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文京区立森鴎外記念館コレクション展「鴎外の『意地』のはなし―歴史小説『阿部一族』を中心に」開催のお知らせ

PR TIMES / 2024年6月6日 15時15分

2024年7月5日(金)~10月6日(日)開催

鴎外歴史小説の魅力の発見や読書のきっかけにつながる展覧会です



 文京区立森鴎外記念館では2024年7月5日(金)から10月6日(日)まで、コレクション展「鴎外の『意地』のはなし―歴史小説『阿部一族』を中心に」を開催いたします。

 『山椒大夫』や『高瀬舟』など数々の歴史小説を執筆した森鴎外(1862~1922)。鴎外が歴史小説の執筆を始めたのは、1912(大正元)年9月13日、明治天皇大葬の日に陸軍大将・乃木希典が殉死したことがきっかけです。わずか5日後、初めての歴史小説『興津弥五右衛門の遺書』を書き終え、続けて『阿部一族』『佐橋甚五郎』を執筆しました。1913(大正2)年、この三作品を収録した初めての歴史小説集『意地』(籾山書店)を刊行します。
 『興津弥五右衛門の遺書』『阿部一族』では細川氏(熊本藩主)や家臣、『佐橋甚五郎』には徳川家康と家臣が登場し、それぞれが抱える意地が描かれています。鴎外は歴史に埋もれた逸話を小説に蘇らせることで、自らが生きる時代や社会と向き合いました。
 鴎外が執筆した江戸時代の物語を、現代の私たちが読むことで何が見えてくるでしょうか。本展では、歴史小説集『意地』に収録された三作品の初期歴史小説を、館蔵資料や作品を読んだ文学者たちの言葉などをとおして紹介します。鴎外歴史小説の魅力の発見や読書のきっかけにつながる展覧会です。

■開催概要
展覧会名:コレクション展「鴎外の『意地』のはなし―歴史小説『阿部一族』を中心に」
会  期:2024年7月5日(金)~10月6日(日) 計88日間
休 館 日:7月22日(月)・23日(火)、8月26日(月)・27日(火)、9月24日(火)・25日(水)
開館時間:10時~18時(最終入館は閉館30分前まで) 
     ※ 7月9日(火)は9時より開館、8月3日(土)は20時閉館
会  場:文京区立森鴎外記念館 展示室2
観 覧 料:一般300円(20名以上の団体:240円)
     ※ 中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料
     ※ 8月3日(土)は区民無料観覧日(文京区在住・在勤・在学者対象、要身分証明書)
主  催:文京区立森鴎外記念館

■主な展示資料
[画像1: https://prtimes.jp/i/75036/22/resize/d75036-22-2db2850075e2d19828c5-0.jpg ]

鴎外の二作目の歴史小説『阿部一族』初出誌(「中央公論」28年1号 大正2年1月)
藩主に許されなかった殉死に始まる阿部一族の悲劇を描く。

[画像2: https://prtimes.jp/i/75036/22/resize/d75036-22-7cd5cb479e08d134b05c-1.jpg ]

鴎外初めての歴史小説集『意地』(籾山書店 大正2年)
『阿部一族』『興津弥五右衛門の遺書』『佐橋甚五郎』を収録。

[画像3: https://prtimes.jp/i/75036/22/resize/d75036-22-116d8b169c4939acb74c-2.jpg ]

鴎外の元上司・石黒忠悳からの感想(石黒忠悳筆鴎外宛葉書 大正2年6月22日)
石黒は軍医で鴎外の元上司。『意地』を読み進め、夕刻から『佐橋甚五郎』を読むことを楽しみにしていると伝える。

[画像4: https://prtimes.jp/i/75036/22/resize/d75036-22-2a9c959e3bec0b36985c-4.jpg ]

舞台化された『阿部一族』(「演芸画報」7年6号 大正2年6月より)
『阿部一族』は大正2年5月に明治座で初めて上演された。鴎外と親交のあった俳優・伊井蓉峰(右から2人目)主演。

■関連事業
○講演会「鴎外にとって歴史史料とは」
講師:藤田 覚 氏(東京大学名誉教授)
日時:2024年9月16日(月・祝)14時~15時30分
料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)

○朗読会「『阿部一族』を読む」
朗読:内木 明子 氏(朗読家、早稲田大学・相模女子大学非常勤講師)
日時:2024年8月31日(土)14時~15時30分
料金:1,500円

※講演会、朗読会はいずれも定員50名、事前申込制。申込方法等詳細は、当館HPなどでお知らせします。

○ギャラリートーク
コレクション展ギャラリートーク
日時:7月31日(水)、9月18日(水)14時~(30分程度)

子ども向けギャラリートーク
ワークシートを手に、当館学芸員と共に鴎外の生涯(常設展示)をめぐります。
日時:8月25日(日)13時~(30分程度)
対象:小学校4年生から

※ギャラリートークはいずれも申込不要、高校生以上は展示観覧券が必要です。

○鴎外忌記念展示
7月9日(火)の鴎外命日(鴎外忌)にちなみ、常設コーナーにて鴎外「遺言書」の原資料を展示します。
また、鴎外忌当日は9時から開館し、展示を観覧された方にオリジナルしおりをプレゼントします。
「遺言書」展示期間:7月5日(金)~31日(水)の開館日

森鴎外とは
1862(文久2)~1922(大正11)年。陸軍軍医、小説家、翻訳家、医学博士。本名・森林太郎。
現在の島根県鹿足郡津和野町に、津和野藩主・亀井家の典医を代々務めた森家の長男として生まれる。1877(明治5)年に10歳で上京。東京大学医学部を卒業後、陸軍軍医となる。1884(明治17)年、ドイツ留学。帰国後の1889(明治22)年に共訳詩集『於母影』を、翌年に小説『舞姫』を発表し文壇で名声を高めた。1907(明治40)年、陸軍軍医総監、陸軍省医務局長に就任。公務の傍ら、『青年』『雁』『山椒大夫』『高瀬舟』『渋江抽斎』などを執筆した。

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