包括的なデータ、アナリティクス、AIプラットフォームを組み合わせることで、マルチクラウドとオンプレミスの環境にまたがるデータの把握や管理という重要な課題に対応できるようになります。今回の買収により、Octopaiのデータリネージおよびデータカタログプラットフォームがメタデータ管理の標準として確立され、お客様がAI時代に備えるサポートをするというClouderaのミッションがさらに進展します。これまでにない規模でエンタープライズグレードのデータリネージおよびメタデータ管理を企業に提供できることを、非常に喜ばしく思っています。」
この買収は一般的な取引完了条件に従って行われ、2024年11月末までに完了する見込みです。ClouderaのOctopaiの買収について、詳細はこちらで確認できます。また、企業がClouderaを活用して、最大量のデータからより多くの価値を引き出す方法の詳細はこちらで確認できます。
Cloudera について
Cloudera は、データ、アナリティクス、 AI の活用から価値を引き出す真のハイブリッドプラットフォームを提供しています。他のクラウド専用ベンダーよりも 100 倍以上のデータを管理し、グローバル企業がパブリッククラウドやプライベートクラウドで保持するあらゆるデータを、価値のある信頼できるインサイトに変換できるよう支援しています。 Cloudera のオープンデータレイクハウスは、ポータブルなクラウドネイティブのアナリティクスによるスケーラブルで安全性の高いデータ管理を提供し、ユーザーが生成 AI モデルをデータに取り込むことを可能にすると同時に、確実なプライバシー保護と信頼性の高い AI 展開を可能にします。金融サービス、保険、メディア、製造業などの世界大手企業や政府機関は、現在だけでなく将来にわたって、実現が難しい課題をデータを活用して解決するために Cloudera を利用しています。詳細については、ホームページ、LinkedIn および X をご覧ください。
Cloudera および関連するマークは、 Cloudera, Inc. の商標または登録商標です。その他すべての会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標です。
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