AppsFlyer、モバイル広告のメディアソースランキング「パフォーマンスインデックス」第10版(2019年下半期)を発表

PR TIMES / 2020年4月1日 12時25分

~モバイル広告はGoogleとFacebookが市場を専有する2強時代に~

 モバイルアトリビューションとマーケティングアナリティクスのプラットフォームを提供するAppsFlyer Japan株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:オーレン・カニエル、カントリーマネジャー:大坪直哉、以下AppsFlyer)は本日、2019年下半期(7~12月)における世界のモバイル広告のメディアソースランキング「パフォーマンスインデックス(以下インデックス)」第10版を発表しました。本インデックスは、当社が年2回発行しているモバイル広告業界に関する最新の調査レポートです。



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 本インデックスでは、490のメディアネットワークを活用し、210億件のアプリインストール、1万6000個以上のアプリ、および520億回のアプリ起動データを収集・分析することで調査しています。2019年下半期の活動を調査した第10版では、地域別、プラットフォーム別、アプリストアに基づくカテゴリ別に、計252のランキングを集計しています。
※パフォーマンスインデックス第10版では2019年下半期のデータを利用しているため、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的流行による影響は受けていないものとなります。


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 2010年代にモバイルで成功を収めたFacebookに対して、モバイルゲームで遅れをとっていたGoogleが、昨年に発表した第9版(2019年上半期)のパフォーマンスインデックスにおいて、ユニバーサルボリュームランキング(※1)で初めて1位を獲得し、近年のモバイル広告市場は、GoogleとFacebookの2社が専有する形となっています。また、この度の第10版(2019年下半期)では、量と品質の評価において最も重要なランキングであるパワーランキング(※2)でもGoogleが初めて1位を獲得しました。動画やクリエイティブ、機械学習への注力によりApp Campaigns製品を強化したことが奏功したと考えられます。
 Googleは、ゲームおよび非ゲームのカテゴリ全体において、23あるグローバルランキングのうち16ものランキングで1位を獲得しています。検索エンジンの大手であるGoogleは、所有するAndroidにより優位性を生み出し、巨大な規模と最高の品質を生み出しています。一方で、FacebookはiOSで強い支配力を持っており、地域ベースで見ると、FacebookはGoogleよりも多くのランキングで1位になっています。しかしながら、特にAndroidが圧倒的なマジョリティである発展途上国でのボリュームが非常に大きく、ユニバーサルインデックスではGoogleが1位を獲得する結果となりました。実際、2019年下半期のアフリカにおけるGoogleのアプリインストールのシェアは上半期に比べて30%増となっており、ラテンアメリカ(+15%)とインド(+10%)でも増加しています。
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 リターゲティングインデックス(※3)では、2位のGoogleに大きな差をつけたFacebookが1位を獲得しましたが、成長速度ではGoogleがFacebookを上回りました。
 2019年下半期は、上半期に比べリターゲティングキャンペーンを実施するアプリの数が20%増加し、30%以上のコンバージョン(非オーガニックインストールとリターゲティングによる)をリターゲティングにより得ているアプリも18%増加するなど、低いリテンション率と高いアンインストール率に悩むアプリが、リターゲティングに注力しています。他の追随を許さないターゲティング機能とダイナミック広告製品を持つFacebookにとって、リターゲティングは独壇場となっていますが、Facebookの昨年比5%成長に対して、Googleは44%成長を示すなど、成長率のスピードで追随しています。
 第10版から初めて、リターゲティングインデックスに地域の内訳が含まれ、リターゲティングの規模が拡大していることが証明されました。Facebookは、対象とした全ての地域でリターゲティング1位のメディアソースとなり、11あるサブ地域のうち東ヨーロッパをはじめとする6地域ではシェアを2桁成長させています。またGoogleも同様に11のサブ地域のうち北米、インド、中東を中心に7地域でで2桁成長しています。
 また、リターゲティングの利用が最も進んだのがアジア太平洋地域(APAC)で、第9版と比較してコンバージョンが12%増加し、第10版では世界のコンバージョンのほぼ半分となる最大シェアをAPACが保持しています。さらに、リターゲティングインストールと非オーガニックインストールを合わせた総コンバージョン数のうち、リターゲティングが占める割合も10%近く増加しています。
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 AppAnnie社によると、2019年のアプリパブリッシャーの収益ランキング52社のうち40社以上はゲームアプリのパブリッシャーであるなど、モバイルゲームはアプリ経済の原動力であり続けており、その競争はさらに激しくなっています(※4)。
 そのなかで、GoogleとFacebookの二大勢力に対して、近年ゲーム業界で頭角を現しているネットワークが、Unity Ads、IronSource、AppLovinの3社です。2019年下半期は、ゲームアプリにおける3社のシェアが上半期から10%増の35%となり、成長率でも他社に大きく差をつけています。
 特に、ゲーム開発から有料配信(UA)、広告収益化まで、ゲームアプリの「エンドツーエンド」に近いソリューションを提供しているUnityは、ゲームインストールで76%の飛躍的な伸びを見せています。ユニバーサルゲームボリュームランキングで4位を獲得し、東南アジアのアーケードゲーム、東ヨーロッパのアクションゲーム、日本と韓国での戦略ゲームなど、様々な地域とジャンルにおけるパワーランキングで1位に輝きました。
 購入サイドと販売サイドの両方の製品を構築するironSourceは、製品への大きな投資により上昇を続け、ユニバーサルゲームボリュームランキングで3位、ユニバーサルパワーランキングで5位を獲得。市場の拡大と同じペースでシェアを伸ばしています。
 AppLovinは、ここ数年でLion Studiosの立ち上げ、トップチャート入りしたヒットの記録、MAXメディエーションの買収、パブリッシャーポートフォリオの充実を行うなど、活発に事業を行い、高い品質スコアでグローバルゲームパワーランキング3位を維持しています。
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 2019年は、TikTokがメディア事業に全面的に参入し、TikTok Adsを導入。2019年上半期・下半期ともに成長インデックスで1位を獲得し、2019年最も急速に成長しているモバイル広告のメディアソースとなりました。そしてこの下半期には非ゲームのユニバーサルボリュームランキングでも4位を獲得。TikTok Adsは、広告主に様々なセグメントや市場の新しいオーディエンスへのリーチを提供し、事業を展開する全ての市場、特に本国である中国をはじめ、インド、北米、西ヨーロッパ(特にイタリア、スペイン、英国)といった先進地域で規模を拡大しています。
 さらに、第10版の成長インデックスでTikTok Adsとともにトップパフォーマーとなったのが、Mintegralです。ゲームを主力とするMintegralは、量よりも最高の品質を提供し、ユニバーサルパワーランキングで6位を獲得しています。戦略的パートナーシップや、新サービスの導入、社内のクリエイティブスタジオ、IAB認定により、Mintegralは勢いを増し、インストールを183%成長させています。
 また、トップクラスのグローバルネットワークは、その企業規模にもかかわらず大きな成長を続けており、成長インデックスでも注目を集めています。この大きな成長は、アフリカ、日本、韓国、北米など7地域のランキングで最も急成長したUnity Adsや、アフリカ、インド、ラテンアメリカ、中東の4つの発展途上地域で上位3社に入っているironSourceらが牽引しています。
 成長インデックスは、モバイル広告市場のグローバル性も示しており、地域でしか事業を行っていないローカルのメディアソースのランクインは、全体の15%にとどまりました。
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 アプリエコシステムでの競争が激化したことで、アプリストアからのオーガニックインストールは難易度がますます高まっていますが、この問題を解決する方法として、Apple Search Ads(ASA)があります。ASAは非ゲームにおいて有効な手段として、パワーランキング、ボリュームランキングともに3位にランクインしています。地域での成長を見てみると、ASAは北米と西ヨーロッパの強力なiOS市場から生まれるトラフィック以外では、アジア太平洋地域でのシェアを著しく伸ばしており、次いで中東、ラテンアメリカで成長しています。
 非ゲームアプリで好調なソーシャルネットワークとして、Snapも挙げられます。非ゲームにおいて、フード&ドリンク(パワーランキング3位)、ショッピング(パワーランキング4位)での好調を背景に、ユニバーサルパワーランキングで6位、ボリュームランキングで5位を獲得しています。Snapも、ASAと同様にトラフィックの大部分は北米と西ヨーロッパを中心とするiOS市場で発生しており、中東でも利用拡大が進みシェアが15%増加しています。
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 2019年、マーケターの間でアプリの不正インストールに対する認識が大幅に高まり、その結果、疑わしいメディアパートナーに対してマーケターが抵抗を示すようになりました。当社で上位200社のメディアソースを分析したところ、全体の23%にものぼるメディアソースで不正率が20%以上減少し、不正率が5%未満だったメディアソースが21%も増加する結果となりました。
 一方で、広告予算の浪費につながる可能性の高い不正なメディアソースの撲滅には至っておらず、8%のメディアソースでは不正率が50%以上増加し、4%のメディアソースで不正率が上半期の2倍に達しました。
 不正の防止に真摯に取り組んでいる企業がある一方で、相手が倒れるまで広告費を絞り取ろうとする企業もあります。2019年、広告主は数十億ドルにも及ぶ被害を受けており、増加するアプリインストール広告費を狙って防止策を回避する高度な攻撃方法の開発を続けている不正集団に対して、広告主はより厳しい警戒を続ける必要があります。


※1:アトリビューションが行われた不正のないインストール数の合計と、プラットフォーム上で実行しているアプリ数に基づいたメディアソースのランキング
※2:不正のないインストール数、各メディアソースで起動されているアプリ数、加重リテンションスコアを組み合わせたランキング。対象地域のネットワークの総合的な不正率に基づいた不正ペナルティを計算式に含む。
※3:アトリビューションが行われたリターゲティングコンバージョン数と、そのコンバージョンから生成された収益を組み入れたランキング。
※4:AppAnnie社「トップパブリッシャーアワード2020」


AppsFlyer Japan カントリーマネジャー 大坪 直哉のコメント
2015年5月に最初のパフォーマンスインデックスがリリースされてから早5年という歳月が経ちました。ドッグイヤーと言われる私たちの業界ですが、その間に本当に数々の変化を目の当たりにしてきました。広告不正の急増、リターゲティング広告の発展と参画する事業者の増加、そして日本と韓国におけるAppsFlyerのシェア拡大など、それらの変化を受けて、パフォーマンスインデックスも測定する視点やカテゴリーを増やし、対象地域としてアジア太平洋地域から日本と韓国も独立し、より広告主の皆様に役立つインサイトが提供できるよう努めてまいりました。本レポートは新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的流行が始まる前の期間のデータをもとに算出されたものである旨だけご留意いただき、少しでも皆様の日々の意思決定およびビジネスの成長にご活用いただけましたら幸いです。

AppsFlyer Japan株式会社
AppsFlyerはモバイルアトリビューションおよびマーケティング分析のグローバルリーダーです。データ主導型のマーケターは、AppsFlyerの独立した測定モバイルソリューションと革新的なツールを信頼して、モバイル事業の成長と保護に取り組んでいます。AppsFlyerのプラットフォームは、毎日数十億規模のモバイルデータを処理しており、マーケターや開発者がマーケティング投資の利益を最大化できるよう努めています。AppsFlyerの「ピープルベースドアトリビューション」、NativeTrack™アトリビューション、マーケティング分析データ、OneLinkのディープリンク機能、エンタープライズ向け不正防止ソリューション「Protect360 」は、世界で最も成功を収めているモバイルアプリの成長をサポートしています。Facebook、Google、Twitter、Pinterest、Snap Inc.、Tencentおよび5,400社を超えるパートナー企業と連携し、HBO、Waze、Alibaba、Skyscanner、Activisionおよび世界中の12,000社を超える大手ブランド企業を顧客に持つ AppsFlyerは、15拠点のグローバルオフィスを展開し、世界中のマーケターをサポートしています。詳しくは、 https://www.appsflyer.com/jp をご覧ください。




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